【個人事業主向け】会計freeeの使い方入門その①。口座登録、開始残高を設定、固定資産台帳について

freee関係

こんにちは!
クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

個人事業主として開業し
会計freeeの年間契約したは良いものの

「ぶっちゃけ全然使い方分からんわ…」
という方がかなり多く。

freeeがあの手この手で
使い方を説明してくれてはいるんですけど

まったくの初心者にとっては
会計システムって未知の領域で

その使い方を理解するのは
簡単なことじゃないでしょう。

ということで
開業したての個人事業主向けに
「最低限これ使えればOK」という機能の説明をします!

もっと便利な方法を学習するのは
最低限の操作を覚えてから。

難しいことは後回しにしましょう。

この記事はその①として
口座の登録と開始残高の設定、固定資産台帳について説明します!

ちなみにその②、その③はコチラ!

【個人事業主向け】会計freeeの使い方入門その②。日々の記帳(預金・カード)、口座間の資金移動について
こんにちは! クリエイター特化税理士の三橋裕樹です! 昨日に引き続き 会計freeeの使い方入門です。 ちなみにその①、その③はコチラ! 今回は日々の記帳(預金)や 口座間の資金移動についてです! ...
【個人事業主向け】会計freeeの使い方入門その③。日々の記帳(現金取引)、記帳の自動化について
こんにちは! クリエイター特化税理士の三橋裕樹です! 個人事業主向けに 会計freeeの使い方入門の記事を 2つアップしました。 今回は3つめとして 現金取引と記帳の自動化について説明します! 現金とプ...

 

クラウド会計の特徴

freeeに限らず
クラウド会計全般そうですけど

預金口座とクレジットカードを
会計システムに登録すると

入出金明細(通帳のデータ版)と
カードの利用明細を自動的に取り込んでくれます。

このメリットは大きく分けて2つ。

  • 明細を見て手入力しなくて良い
  • 明細に何回も出てくる取引を自動処理できる

これについては
操作方法が分かると理解ができるようになるので

「へー、そうなんだ」ってくらいに
認識してもらえれば大丈夫!

freee特有の”口座”

会計freeeにはちょっと理解しにくい
”口座”という考え方があります。

突然ですけど
自分のお財布を見てみましょう。

お財布のなかには

  • 現金
  • キャッシュカード
  • クレジットカード
  • デビットカード
  • 交通系ICカード

こういったものが入ってますよね?

それを全部まとめて
会計freeeでは”口座”と呼びます。

なので”口座”というのは
会計システム上に作った
仕事用のお財布だと思いましょう!

まずはこの認識を持ってもらえれば十分です。

まずは初期設定

ではさっそく
会計freeeの操作へ!

まずは仕事用のお財布をつくりましょう。
(上で紹介した”口座”というやつです。)

具体的な作業としては、自分が仕事に使う
預金口座とクレジットカードを登録します。

 

預金口座の登録方法

会計freeeにログインすると
こんなトップページが表示されますので

赤マルの「口座」をクリックしましょう。

 

すると以下のような画面に。
ここから預金口座とクレジットカードを登録することができます。

 

ではさっそく預金口座の登録をするために
画面左上の「銀行口座を登録する」をクリックしましょう。

 

仕事用のお金が出入りする預金口座の
金融機関を探しましょう。

メガバンクや有名なネット銀行は
画面左側に候補として表示されているので

該当する金融機関が見つかったら
クリックしましょう。

(無ければ検索欄で文字を入力して探しましょう)

(この記事ではUFJを説明用に選択します。)

 

 

金融機関を選択すると
以下のような画面が表示されます。

上に書いた
クラウド会計のメリットを活用するために
「連携設定を行う」を選択しましょう!

 

金融機関のページに飛ぶので
注意事項を確認のうえ操作を進めていきましょう。

(画面はUFJの例。金融機関ごとに変わります。)

 

先に進むと
口座情報の入力が求められるので
必要事項を入力していきましょう。

操作が全て完了したら
会計freeeの画面に戻ります。

これで預金口座の登録が完了!

複数の預金口座があるなら
同じように登録していけばOK!

 

クレジットカードの登録方法

クレジットカードの登録方法も
預金口座と同じです!

