こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「英会話レッスンって経費になるの?」
「ジム代や習い事ってどう処理するべき?」
そんな疑問をお持ちのクリエイターさん、多いですよね。
そこで、この記事では、作曲家・イラストレーター・翻訳家・漫画家など、
フリーランスで活動されている方に向けて、習い事が経費になる条件と注意点をわかりやすく解説します!
習い事は経費になる?基本ルールと考え方
まず大前提!
経費になるかどうかの判断は、その支出が事業に直接関係あるかどうかがカギです!
税法上は「事業に必要な支出であれば経費にできる」とされてますが、
趣味的な要素が強いと、税務調査で否認されるリスクが高いです!
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【経費になりやすい習い事】英会話・プログラミングなど
習い事のなかでも、経費になりやすいものがコチラ👇
英会話レッスン
翻訳家・海外クライアントとのやり取りがあるクリエイターさんは必須ですよね!
今すぐ業務に活用してなくても、将来的に海外プラットフォームでの作品投稿や、
イベント出展等を考えているなら経費化できる可能性が高いです。
プログラミング講座
ゲーム制作や動画編集、アプリ開発を行うクリエイターさんであれば、必要経費と認められることが多いです!
また、売り出しているサービスと明確に紐づいていなくても、業務改善に使える場合や、
ブログ、HP等をより出来栄えのよいものにする等の使い方があれば、経費になりやすいと考えます。
デザインスクール
IllustratorやPhotoshopなど業務に直結するスキルアップ目的ならOK!
クリエイターさんの場合は、基本的にデザインを学んで業務に活きないことはほぼないと思いますが、
経費に入れる場合はきちんと根拠を考えましょう!
※「仕事に必要だから通っている」と言える明確な説明や記録があれば、経費として通りやすいです。
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【グレーゾーン】ジム・ボイトレなど
逆に、グレーゾーンな習い事はコチラ👇
ジム・フィットネス
健康維持は大切ですが、原則はプライベートな支出として扱われます。
→ボーカリストなど、職業に体づくりが直接関係している場合は一部経費として認められることも!
ボイストレーニング
声を使う職業(ナレーター・歌手・配信者など)は経費になりやすいです!
→ただし、趣味目的と見られないように注意。
グレーな支出も業務と関連があると証明できるかがカギ!
領収書と共に、レッスンの記録や目的をメモしておくと安心です。
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【経費にしづらい習い事】ゴルフ・趣味系スクールなど
「経費にしたいんだけど…」と言われることが多いけど、ほとんど無理な習い事がコチラ👇
ゴルフレッスン
お客様とのラウンドは交際費の余地ありですが、レッスン代は原則NG。
ゴルフが上達することそのものが、売上にどこまで影響するか分からないですからね…。
ヨガ・アート系趣味教室
リラクゼーション・趣味的要素が強いため、経費にはなりにくいです…。
メンタル、体のケアとしての要素はあるものの、やっぱり「業務に必要か?」というと証明が難しい…。
「ビジネスに関係ありそうでも、全部経費になるわけではない」ので、
明確な関連性のない習い事は慎重に処理しましょう!
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【2025年版補足】インボイス制度・帳簿管理にも注意!
経費にするときは、こんな点も注意しておきたいところ👇
- 講師やスクールがインボイス発行事業者かどうかも確認しましょう
- 支払時は領収書・契約書・振込履歴を残しておくのがおすすめ
- 仕訳の勘定科目は「研修費」「外注費」など状況に応じて
まとめ│お仕事に強く関係のある習い事以外は慎重に…
- 創作や業務とどれだけ関係あるか?が一番の判断基準
- 支出の目的をメモしておく(証明できる記録)
- グレーな支出は、税理士に確認するのが安心!
習い事は、クリエイターの感性やスキルを高めるための大切な活動!
経費にできる部分はしっかり活用して、節税と成長の両立を目指していきましょう!