【Apple Watch Hermèsは経費?】クリエイターの高級ガジェットと税務の扱い

クリエイターの税金・申告関係
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こんにちは!

公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

 

「仕事でも使ってるし、Apple Watchって経費でいいよね?」

「…でも、エルメスモデルってさすがにムリ?」

Apple Watchは、もはやクリエイターさんの必須アイテムになりつつありますよね。

 

でも、Apple Watch Hermèsって、もし買ったとしたら経費になるんでしょうか?

 

この記事では、Apple Watch Hermèsのような高級ガジェットでも経費にできるのか?という点について、

その判断基準を、クリエイターさん向けにやさしく解説していきます!

 

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そもそもApple Watchが経費になるケースとは?

税務上、経費になるかどうかのポイントは、

その支出が、売上を得るために必要あるかどうかです!

 

これを踏まえるとApple Watchは、

「業務に必要なガジェット」として、経費になる可能性があります。

 

たとえば、こんな使い方👇

  • 配信、登壇、撮影などの際に、通知内容を確認する
  • 遠隔でiPhoneカメラの操作をする
  • スケジュール確認に使用
  • ポモドーロタイマーとして業務に利用
  • アイデアが浮かんだ際に、音声認識で創作のタネをストック
  • タスク管理アプリを使用

このように、業務と明確に結びついている使い方であれば、

明らかに腕時計としての用途だけではないので、問題なく経費計上してOK!

 

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では、Apple Watch HermèsだとNG?

じゃあ、Apple Watch Hermèsも経費になるのか?というと、

ここがちょっと悩みどころ。

 

エルメスコラボといえども、ガジェットとしての機能的には通常モデルとの差別化はありません

違うのは、素材・デザイン・ブランド性による「価格の上乗せ」です。

 

そのため、ガジェットとしての機能だけを考えるのであれば、

あえてApple Watch Hermèsを選ぶ必要はなく、「業務に必要な支出とは言いづらい」ことから、

全額を経費にするのは難しいと考えられます。

 

もちろん、Apple Watchとしての機能を有しているわけですから、

業務利用していれば同機能のApple Watchの価額分、経費にしても問題はありません!

 

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「見た目」にお金をかけるのが仕事に必要な人もいる

ただし、Apple Watch Hermèsのような高級アイテムが、

かならず経費として認められない、というわけではありません!

 

言ってしまえば、「衣装の一部」としての機能を有しているガジェットということになるので、

外見やブランディングそのものが仕事の一部になっているクリエイターさんであれば、

全額経費にできる可能性はあると考えます。

 

たとえば…

  • ファッション系YouTuberや、Vlog系の発信者
  • 高級路線や、洗練された印象を大切にする写真家や動画編集者
  • 大きなイベントでのMCを引き受けることが多い配信者

こうした方にとっては、「自分の印象をどう見せるか」も、ひとつの仕事道具といえます。

 

大事なのは、「仕事に使っていること」「そのアイテムである必要」、

これを説明できる明確な理由があるかどうか。

 

「カッコよかったから」「エルメスが好きだから」だけでは、

経費として認められづらいので、慎重に判断するようにしましょう!

 

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Q&A:Apple Watch Hermèsに関するあるあるなお悩み

Q. Apple Watchを買ったときの領収書、どこまで必要?

A. 購入時のレシートやネット注文の明細書は、しっかり保管しておきましょう!

特にモデル名や金額、購入日がわかるものが大切。

金額が高いので、宛名もきちんと自分名義にしましょう!

 

Q. 正直、腕時計としての使い方しかしてない…

A. その場合は、通常の腕時計と変わらないので経費にできません…。

ただ、使い方を変えれば業務にもかなり役立つガジェットなので、うまく使えば経費にできます!

 

まとめ │ 「高級ガジェット」は目的と説明次第!

  • Apple Watchは、業務に必要なら経費になる
  • Apple Watch Hermèsは「高級すぎる」ものとして、私的支出と見なされることも
  • ブランディングが仕事に直結していれば、全額経費化できる余地はある

「高くても仕事に必要」と言い切れるか?が大事なポイントです!

 

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