こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「あのプラットフォーム、手数料が大きく変わるらしい」
「またYoutubeのアルゴリズムが変わったっぽい」
「なんか規約が変わって、いきなりBANされた」
プラットフォームを利用してビジネスをしていると、毎年のようにこういう話が飛び交いますよね。
状況の変化がクリエイターさんに与える影響はさまざまで、
なかにはいきなり売上や利益が大きく変わることで生活に深刻な影響を受けてしまう人もいるはず。
それなのに、自分たちはただ受け入れるか、事後的にプラットフォームを乗り換えることしかできない。
「実質的に選択権を奪われてる」
そんなプラットフォーム依存の状態から抜け出すために、
お客様の導線をいくつか作っておくことの大事さをクリエイターさん向けに整理してみました!
プラットフォームの目的は収益の拡大
そもそもプラットフォームは誰かがボランティアで作ってくれてるわけではなく、
取引があったときの手数料だったり、広告収入を得ることを目的に運営されています。
もちろんプラットフォームが存在するだけでは利益を生まないので、
コンテンツを作ったり、サービスを提供してくれるクリエイターさんは大事な存在。
でも、いつも気に留めておいてほしいのは、
「プラットフォームのつくり手の目的は収益を得ること」という点。
より大きな収益を得るために必要と判断したことであれば、
一部のクリエイターさんにとって不利な変更であっても、容赦なく実行されてしまいます。
自分が「こうだったらいいのに」と思うことが実装されなかったり、
「なんで今そんなことするの?」と思うことがあっても、それは経営判断で決まること。
プラットフォームを利用する際のリスクとして受け入れなければいけません。
実際に起きたこと・起きうること
そうは言っても、数年間大きな問題なくプラットフォームを利用できていれば、
今後も同じように活用できるとつい考えてしまうのは自然なことですよね。
でも、意外と大きな変化って身近に起きてたりします👇
運営元の変更
TwitterがXになったように、プラットフォームの運営元が変わる可能性は今後もゼロじゃありません。
運営が変われば、どの機能や文化を重視するかが変わり、プラットフォーム内の常識そのものが変わります。
それによって新しいビジネスチャンスが生まれる可能性はありますが、
いままで稼げたから今後も稼げるとは限りません。
アルゴリズムの変更
YouTubeやSNSでは、アルゴリズムの変更によって再生数やインプレッションが激減したという話が、
クリエイターさんのアカウントから定期的に上がります。
昨日まで通用していた方法が、今日いきなり通用しなくなることも珍しくありません。
サービスの終了
クリエイターさんとして長く活動していると、
使っていたプラットフォームやサービスが突然終了したなんて経験もあると思います。
「大手だからこの先も安心」は、残念ながら根拠にはなりません。
うえに挙げた以外にも手数料率の改定や、決済手段の締め出しなんてこともありましたよね。
そして、じつはわたしも実体験があります。
開業時からガッツリ利用していたプラットフォームが、
いきなり「年内でサービス終了します」という告知を発表したときには大きな衝撃を受けました。
幸いにも自分のHPで集客ができるようになり始めていたので致命的ではありませんでしたが、
そのプラットフォームを通して獲得していた新規案件が結構多かったんです。
サ終が1年早かったら売上の半分以上がなくなってたかもしれません。
もし特定のプラットフォームにほぼ100%依存してて、
「毎年これくらいは新規売上があるだろう」と見込んでいる柱が、
まるっと無くなってしまったらなんて考えたらすごく怖くありませんか…?
プラットフォームに依存すると、選択肢が消える
ここが今回の記事で一番伝えたいことになります。
収入の大部分を一つのプラットフォームに依存している状態は、
「そこから出ていける選択肢」がない状態と同じです。
選択肢がなければ、条件が変わっても従うしかない。
手数料が上がっても、アルゴリズムが変わっても、「嫌なら使うな」という状況に置かれてしまいます。
たとえばお仕事の選択肢が複数あるクリエイターさんなら、「この案件は受けない」と言える。
でも収入源が一つしかなかったら、条件が悪くても断れませんよね。
プラットフォーム依存も、構造としてはまったく同じです。
依存度が高いほど、プラットフォームに対して弱い立場に置かれていることを忘れないようにしましょう。
おすすめの対策は2~3つの導線分散
もしいま特定のプラットフォームへの依存度が高過ぎる場合は、
お客様の導線をほかにも作る仕込みをしていきましょう👇
① 複数のプラットフォームに分散する
一つのプラットフォームが変化しても、他で補える状態を作っておけると強いです。
たとえばYoutubeがメインであれば、TikTokでエッセンスを発信したり、
動画で伝えきれなかった裏話をnoteで発信したりすることでコンテンツを分散させておくことを考えましょう。
完全に均等にする必要はなく、「メインが止まっても即死しない」くらいの分散ができたら理想です。
② 情報発信の拠点を、自分が管理できる場所に持つ
プラットフォームがサービスを終了したり、アルゴリズムや規約を変えても、
独自ドメインのサイトやブログを運営できていれば、自分が管理者として情報発信を継続できますよね。
更新を続ければ検索から新しい人に見つけてもらえる可能性がありますし、
複数のプラットフォームで活動してるなら「ここにすべてまとまっている」という活動情報の集約にも。
③ プラットフォームに依存しない収益の柱を一本作る
ここが一番難しいかもしれませんが、
オンライン講座、電子書籍、制作の外注請負など、なんでも構いません。
プラットフォームの手数料や規約に左右されない収益が一本あるだけで心理的な安定にもつながります。
これらを「全部やれ」という話ではないですし、ここに挙げたものが唯一の正解ということでもありません。
でも、「何から始めればいいか分からない」という状態であれば、
この中から自分に合いそうなものを選んで挑戦してみると数年後の依存度は変わっていくと思います。
Q&A:プラットフォームに関する疑問
Q. 複数のプラットフォームに分散すると、管理が大変になりませんか?
A. 慣れてないことをやろうとすると、どうしても最初は手間が増えてしまいますよね。
今のメインプラットフォームと同じくらい力を入れる必要はなくて、
メインをしっかり伸ばしつつ、サブも少しずつ育てておくくらいが現実的だと思います。
Q. ブログや自社サイトはSEO管理とか大変じゃないですか?
A. それ一本でやっていこうとすると確かに大変です。
でも、すでにプラットフォームでファンを獲得できているなら、
「こういうサイトも作りました!」という形で呼び込んでいくだけで十分です。
まとめ:プラットフォームの依存度はできる限り下げていこう
- プラットフォーム運営者はボランティアじゃなくて収益の獲得を目的にしている
- 運営元の改定・アルゴリズム変更・サービス終了は、過去にも起きているし今後も起きうる
- 一つのプラットフォームへの依存は、選択肢を失う
- 導線の分散は「なんでもやる」より「まず一つ」をじっくりと
クリエイターさんの活動に、プラットフォームの利用は欠かせません。
ただ、つねにリスクがあることを認識して、少しずつ対策を取っていきましょう。
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