こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「今日はなんか調子いいかも」
「波に乗れてる感じがある」
そう感じながら勢いのまま作業に没頭。
でも翌日見返したらミスだらけだった…。こんな経験、ありませんか?
正直に言うと、わたしも忙しいときにやってしまいがちなんですが、
適当にやったわけでもなく、スキルが足りなかったわけでもなく、
脳の仕組みのせいで、「調子がいい」と感じるときほどミスしやすい状態になっているんです。
この記事では、脳の仕組みを理解してパフォーマンスの高い仕事をするために必要なことを、
クリエイターさん向けにわかりやすく説明します!
「疲れているのに、なぜか自信がある」という危険な状態
作業に没頭し続けていたり、繁忙期のクリエイターさんが陥りやすいのが、
疲労しているときほど「これでいける」という根拠のない自信が生まれやすくなる状態です。
これは誰にでも起こることで、疲れると自分のパフォーマンスを冷静に評価する機能が低下しやすくなります。
脳が省電力モードに切り替わっていると考えると分かりやすいかもしれません。
ハイになっているような感じなので、
「なんかいい感じ」「すごい捗ってる」という感覚ばかりが強くなって、
「本当にこれで大丈夫か」と立ち止まって確認することを忘れてしまう。
そのため、あとあと冷静に見返すと「なんでこんな状態でOKにしたんだろう」となるわけです。
脳には2つのモードがある
専門的な話は抜きにして、脳の働き方にはざっくり2種類あるそうです。
- 直感モード:素早く自動的に動く。ほぼ無意識。エネルギーをあまり使わない。
- 思考モード:じっくり論理的に考える。意識的な努力が必要。エネルギーをたくさん使う。
どちらが良い悪いではなく、それぞれの得意分野がある感じ。
クリエイターさんの仕事で言うと、こんなイメージです👇
直感モードが活躍する場面
- ラフを描く
- メロディを鼻歌で作る
- コードの大まかな構造を考える
- 「なんかこっちのほうがいい」という感覚で選ぶ
右脳的なお仕事がこっちに該当します。
思考モードが必要な場面
- クライアントへの提案書を作る
- 契約内容を確認する
- 複雑なバグを修正する
- 見積もりや料金を決める
左脳的なお仕事がこっちに該当します。
思考モードは「筋トレ」と同じで消耗する
思考モードが必要な場面を見てもらうと分かるとおり、
「面倒くさい」「ちょっと苦手」と感じてしまう内容のお仕事が多いですよね。
その直感は正しくて、思考モードを使うと多くのエネルギーを消費することになるので、
筋トレと同じように、やればやるほど疲れてしまいます。
しかも厄介なのが、エネルギーを消耗しても「疲れた」という自覚が出にくいこと。
体の疲れと違って、脳の疲れは自分では気づきにくく、見ないフリをすることもできてしまう。
なので、こういうときは要注意です👇
- 午前中に難しい判断をたくさんした日の夜
- 締め切りが重なって連日フル稼働した後
- 精神的にストレスがかかっている時期
思考モードのエネルギーが底をついて、直感モードだけで動いている状態になっているので、
客観的な判断がうまくこなせず、目の前にある情報を深く検討せずに信じやすくなってしまいます。
消耗した状態で起きやすいこと
思考モードが消耗しているときに起きやすいことを並べると、こんな感じ👇
- クライアントのメールに雑な返信をしてしまう
- 「まあいいか」で作業を終わらせてしまう
- 衝動的に高い機材を買ってしまう
- 普段なら気づくミスを見落とす
- SNSで余計な一言を書いてしまう
- 怪しい投資話につい意識を向いてしまう
こういうことって、「適当にやってる」とか「意志が弱い」って話に受け止められやすいですが、
脳のエネルギーが切れているだけ、つまり疲れてるだけです。
「またやっちゃった…」というときも自分を責める必要はなくて、
「疲れてるときは間違いやすい」ということを仕組みとして理解しておきましょう。
解決法は「エネルギーがあるときに作業をする」だけ
脳のエネルギー切れによるミスを防ぐためのポイントは、
「思考モードが必要な作業は、エネルギーがいっぱいあるときにやる」
これだけです。
具体的にはこんな感じ👇
- 重要な判断・確認作業は午前中に固める
- 疲れているときは「新しい判断が必要な作業」を避ける
- 迷ったときは「今の自分は燃料切れじゃないか」と一度立ち止まる
- 直感でいい作業と思考が必要な作業を意識的に分ける
「今日は疲れているから、大事な判断は明日にしよう」と決められるだけで、ミスや手戻りがかなり減ります。
休めないときはエネルギー補給をしっかりする
ただ、「重要な判断はエネルギーがいっぱいあるときに」と言っても、
締め切りが迫っているときや仕事が重なっているときは、そう簡単に休めないこともありますよね。
そういうときに意識したいことを以下にまとめました👇
食事やお菓子、水分の補給
忙しいと食事を抜きがちですが、食事を抜いた状態での判断作業はミスが増えやすいです。
脳のエネルギー源はブドウ糖なので、即効性を求めるならラムネのお菓子、
血糖値スパイクを抑えつつじっくりエネルギーを回復したいときは高カカオチョコレートがおすすめ。
また、水分不足は集中力や記憶力の低下につながるので、こまめな水分補給も大事です。
短時間の休憩
10〜20分の仮眠は、思考モードの回復に効果的です。
横になれない環境なら、目を閉じて何も考えない時間を作るだけでも変わります。
散歩や軽いストレッチも、頭を切り替えるのに有効です。
エネルギーが枯渇した状態で無理に思考モードを使い続けるより、
少し補給してから再開するほうが、結果的に早く終わることが多いですよ。
フリーランスのクリエイターさんにとって特に重要な理由
会社員と違って、フリーランスのクリエイターさんは判断のすべてを自分でしなければいけません。
- 料金交渉
- 契約内容の確認
- スケジュール管理
- 要望に応えるための細かい調整・修正
- トラブル対応
- 会計、税務処理
これらは全部、思考モードが必要な作業です。
創作活動に全力を注いだあとの疲れ切った状態でこれらをやると、ミスが起きやすくなります。
外部の力を借りることで脳のエネルギーを節約することも大事かもしれません。
まとめ:脳の状態を知っておくと、仕事の質が変わる
- 疲れているときほど「調子がいい」と感じやすい
- 思考モードは使うと消耗する。体の疲れより自覚しにくい
- 重要な判断・確認作業は燃料が満タンのタイミングでやる
- 「今日は調子が悪い」ではなく「今日は燃料が少ない」と言い換えると対処しやすくなる
脳の疲れ方を知っておくことは、仕事の質を保つための一番地味で一番確実な方法です。
自分の脳の状態を少し意識するだけで、仕事の質も判断の精度も変わってきますよ。
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