公認会計士・税理士が金融財政事情研究会 2024年度9月 FP技能検定1級(学科試験)を受けてきました!

独立開業

こんにちは!
公認会計士兼クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

本日、密かに学習していたFP1級(金融財政事業研究会)の学科試験を受けてきました。

本来であればFP2級を取得してからのステップアップを想定していたのですが、
1級の平均学習時間が500時間程度(4ヶ月で1日当たり4h程度の勉強)ということを春先に知ってしまい…!

また、FP2級と似た難易度のAFPについては
公認会計士もしくは税理士資格を有しているなら
研修(?)を修了すれば付与されるらしく…。

それならば、ありがたいことに実務経験要件も満たしていたので、
「どうせいつかは1級取るっしょ!」という軽い気持ちで1級にいきなり挑戦です。

ザックリとした試験の内容と合格ラインについて

まずザックリとした試験概要ですが、
FP1級(金融財政事業研究会)は学科試験・実技試験の2つがあり、
学科試験に合格すると実技試験に挑戦が可能となります。

過去の合格率は概ね以下のとおりなので、
ひとまず学科試験に合格できれば一安心ということ。
学科試験:約10%
実技試験:約80%

学科試験の試験日程は1日となっており、
午前と午後でそれぞれ2時間半の試験となっています。
午前:基礎編(択一式)
午後:応用編(穴埋め、計算過程等を残す記述式)

似た難易度として知られるCFP試験のように、
・ライフプランニング、リスク管理
・年金、社会保険
・金融資産運用
・タックスプランニング
・不動産
・相続、事業承継
といった感じで分野が分かれてはいます。

ただCFP試験と違う点として、
科目合格という概念が無いようなので、
1日の試験で全ての分野の問題に触れることになります。
(CFPと1級のレベル差云々はよく知らないので割愛…)

午前の基礎編・午後の応用編の得点を合算して、
200点中120点取れれば無事合格!

速報ベースの結果は…

試験の模範解答は金融財政事情研究会の公式HPにて
当日の17時半にアップされていました。

ただ、応用編の配点については公式に明かされておらず、
聞いた話によると部分点があるとかないとか…。

なので、あくまで速報ベースかつ得点については一部変動があるとは思いますが、
FPキャンプ様が配点予想を出してくださっていて、
そちらをもとに応用編の点数計算を行いました。

あくまで自己採点ベースですが、
以下のとおり153点取れているようなので、無事合格しているっぽいです!
基礎編:70点/100点
応用編:83点/100点

理論上は30点下振れしても合格ラインに乗っているので、
私のメモミスや、解答用紙上の記載ミス・転記誤り等があっても
恐らく学科試験は突破できているので一安心…。

ザックリと勉強時間の集計

まず学習開始時点の状態ですが、
数年前にFP3級のテキスト・問題集を買って読んだことがあるものの、
数ページを数日学習したところで挫折してしまい、そこからFPの学習は一切してません。

ただ、公認会計士試験で経営学を選択していたため、
金融資産運用の計算式については過去にインプット済みの状態。

また、税理士という職業柄もあり、
タックスプランニングについてはある程度試験に耐えうる知識がありました。

その一方で、相続・事業承継は知人の税理士先生に完全にお任せしていることもあり、
浅い知識しかなく、あまりアドバンテージはない状態でした。

このとおり完全に知識0からのスタートではないという感覚もあったので、
1級に飛び込んでもいけるんじゃないか、という判断に至ったかたちです。

 

本題の勉強時間!

一部記憶があやふやだったり
メモが適当だったりするので厳密な数字ではないですが、
勉強量は概ね以下のとおりです。
(講義の受講時間も含めます)

2024年5月21日 TACの通信学習開始。
・5月 約25時間 主に入門講義消化、復習、基礎編トレーニング
・6月 約70時間 主に1級講義消化、復習、基礎編トレーニング
・7月 約80時間 主に1級講義消化、復習、基礎編トレーニング
・8月 約155時間 主に応用編トレーニング、直前対策テキスト復習、模試
・9月 約60時間 全般的に復習。主に基礎編復習で、応用編は計算過程の確認。
合計 約390時間

8月は中旬~下旬が少し予定が空いたので、
主に応用編の練度を底上げしたり、模試の回転に時間を使ってました。

模試はいずれも初見で7割~8割の得点率取れていたので
そこから自信がついて少し勉強が楽しくなりましたね。

 

使用教材は以下のとおり。
・TACの分野別1級テキスト(6冊)
・TACの「合格トレーニングFP技能士1級」(分厚い本)
・TACの直前対策テキスト 
・TACの模試(1回分。講義受講生がもらえる)
・TACの「2024年9月試験をあてる 直前予想模試 FP技能士1級」(3回分)

は、TACの講座テキストとして配布されましたが市販でも買えるものです)

ネットでFP1級試験の情報を見てみると、
「過去問5年分を最低〇回通す」
といった勉強法をよく目にしたのですが、

1回だけ過去の問題を見てみたときに、
社会保険料等の賦課限度額だったり所得水準だったり細かいところが、
2024年9月試験ベースの数字と結構違っていたりしてかなりストレスだったので
実際の過去問は解いてません。

制度そのものの改正があることも珍しくないですしね…。

また、この試験への理解がかなり乏しく
「FP1級は過去問がそのまま出ることは基本ない」と書いてあったりしてたので、
だったらきちんと予備校が改題してくれてる問題解けば十分なんじゃないか、
という考えで改題されていない過去問を避けたというのもあります。

というか過去問がそのまま出る資格試験の方が珍しいのでは…?

合格通知を貰ってないのに色々書いてしまい恥ずかしい気持ちもありますが、
そんな感じで自分なりのペースで勉強をしていました。

まだ安心はできないけども

何はともあれ、少し気が抜けた感じがあります。

年末から今に至るまで、
公私ともに大きなイベントがわんさかだったので、
そのなかでも良い感じに着地できたので満足です。
(まだ合格通知貰ってないのに気が早いですが…)

もし実技試験に進めた場合、
直近の試験日が2025年2月なので、
確定申告時期真っ最中ですね!

ただ、そこまで進めたのであれば
意識をきちんと持って合格しようと思います。

ほぼ雑記になってしまいましたが、
何か参考になれば幸いです。

 

落ちてたら本当に恥ずかしい…!!