デビットカード、Amazon、Suicaをfreeeに同期した時の注意点

freee関係

こんにちは、三橋裕樹です!

先日、以下の記事を書きました。

預金口座、クレジットカードをfreeeに同期した時のポイント
こんにちは、三橋裕樹です! freeeをはじめとするクラウド会計を使うと、 日々の記帳がとても楽になりますよね。 その反面、実際に税理士が記帳内容を見てみると 二重登録が見つかることも珍しくありません...。 お客様に...

これに続いて今回は、
デビットカード、Amazon、Suicaをfreeeに同期した時の注意点です。

基本はクレジットカードと同じ

デビットカードはともかく、
Amazon、Suicaの同期はちょっと大変そうですよね…。

ただ、基本的には
クレジットカードを取り込むのと同じ話です。

Amazonであれば、
購入履歴がfreeeに全て取り込まれ、

Suicaであれば、
利用履歴がfreeeに全て取り込まれます。

その一つ一つを仕訳計上していけばOK!

注意点

ただ、クレジットカードとちょっと違うところがあるので、
そこは気を付けなきゃいけません。

具体的には、
引き落とし口座、支払いカード側の処理です。

それぞれ見ていきますね!

デビットカード

デビットカードをfreeeに同期すると、
取引記録が読み込まれます。

4/1 Amazon 100円
4/6 アスクル 150円

仕訳にするならこんな感じ。

新聞図書費 100 / デビット 100
消耗品費  150 / デビット 150

ここまではクレジットカードと同じです。

 

ただ、デビットカードは
使用したタイミングで預金口座からお金が引き落とされます。

クレジットカードのように締め日があって、
毎月の決まった日にまとめて引き落とされる訳ではありません。

なので、デビットカードの引き落とし口座では、
こんな取引が記録されることになります。

4/1 デビット -100円
4/6 デビット -150円

この時によくあるミスがコレ。

新聞図書費 100 / 預金 100
消耗品費  150 / 預金 150

これでは費用の二重計上になってしまいますよね。

正しくはコチラ。

デビット 100 / 預金 100
デビット 150 / 預金 150

気を付けましょう!

Amazon

お次はAmazonです。

こちらもfreeeに同期すると、
以下のように取引記録が読み込まれます。

4/1 よくわかる〇〇!(kindle版) 100円
4/6 PC用ケーブル 150円

仕訳にするならこんな感じ。

新聞図書費 100 / Amazon 100
消耗品費  150 / Amazon 150

 

ただ、Amazonの場合、
注文したタイミングでクレジットカードが利用されますよね。

なので、クレジットカードの明細では、
こんな取引が記録されることになります。

4/1 Amazon 100円
4/6 Amazon 150円

この時によくあるミスがコレ。

新聞図書費 100 / クレカ 100
消耗品費  150 / クレカ 150

これも費用の二重計上になってしまいます。

正しくはコチラ。

Amazon 100 / クレカ 100
Amazon 150 / クレカ 150

Suica

最後はSuicaです。

こちらもfreeeに同期すると、
以下のように取引記録が読み込まれます。

4/1 電車 入 A駅 出 B駅 100円
4/6 電車 入 B駅 出 C駅 150円

仕訳にするならこんな感じ。

旅費交通費 100 / Suica 100
旅費交通費 150 / Suica 150

 

Suicaの場合はチャージされた金額が引き落とされますので、
この時点でクレジットカード側の処理はありません。

チャージをすると、クレジットカードの明細では、
こんな取引が記録されることになります。

4/15 チャージ 3,000円

ここでよくあるミスがコレ。

旅費交通費 3,000 / クレカ 3,000

チャージした時点では運賃を払ってないので、経費計上してはいけません。

正しくはコチラ。

Suica 3,000 / クレカ 3,000

こちらも気を付けましょう。

決算時にあるべき金額

この記事に記載した処理を行えば、
基本的には決算時に以下のような状況になります。

  • デビット:残高0
  • Amazon:残高0
  • Suica:未使用金額のみ資産に残る

大きく差異が出ているときは何かを間違っている可能性が高いので、
ぜひ参考にしてみてください!

 

◆編集後記

今日は午前中に顧問先様訪問し、午後は新規のお客様とZoomでお打ち合わせでした。

これから年末年始に向かうにつれてお問い合わせが増えてくるので、案件の見定めをしっかりしていきたいと思います。