こんにちは!
クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
利益が出ていても
お金が無くなると事業を続けられなくなります。
黒字倒産というやつですね…。
これが法人であれば
一時的に役員のポケットマネーを借りることで
融資を受けられなくても
生き延びることができますけど
個人事業主にとっては
資金の枯渇は、生活資金が底を尽きることを意味します…!
特にクリエイター業の場合は
収入の変動が激しいので
儲かった年のお金を使い過ぎてしまうと
あっという間に資金残高に赤ランプが点灯することに…。
この問題を早期に発見して
対策を打つためにも資金繰り表を作成しましょう!
資金繰り表はお小遣い帳みたいなもの
資金繰り表というと
いわゆるキャッシュフロー計算書とか
会計知識が無いと作成できない
立派なものを想像すると思いますけど
ほとんどの場合は
お小遣い帳のようなものを作れば大丈夫!
- お金が今いくらあって
- 毎月どのくらい入出金があって
- 資金調達する必要がありそうか
この辺りが分かれば十分です。
なので会計処理の話とか
そういった難しいことはいったん忘れてください。
また、個人事業主の場合は
生活資金も含めて管理しないと
いつの間にか資金ショートを起こす可能性があるので
なるべくすべての入手金を
資金繰り表に反映するようにしましょう!
フォーマットを無料公開!
ということで
実際に資金繰り表を作ってみましょう!
資金繰り表を作成するために
まずはフォーマットを作る必要がありますけど
Excelで簡便的なものを作成しましたので
無料公開します!
資金繰り表フォーマット
(修正も配布もご自由にどうぞ。許可不要です。)
中身はこんな感じ。
かなりシンプルなファイルですけど
最初の月だけ
- 収入
- 事業経費
- 生活費
- 借入
この金額を手入力していけば
翌月以降は前月分の金額が自動入力されるので
30分~1時間くらいあれば完成するんじゃないでしょうか。
各項目は思いつくものを書いてるだけなので
自由に増やしたり減らしたりしてください!
ちなみに繁忙期や閑散期だったり
売上や経費の金額に幅がある場合には
必要な箇所だけ手入力すれば
より厳密な資金繰り表に近づきますが
一気にやろうとするとシンドイので
まずは土台を完成させてから調整するようにしましょう!
なお、ある月で資金ショートを起こす場合は
59行目の「現預金残高」欄が黄色く点灯するようにしました。
金融機関から資金調達をするなら
申し込みから着金まで3週間~1ヶ月程度かかるので
黄色ランプが点灯するようであれば
少なくとも1ヶ月前には行動するようにしましょう!
1ヶ月に1回はアップデートしましょう!
資金繰り表は
一度作ってオシマイではなく
都度アップデートしていくことで
より価値を発揮します。
そのため、少なくとも1ヶ月に1回は
実際の入出金金額を反映するようにしましょう!
一人でも多くの事業主様が
この資金繰り表でお金の動きを見える化することで
資金繰りの問題を解決できることを祈ってます!
◆新しいこと
資金繰り表のフォーマット公開。