会計freeeのトップページから
「口座」をクリックして先ほどのページに移動しましょう。

今度は「クレジットカードを登録する」を選択。

 

すると預金口座と同じように
カード会社を選べるので

自分が使っているカードを
見つけて選択しましょう。

(この記事では楽天カードを選択。)

 

 

すると以下のような表示が出てくるので
「口座を登録して連携設定に進む」をクリック。

 

あとは画面の表示に従って
ログイン情報を入力していき、同期するを選択。

「同期は手動で行う」にはチェックをつけないで大丈夫です!

これでクレジットカードの登録完了です!

開始残高の設定

では次に開始残高の設定!

赤マルの「設定」から
「開始残高の設定」を選びましょう。

 

次の画面で3つボタンが表示されますが
一番左の「開始残高を設定」を選択。

 

ページが表示されると
操作説明の動画が出てきますけど
いったん無視しましょう。

ページ中段に
以下のような箇所がありますので
必要な欄に金額を入れていきます。

 

 

いきなり分かりづらいですけど
ほとんどの人はこの赤マルだけに金額を入れれば大丈夫!

 

まずは会計freeeに登録した預金口座欄に
開業日前日の残高を入力しましょう!

また、開業前に以下のような支出があるなら
開業費として扱われます。

  • 開業に向けたセミナー参加費用
  • 調査のための旅費、ガソリン代
  • 打ち合わせ費用
  • 開業に向けた挨拶周りのお土産代
  • 名刺やサーバー代
  • 会費

これらにレシートの金額を集計して
合計金額を開業費欄に入力しましょう!

ちなみに10万円以上の固定資産は
開業費には入れることができないので

10万円を超えるPCやエアコン等を買った場合には
「工具器具備品」に金額を入力しましょう。

 

参考:開業年の記帳開始日について

freeeの操作とは関係ないので飛ばしてもOK!

個人事業主は会社と違って
開業日がいつであっても1月1日~12月31日の稼ぎを
確定申告する必要があります。

そのため年の途中に開業した場合でも
1月1日から記帳しても間違いじゃありません。

(むしろ理論的にはあるべき?)

ただ、開業前から記帳すると
預金口座・クレジットカードを仕事用に分けてないと

ほとんどの取引が
プライベートな入出金ということになりますよね。

そうすると事業に関係ない仕訳が量産されるので
仕訳に慣れていない方にとっては地獄絵図になりかねません…。

なので強いこだわりがなければ
開業日から記帳を始めて

開業前にお金を払った経費は
開業費として開始残高に入力すれば良いと思います。

参考:freeeヘルプセンター 【個人】開始残高を設定する

開業費を固定資産台帳へ登録

ではこの記事の最後として
固定資産台帳への登録方法を紹介します!

freeeトップページの「確定申告」内に
「固定資産台帳」があるので選択しましょう。

 

次ページで「固定資産を登録」をクリック。

 

登録する固定資産情報を入力します。

今回は開業費なので
以下画像のように入力して保存を押せば登録完了。

金額は開始残高と同じ金額を
日付は開業日を入力するようにしましょう!

 

以下画像のページに飛べば
登録完了です!

ちなみに開業費
他の固定資産と違って

いつ経費に計上するか
自分で選ぶことができます。

なので独立1~2年目は何も処理せず
利益が出てきたタイミングで

画像の赤マルの箇所をクリックして
経費に入れる金額を決めるようにしましょう!

 

もし開始残高を設定するときに
開業費の他に固定資産の金額を入力した場合は

開業費と同じように
固定資産台帳への登録を行いましょう!

固定資産の勘定科目や
償却年数が分からないときは

「エアコン 勘定科目」
「ギター 償却年数」

こんな感じでネット検索すれば
参考になる情報が見つかります。

次回は日々の記帳と口座間の資金移動について!

ここまででもなかなか疲れますよね…。

でもこの初期設定が済めば
あとは日々の記帳を行っていくだけです!

それに加えて
自動化ルールも使えるようになれば

個人事業主としては
ほとんど困ることがなくなります。

記事をうまく利用しながら
操作になれていきましょう!

もし分からなければ
freee利用サポートも行っているので

ぜひご利用ください!

 

◆新しいこと

第5世代税理士用電子証明書の発行申請。