【クリエイター向け】節税しすぎて”利益ゼロ”に…そのリスクとやさしい対策3選

クリエイターの税金
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こんにちは!

公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

 

「節税できるなら、なるべく経費にしたい」

この気持ち、すっごくわかります。

でも、”節税しすぎて利益ゼロ”って、実はちょっと危ない状態なんです。

 

この記事では、「節税の落とし穴」と「無理せずやさしくできる対策」について

クリエイターさん向けにやさしくまとめてみました!

 

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利益ゼロに近づけると何が危ない?

具体的に、赤字・利益ゼロの決算書・申告書がもたらすリスクについて紹介します!

① 融資・ローンに不利になる

客観的に見れば、「数年間利益が出ていない=事業がうまくいってない」ということ。

将来、車・家のローンや融資を検討するとき、審査で落ちる可能性が高くなってしまいます。

 

② 税務署に目をつけられやすい

「毎年ほぼ利益ゼロで申告してる」と、

「この人、ちょっと”作ってる”かも…?」と怪しまれる可能性が出てきます。

適正な経費なら問題なしですが、過度な節税は税務調査の対象になりやすいので要注意!

 

③ 手元にお金が残らない

「節税のために使った=手元からお金が出ていった」ということ。

つまり、”節税=お金の節約”ではないんです。

節税をがんばるあまり、お金が残ってない&キャッシュが回らない状態になる人、とっても多いです。

 

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無理せず安心できる、やさしい節税対策3つ

① 小規模共済やiDeCoを活用する

お金をなくさずに節税したいなら、“所得控除になる投資”がおすすめ。

将来に向けた備えにもなるので、貯金しながら節税できるような、やさしい投資です。

 

② “経費にできるか微妙な支出”は冷静に

「これも経費でいけるかな?」という買い物は、

一呼吸おいて、「本当に必要か」「事業との関係があるか」を確認してみましょう。

無理に経費にしようとすると、結果的にお金が減って苦しくなることも…。

 

③ 事業に必要な機材・経費にはしっかりお金を使う

節税が悪、というわけでもありません。

事業を続けるうえで、「今、この機材が必要!」ってタイミングは絶対にきます。

そのときには、事業を加速させるためにしっかりお金を使いましょう。

経費を増やそうとするんじゃなく、必要なものを必要なだけ買う、というスタンスが大事!

 

そもそも利益が出ることは、あなたの仕事がちゃんと成り立って、評価されてる証拠

節税に意識を向け過ぎず、「利益を出す勇気」も大事にしてみましょう!

 

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Q&A|よくある節税の”やりすぎ”相談

Q. 経費が増えるなら、とにかくお金使った方が得?

A. 必ずしも得ではありません。

経費を増やしても、その分お金は出ていくので、キャッシュが減って苦しくなる場合がほとんど。

「使わなくていいお金」は、あえて使わなくてOK!

 

Q. 赤字にしたら税金ゼロになるからお得では?

A. 税金はゼロになりますが、融資での評価や信用もゼロになる可能性があります…。

毎年赤字だと「継続できないビジネス」と見られてしまうことも。

 

Q. 節税ってどこまでやるのが正解?

A. 明確な正解はありませんが、”手元にお金が残ること”を大前提に考えるのがコツ!

節税しすぎてカツカツ…では本末転倒です。

 

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まとめ │ 節税しすぎず、安心してお金を残すために

  • 利益ゼロ=税金ゼロでも、手元にお金がない可能性アリ
  • 節税は”将来に役立つ支出”とセットで考えるべき
  • 利益が出ることは悪じゃない。むしろ安心材料!

節税は「やりすぎない」がちょうどいい。

無理せず、将来も見据えてコツコツ備えていきましょう。

 

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