こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
制作に没頭して気づけば深夜…なんてこと、クリエイターあるあるですよね。
そんなとき、「ごはん作る気力ゼロ…」とUberや出前館をポチッとする人も多いと思います。
さて、この「作業中に頼んだ出前代」って、個人事業主の経費にできるのでしょうか?
この記事ではクリエイター向けに、その疑問についてやさしく解説します!
基本的には「経費にできない」
まず結論からお伝えすると、原則として出前の食事代は経費になりません…。
ちょっと厳しく感じちゃいますよね…。
その理由は、たとえ作業中の食事だったとしても、
「食事をすること」と「業務の遂行」は直接関係がないとされるためです。
「仕事がなければこんな時間に出前頼まないし…」という気持ちはわかりますが、
それを認めてしまうと「朝ごはんも昼ごはんも全部経費でいいよね?」という話になってしまうんですよね。
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例外:会議費・交際費としてならOKなケースも
とはいえ、特定の条件を満たせば経費にできるケースもあります。
- 誰かとの打ち合わせや会議中に注文した出前 → 会議費
- Zoomなどでのオンライン飲み会・交流会 → 交際費
この場合は「食事が目的ではなく、業務や交流が主目的」であることがポイントです。
そのためには、
- 会議の議題が明確で、議事録などが残っている
- 誰と何のために行った会か、メモを残している
- 支払いの証拠(カード明細・領収書)がある
このあたりの準備ができていれば、出前代を経費として処理できる余地が出てきます!
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「もくもく会中の出前」はNG
ちょっと注意が必要なのが、いわゆる「もくもく会」。
オンライン・オフライン問わず、黙々と作業をする場での出前は、基本的に経費にできません。
なぜなら、業務と直接関係のない食事と判断されやすいからです。
ただし、もくもく会終了後の交流会であれば、交際費として経費にできる可能性はあります。
いずれにしても、「誰と」「何のために」「どこで」食べたかを記録しておくこと。
これが、プライベートな支出と区別するうえで大切です!
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よくある質問(Q&A)
Q. Uberの注文でもレシートってもらえる?
A. アプリ内から領収書(PDF)をダウンロードできます!
経費にする場合は必ず保存しておきましょう。
Q. 家族と一緒に食べた場合は?
A. プライベート要素が強くなるため、基本的には経費NG!
仕事目的なら個別の注文・記録が必要です。
まとめ │ UberEatsを経費にできるのは、交際・会議の場!
- 出前の食事代は原則「経費にできない」
- 会議や交流会なら「会議費・交際費」で計上できる可能性あり
- 「何の目的で誰と」など証拠を残すのが重要!
クリエイターの働き方は柔軟な分、経費の判断がグレーな場面も多いもの。
少しの意識で節税効果が変わることもあるので、疑問に思ったら早めに税理士と相談してみましょう!