こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
今回はちょっと番外編。
2025年2月に受けた「FP技能検定1級(実技試験)」について、無事に合格できたので、
実際に受けてみた感想と、反省点・おすすめの勉強法をまとめてみました!
この記事は、これからFP資格を考えているフリーランスやクリエイターの方にも、
「プロがどんなふうに勉強してるか」参考になる内容を目指しています!
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得点と振り返り
実際の合格点数は以下のとおり。
2月9日の試験は過去問と比べてもかなり易しめだったのですが、
自分の手応えに対して点数はあまり伸びなかったなという印象です…。
Part1について
Part1の問題は自分の中で出し切った感覚がありました。
問題がかなり易しくシンプルな内容だったこともあり、問題点・提案内容を列挙しやすかった記憶があります。
面接でもこちらが挙げた問題点・提案内容についての追加質問と、
職業倫理に関する質問で、持ち時間が全て終わりました。
面接官の方もとても話しやすい方で本当にありがたかったです。
Part2について
Part1で手応えあったことがPart2で悪い影響を与えてしまいました。
「どうせ合格するならめちゃ高い点数出したい!」
この空回りのせいで問題を必要以上に深読みしてしまい、
面接官が聞いていないことまで答えようとし墓穴を掘りました…情けないですね。
そこでテンパったこともあり、
登記方法の種類についても一番簡単な方法を忘れたり、
落ち着いて考えれば分かる特例要件を一部間違えたり、
どんどん負のスパイラルに入り込んでいった記憶があります…。
ただ、面接官の方が優しくフォローしてくださったので終盤は持ち直しました。
設例に関連する士業と、お客様に依頼を受けた場合の対応について回答し、Part2の持ち時間が終了。
全体としてはPart2の空回りが、
合否に響くほどの致命的なミスではなかったものの心残りになってしまいました…。
また、実技試験は面接で採点されるだけあって、自分の手応えはあまり当てにならないことを改めて感じました。
ザックリと勉強時間の集計
実技試験のための勉強時間ですが、おおよそ100時間程度だったかと思います。
学科試験合格後に実技試験の勉強時間をネット検索したとき、
30~40時間みたいな記事を目にした(気がする)ので油断してたのですが…。
一応1級実技試験の参考書(TAC市販の過去問集)を読んでみたら、
「いやいや、これそんな時間じゃ私ムリだわ」と絶望しました。
といいつつも12月中旬頃までは打ち合わせで移動する時に設例と回答を流し読みしていた程度で、
きちんと勉強し始めたのは12月末からです。
具体的な勉強内容は以下のとおり。
- TACの過去問集の解答を見て、覚えるべきことをひたすらエクセルに転記して暗記ノート作成
- ネットで合格体験記を読んで、各Partの解答用キーワードを暗記
- TACに記載されてない過去問を、1級FP過去問解説サイトから印刷して対策
1の暗記ノート
覚えるべき単語や要件を赤字にして、
印刷したものを赤シートで隠し、小声で口に出して答えるという暗記方法です。
前時代的な気もしますが、実技試験は材料をもとに自分で解答を構築する必要があるので、
私にとってはかなり有効な勉強方法でした。
2のキーワード
設例に合わせた解答を構築するために使える下書き用暗号らしきものがネットで検索すると出てきます。
有名なものだと「円滑な納税を~」とか「税額の軽減」などなど。
これを覚えておくだけで解答するための下書きが一気に作りやすくなるので、
ぜひネット検索して自分に合ったキーワードを探しましょう。
3の過去問補強
TACの過去問集は精選問題集なので少しトリッキーな問題や難しい問題はほとんど載ってません。
とはいえ実際の試験では運悪く難しい問題に遭遇することもありますので、
どういう問題が出てくる可能性があるのか知るためにも多くの設例に触れておくのがおすすめです。
私は精選問題集を6周くらい、
過去問3年分(それぞれの年に行われた問題全て)のうち問題集に載っていない設例を2周しましたが、
易しい問題が出題された本番は運が良かっただけで、やっといて損はなかったと思ってます。
FPと税理士業のシナジー
FP1級はそれぞれの分野について、専門家ほどの知識量が求められる試験ではないですが、
それでも広く知識を得られる点で税理士業とシナジーがあります。
今のお仕事に必須となる資格ではないですが、とてもいい勉強の機会になりました!
今後はファイナンシャルプランナーとしての視点も持ってよりお客様に価値あるサービスを提供できるように努めます!
\ お金の勉強、気になってるなら今がチャンス! /
「自分もFP受けてみようかな」
「税理士さんってどんな知識持ってるの?」
そんな方も、お金や制度の相談はお気軽にどうぞ!クリエイター目線で丁寧にサポートします。