こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「確定申告、今年もギリギリになっちゃった…」
「あまり人に言えないけど、じつはまだ確定申告終わってない…」
そんなクリエイターさん、毎年一定数いらっしゃいます。
わたしも期限後申告のご相談を何回かいただいたことがありますが、
ほとんどの人は、悪気があって放置しているわけじゃなく、
目の前のお仕事が忙しくて、「あとでやろう」と思ってたらどんどん後ろ倒しになってしまうんですよね。
当然、期限後申告にはペナルティが課される可能性があります。
ただ、わたしが本当に「怖い」と思うのは、別のことにあるんです。
期限を過ぎると、お金のペナルティがある
まず、期限後申告すると課されるペナルティを押さえておきましょう。
所得税の確定申告期限は原則として3月15日で、期限を過ぎるといくつかのペナルティが発生します👇
- 無申告加算税
- 延滞税
- 65万円控除が使えなくなる
それぞれザックリ説明しますね。
① 無申告加算税
確定申告期限を過ぎてから確定申告すると、本来の税金+加算税が課されます。
- 税務署から連絡来る前に期限後申告:本来の税金*5%
- 税務署から税務調査の連絡が来てから期限後申告:本来の税金*10%~25%
- 税務調査で指摘されて期限後申告:本来の税金*15%~30%
② 延滞税
期日までに納税しないと「お金借りてる」のと同じなので、利息みたいな延滞税がかかります。
- 納期限の翌日から2か月を経過するまで:本来の税金*年2.4%
- 納期限の翌日から2か月を経過した日以後:本来の税金*年8.7%
③ 65万円控除が使えなくなる
期限後申告をしてしまうと、青色申告特別控除が65万円→10万円になってしまいます…。
ちなみに、個人事業主の場合は2年間期限後申告した場合でも、
それだけを理由として青色申告の承認を取り消されることはありません。
これらのペナルティを避けるために期限内申告を心掛けるのは大事なことなんですが、
期限を超過すると予想外の影響が出てきます。
「やらなきゃ」と思い続けることが、じわじわ消耗させる
確定申告は、良くも悪くも「3月15日まで」という明確な締め切りがあるので、
かなり仕事が忙しいときでも、どうにか間に合わせようとしますよね。
でも、期限を過ぎたあとって、言ってしまえば締め切りがありません。
1日でも早く申告したほうが良いのは間違いないですが、「いつまで」という期限が決まってないんです。
そのため、期限までに確定申告が終わらないと、
「あーやらなきゃなぁ」とぼんやり意識したままズルズルと先延ばしにしてしまうケースがほとんど。
目の前の仕事、納品、締め切り、そっちの方が緊急度が高いので、どうしてもそちらが優先されてしまう。
そして、ようやく仕事が一息ついてリフレッシュしようと思っても、
「そんな暇あるなら確定申告しなきゃ」「いや、今日くらいはいいか」のせめぎ合いが頭の中に渦巻いて、
休んだり、遊ぶにしてもなんだか後ろめたい気持ちがずっとある感じ。
これ、地味にしんどいんですよね。
気づいたら、次の確定申告が迫ってくる
確定申告は毎年やらなきゃいけません。
そのため、先延ばしにすることで罪悪感が募るだけならまだしも、
放置してると去年の分をまだ終わらせていないうちに、今年の分の期限が近づいてきます。
そもそも数ヶ月分の書類を整理するだけでもハードルが高いのに、
「去年どこまで終わってたっけ…」
「去年の分と今年の分、わけなきゃ…」
という状況になってしまうと、ますます目を背けたくなりますよね。
そのため、一度申告期限を超過してしまうと、
その年だけじゃなく翌年以降もそのまま放置…という人が少なくないんです。
税理士に連絡しづらくなってくる
また、税理士と契約をしている場合でも、
資料が揃わなければ確定申告することはできません…。
もちろん税理士側は、期限内申告できるように資料の督促を何度もするんですが、
多忙なときって「正直そんな暇ない」と見て見ぬふりをしちゃうこともあると思うんです。
そして仕事が落ち着いたときには確定申告期限が過ぎていて、
税理士に連絡をしようと思っても、「放置しちゃってたし、申し訳ないな…」という気持ちが出てきて、
確定申告以外の聞きたいことも聞けなくなってしまう。
その結果、
連絡がさらに遅れる→遅れるほどますます言いにくくなる→さらに連絡取りたくなくなる
という負のスパイラルになるケースがじつは珍しくありません。
放置が一番よくない。期限後でも動ける
ここまで読んで、「あ、自分のことだ…」と思った人がいるかもしれません。
もしそうだったとしても、やるべきことはシンプルで、
1日でも早く溜まってる確定申告を終わらせてしまいましょう。
遅れたことによるペナルティは発生しますが、
本業に集中して、オフにしっかり休んで、税務リスクを低減するためには、それが唯一の解決策です。
そして、多くの税理士は期限後の相談にも普通に乗ってくれます。
「こんな状態、見せられない…」と弱気になってしまうかもしれませんが、
じつはそういう状態も税理士は慣れっこです。
ひとりで解決できなくなってしまったときは、
外部の力を借りて、ゴールまで最短で進んでいきましょう。
Q&A:期限後申告に関する疑問
Q. 確定申告の期限を過ぎた場合も、通常通り申告できますか?
A. 期限後申告は遅れた分のペナルティ(無申告加算税・延滞税)はかかりますが、
確定申告自体は紙面でもe-Taxでも、いつでもできます。
Q. 期限後に申告すると、税務調査が来やすくなりますか?
A. 無申告の状態が続くと税務調査の対象になりやすいです。
未申告のまま放置するよりは、期限後申告をしたほうが圧倒的にリスクが下がります。
Q. 余裕をもって確定申告するために必要なことはなんですか?
A. 「溜めない」ように、整理や帳簿付けを習慣化(曜日、毎月〇日など)することが一番大事です。
どういう方法が一番効果的か分からない場合は、一度税理士に相談してみるのもオススメです。
まとめ:1日でも早く申告することが一番大事
- 期限後申告にはペナルティがある
- ペナルティよりも怖いのは、罪悪感と先延ばし
- 1回期限を超過すると、翌年にも影響が出やすくなる
- 税理士への連絡が億劫になると、負のスパイラルに陥る
- 自分ひとりじゃ手に負えないときは、外部の力を借りよう
「もう手遅れかも」なんて思わないで大丈夫なので、できることから進めていきましょう。
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