こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です。
「ノートや文房具って、これ“消耗品費”?“事務用品費”?」
「会計ソフトに両方あって迷う…」
こんな疑問を持っている方、多いと思います。
特にフリーランスのイラストレーターや作曲家、漫画家など、
経理に不慣れなクリエイターさんには混乱しやすいポイント。
この記事では、事務用品費と消耗品費の違い・使い分けが必要かどうかをわかりやすく解説します!
【事務用品費とは?】対象になる経費の例
事務用品費とは、名前の通り
「日々の事務作業に使う小物類」をまとめた勘定科目です。
たとえば:
- ボールペン
- ノートや付箋
- クリアファイル
- プリンター用紙
事務所や自宅で仕事をするうえで、細かく必要になるものが該当します。
ただし、これらは「消耗品費」に含めても全く問題ありません。
【結論】個人事業なら消耗品費にまとめてOK!
結論からいうと、個人事業主や小規模法人の場合、「分ける必要はない」です!
その理由は:
- 金額が小さく、年間でも数千〜1万円程度
- 消耗品費に含めたほうが管理がシンプル
- 税務調査で聞かれても問題ない範囲
そもそも「消耗品費」は、10万円未満の備品や道具も含められる、広く使える科目。
金額によってはセカンドPCやiPadなども、消耗品費として計上することがよくあります。
上場企業や大企業はなぜ分けてるの?
一方、上場企業や大手企業は「事務用品費」としてきっちり分類していることがあります。
これは、
- 部門ごとのコスト分析が必要
- 経理体制がしっかりしている
- 予算管理や内部統制の都合
つまり、財務分析や経営判断に活かすために「見やすさ重視」で分けているだけ。
フリーランスの記帳においては、分ける必要はまったくありません!
【経理初心者向け】勘定科目は“シンプル&後でわかる”が大事!
経理初心者の方ほど、科目の使い分けに迷ってしまいがち。
でも大事なのは、「自分が後で見たときに分かりやすいか?」です。
たとえば:
- ✅ ペンも紙もマウスも、ぜんぶ「消耗品費」で統一
- ✅「交際費」と「会議費」は使い分け(←金額や用途に差が出やすい)
- ✅ 家事按分があるものは別で把握(例:通信費、水道光熱費など)
使い分けが必要なものだけ丁寧に。
それ以外はシンプル&時短でOK!
まとめ:迷ったら“消耗品費にまとめてOK”!
- 消耗品費と事務用品費の違いは、実は曖昧でOK!
- フリーランスは消耗品費だけで十分
- 見返して自分が分かる仕訳にするのが正解
「この経費ってどこに入れる?」「この分類で問題ない?」
そう悩んだときは、専門家の力を借りるのもありですよ!
\ 勘定科目の使い分け、これで合ってる? /
「これってどの経費にすればいいの?」「税務調査で聞かれて困らない?」
そんな不安は、クリエイター専門の税理士にお任せください!