AIとデジタルツールで効率化した作業を、アナログでもできるようにしておく理由

クリエイターのお仕事全般
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こんにちは!

公認会計士・クリエイター業専門税理士の三橋裕樹です!

 

わたしが独立する以前と比べると、AIやデジタルツールのおかげで、

ひとり仕事でできることの幅が大きく広がりました。

 

専門知識が多少不足していても、人手が足りなくても、ツールがカバーしてくれる。

これは間違いなく良いことで、わたし自身も積極的に活用しています。

 

ただ、こんな便利な時代だからこそ、

普段の業務をできる限り効率化していたり、ツールを使って成果物を作り上げているなら、

それと同じことをアナログ・マニュアルでもできるように維持しないとダメだよねとも考えてます。

 

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ツールが有能だからこそ、それを管理するスキルが必要

AIに関するリスクの話で典型的なのは、

「自信満々に間違った情報を出すことがあるよ」ってやつですよね。

 

わたしの場合、お客様向けの説明資料作成を依頼することが多いですが、

間違った条文を引用されたり、分析結果が矛盾する内容になっていたりするので、

むしろ最近は「そういうもんだ」と思えるようになってきました。

 

ただ、これってAIに限った話じゃなくて、

デジタルツールを使っていても同じようなことが起きる可能性があります。

 

具体的にいうと、わたしは申告書を作成するためにfreee申告を利用していますが、

「あれ、なんでここ連携されてないんだろ」ってところが出てきたり、

「その集計方法だと漏れがあるよね」ってことが意外と珍しくありません。

(なんならそれが原因で修正申告をしたケースも実はあります…ごめんなさい…)

 

多くのフリーランスさんにとって欠かせない会計システムも同じ話で、

画面指示に従って処理をしてるのに、決算書を見るとおかしな数字になること、たまにありますよね。

 

普段の世界で言えば、車を自動運転モードにしてると「ぅおおいっ!」ってなることが稀にありますし、

最新のカーナビでも指示通りに進もうとすると、「そっち一方通行やんけ」ってなることも。

 

つまり、AIだろうがデジタルツールだろうが、

便利になればなるほどそれを正しく使えるというスキルっていうのは今後も必要になりますし、

その過程や判断、成果物をさらにAIにチェックさせるというのは、(現時点では)かなりリスキーです。

 

ツールが使えなくなったときでも、仕事は止まらない?

もう一つ考えておきたいのが、ツールが突然使えなくなったときの対応。

当たり前のことですが、便利なサービスを利用するためには、

そのサービス・プロダクトを運営する会社が存続し続けることが必要です。

 

そして高度に効率化を進めた場合、ひとつのサービス・プロダクトが止まったり消失するだけで、

全体の作業に波及する可能性がありますよね。

 

すこし前はAWSとかサイボウズとかに障害が起きるとSNS内で悲鳴が出てましたが、

最近はChatGPTとかClaudeが止まるだけで阿鼻叫喚…。

 

ただ、そうなったときでも、

「これが原因だから、こっちの方法で迂回すれば何とかなるわ」と別の選択肢があれば問題ないですし、

さらにいえばアナログ・マニュアルで緊急対応できれば、その場をしのぐくらいはできるはず。

 

わたしの場合は、もし申告freeeが突然使えなくなったら、

e-Taxを使って、マニュアルで1枚1枚申告書を作成すればどうにかなりますし、

e-Taxも使えないのであれば、時間はかかりますが紙面の申告書を作ればOK。

 

帳簿をつくるための会計ソフトに関しても、

資料さえ手元に集められれば、エクセルで簡便的に決算書を作ることも全然できます。

 

お客様とのコミュニケーションに関しても、

緊急の連絡があるのにチャットツールが止まってるなら、電話をかけてしまえばいい。

 

この考え方は、これほどまでに便利な時代だからこそ意識的に持つようにしてます。

前時代的だけどツールなしでも対応できる知識があるからこそ、ツールのエラーにも気づけるし、

いざというときに止まらない。

 

便利なツールが当たり前に使えるからこそ、

何かが起きる前に、当たり前じゃなくなったときの選択肢をいくつか用意しておけると心強いです。

 

ひとりで働くからこそ、キャパの見誤りが致命的になる

そしてもう一つ、ひとりで働くフリーランスに特有の問題があります。

 

AIやデジタルツールを駆使して効率化すれば、いままで以上の仕事量をこなせるようになりますが、

「ツールがある前提でキャパいっぱいまで仕事を入れる」という状態になると、

AIのパフォーマンスが安定しなかったり、ツールが機能しない日があるときにマンパワーが足りなくなります。

 

これはAIが発達する以前から、従業員を雇用して大量の業務をこなしてもらう企業にはよくある問題ですが、

会社員であれば、誰かが音信不通になったときでも誰かがカバーしてくれる場面があります。

でも、ひとりで働いていると、いざというときに自分以外に頼れる人がいません。

 

ツールを使って効率化することと、ツールありきで限界まで仕事を入れることは、別の話。

効率化で生まれた余裕は、バッファとして残しておく。

 

売上が欲しくても、「ツールが使えなくなっても回せる量」を上限の基準にしておいて、

普段は浮いた時間を本業以外に使うというのが、フリーランスとして長く続けるための安全弁になると思っています。

 

まとめ:ツール依存は諸刃の剣。非常時も想定して備えよう。

  • ツールが有能だからこそ、うまく管理できるスキルが必要
  • AIに限らず、デジタルツール全般に同じリスクがある
  • ツールが使えなくなったときの対応策を、あらかじめ用意しておく
  • アナログ・マニュアルでも対応できる知識があるからこそ、ツールのエラーにも気づける
  • 効率化で生まれた余裕はバッファとして残す。売上より安全弁を優先する

ツールを積極的に使いつつ。ツールに依存の働き方になりすぎない。

少なくともいまは、そのバランス感覚が長く安定して働き続けるための土台になると思っています。

 

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