こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
経費の入力をしているとき、
「これって仕事用?私用?どっち…?」
って迷ったこと、ありませんか?
とくに、クリエイターさんにとって使い道が混ざりやすい支出、けっこう多いですよね。
この記事は、その中でも特にプライベートと経費を混同しやすい勘定科目3つを取り上げて、
クリエイターさん向けにやさしく解説します!
①「消耗品費」は何でも入れちゃダメ!
10万円未満の道具や備品、文具などを入れがちな「消耗品費」。
でも実は、私用の雑貨や文具をなんとなく混ぜてしまいやすい科目なんです。
たとえば…
- おしゃれなペン立て(本当に仕事用?)
- 自宅用の文房具をまとめ買い(仕事分と混ざってない?)
- キッチンで使うアイテム(創作に関係ある?)
- ホームセンターでのお買い物全般(ほとんど私用かも?)
あいまいな支出が多いと、税務調査でも指摘されやすいので注意!
領収証についている明細を切り落として捨ててる人もいますが、
「買ったものが分からない」ので経費の根拠がなく、否認される可能性があります!
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②「通信費」はプライベートと分けづらい
スマホやネット代を経費に入れる人、多いですよね。
でもここも、事業利用と私用の割合をちゃんと考える必要があります!
たとえば、
- スマホを1台で兼用しているなら「◯割だけ経費」にする
- YouTubeやSNSの閲覧が趣味の域を出ないなら、私用扱い
- 仕事のやり取りはすべてPCでやってるなら、私用扱い
税務調査で「本当に事業用?」と聞かれたとき、
堂々と「このくらい使ってます」と言えるように証拠・記録を残しておくのが安心です!
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③「会議費」は”打ち合わせ風ランチ”に注意!
「これは打ち合わせだったし、会議費で!」と入れたくなるランチ、ありますよね。
もちろん、プライベートな要素が強すぎるとNGです。
たとえば、
- 打ち合わせ相手が家族・友人だけだった
- 仕事の話をしたのは5分だけだった
- レシートに「お誕生日ケーキ」がある
- 推し活の話ばかりしていた
こんな場合は、会議費や交際費ではなく「私用」と見なされることも…。
「誰と」「どんな目的で」「どういう内容の」の話をしたか、メモしておくようにしましょう!
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Q&A|経費に関するあるあるなお悩み
Q. レシートを取っておけば経費になる?
A. レシートは大切な証拠ですが、それだけでは不十分な場合も!
「使った目的」や「仕事との関係性」もセットで説明できると安心です!
Q. 私費がちょっと混ざっちゃったら全部NG?
A.一部なら按分(あんぶん)してOKな場合もあります!
ただし、合理的な基準が必要。ざっくり50:50などは避けた方が無難です!
まとめ │ 経費と私用が混ざりやすい勘定科目は慎重に
- 「消耗品費・通信費・会議費」はグレーゾーンになりやすい
- 使用目的や割合を意識して、根拠を残しておくのが安心
- 私費が混ざるときは、按分や区分けも検討を
「これくらいならバレないかも…」と思う気持ちも分かりますが、
あとあと困らないために、いまからちょっとずつ丁寧に整えておきましょう!
\ 経費のグレーゾーン、あやふやなままにしてませんか? /
「これって経費で落ちる?」「按分の基準がよく分からない…」
そんなお悩みも、クリエイター特化の税理士がやさしく整理をお手伝いします!