経営は専門家やAIのアドバイスより、自分の直感・肌感を信じたほうがいい

クリエイターのお仕事全般
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こんにちは!

公認会計士・クリエイター業専門税理士の三橋裕樹です!

 

今回は、わたしの職業を踏まえるとすこし矛盾するように見えるかもしれないお話。

 

フリーランスさんが経営判断に迷ったとき、

税理士やコンサルタント、いまではAIに答えを求めることがあるかもしれません。

わたしもAIと経営のお話をすることはよくあります。

 

でも、わたし自身のいままでを振り返ったり、お客様とお話をしているなかで感じるのは、

最後に信じるべきはやっぱり自分の直感や肌感だよねってことです。

 

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大きな組織とフリーランスでは必要なものがまったく違う

大きな組織は経営判断のサポート役として、

他業種の社外役員、士業、コンサルといった人たちに協力してもらってることが多いです。

 

社内に多くの職員がいると、情報の共有や意思決定のプロセスがどんどん複雑になる。

市場調査・戦略立案・実行・改善をそれぞれ別の人が担当することも多く、

人それぞれ頭に思い描いてることも、情報を見て何を考えるかも、何を重視すべきと考えてるかも違う。

だからこそ、同じ思考で動くためのMBA的なフレームワークや外部の視点が機能しやすい。

 

でも、フリーランスさんの場合はそんな複雑なプロセスって基本的にないですよね。

市場調査も、戦略立案も、実行も、改善も、全部自分でやってる人がほとんどだと思います。

 

となれば、自分の中にすべての情報がストックされてるので、

組織として同じ目線を向かせるためのツールであるフレームワークがそもそも必要ありませんし、

「いまの時代は〇〇」と誰かに言われても、「んなことわかってる」って感じることがほとんどじゃないでしょうか。

 

専門家が得意なこと、苦手なこと

だからといって「フリーランスには専門家が役に立たない」という話ではなくて、

それぞれの専門家には得意なことがあります。

 

得意なこと

税務・法務・数字からの状況読み取り・法的な手続に関しては、

知識と経験が必要な領域なので専門家に任せた方がうまくいくことが多いです。

 

また、ぼんやり思い描いていることを言語化するお手伝いも専門家が得意な場面のひとつ。

お話を聞きながら考えを整理させていただくことで、より輪郭をはっきりさせられることがあります。

 

他業種のやり方を転用する視点も専門家が提供できる価値のひとつ。

たとえばクリエイター業といっても、細かい業種は人それぞれ。

自分が属している業界以外で、

「いま生き残っている人はどういう戦略を取っているのか」という話を共有させていただくことも。

 

そして、やっぱり人間なので自分の判断に自信が持てないときもありますよね。

そういうとき、「専門家が根拠を持って大丈夫って言ってくれてる」という後押しは、やっぱり心強い。

 

わたし自身、雑談のなかでお客様に自分の事務所運営について話をするときがあるんですが、

尊敬する人に「あなたなら大丈夫ですよ」と言ってもらえるだけでなんか大丈夫な気がしてきます。

 

苦手なこと

一方で、専門家が苦手なことも正直にあります。

とくにわたし自身が一番分からないのは、その業界に身を置いてる当事者の肌感。

 

「この作風はもう古い」

「最近このジャンルの依頼が減ってきた気がする」

「このプラットフォームの雰囲気が変わってきた」

「クライアントの予算感が明らかに変わった」

こういった変化は、実際に現場にいる人間にしかわかりません。

 

たとえば、SNSをやっていない人からすれば、

「Xはもう無法地帯。オワコン」って情報が過去何度も目に入ってきたかと思いますが、

今日も無法地帯ながらみなさん元気に情報発信してますし、わたしは愛犬の画像をポストしてます。

 

どのビジネス、プラットフォームも一部の側面を切り取れば、

オワコンだったり、絶賛加熱中だったりするわけで、本当のところは当事者しか分からない。

どれだけ優秀な税理士やコンサルタントでも、あなたの業界の空気を毎日吸っているわけではない。

一般論は提供できても、自分の今の状況において何が正解かは専門家には決して断言できません。

 

「それっぽい」アドバイスに乗りすぎない

それでも、経営や事業の方向性で迷っているときって、

専門家、コンサル、AIのアドバイスがぜんぶ魅力的に聞こえますよね。

  • 「今はこの戦略が効果的です」
  • 「このジャンルは伸びています」
  • 「この方向に転換すべきです」
  • 「今はまだやってる人がいないのでチャンスです」
  • 「これはあなたにしかない強みです」

 

気持ちに余裕があるときなら、

「そんなうまい話があるわけない」と聞き流せるようなことでも、

「何かを変えなきゃ」って思ってるときほどその信用性や実現可能性を疑わなくなってしまう。

 

そして、実際にやってみてもやっぱりうまくいかなくて、

あとになって振り返ってみると「なんでアレでうまくいくと思ってたんだろう」という後悔が残る。

 

わたしも「それっぽい」話に流され、楽観的に手を出して失敗したことが何回もありますし、

ブログ方針や事務所運営に関してもAIの情報を過信して失敗した自覚があります。

 

当たり前ですが、専門家やコンサルの言う情報が正しいとは限りませんし、

専門家やコンサル、AIだからといって最新の情報を持ってるわけでもありません。

たとえコンサルサービスを受けたとしても、実際に自分が動かないと売上は上がりません。

 

なので結局のところ、その現場に身を置いてる自分自身で、

「これはどうだろう」「あれはどうだろう」と小さく試して、失敗したら次に行ってを繰り返してみる。

必要を感じたときに、数ある情報源のひとつとして専門家、コンサル、AIといったものを利用してみる。

そうやって自分なりの経験、肌感を洗練させていくのが一番なんだと思います。

 

まとめ:現場で獲得した経験や肌感が一番信じられる

  • 自分が身を置いている業界のことは、自分が一番良く知ってる
  • 専門家が得意なのは、数字の整理・言語化の手伝い・他業種の転用・背中を押すこと
  • 「何かを変えなきゃ」と焦っているときほど、「それっぽい」アドバイスを疑わなくなる
  • 専門家やコンサルは答えを知ってる人ではなく、数ある情報源のひとつ
  • 小さく試して、失敗したら次へ。自分の経験と肌感を洗練させていくのが一番大事