こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
作曲家さん、漫画家さん、イラストレーターさんなど、
日々創作に励む皆さんから、こんな相談をよくいただきます。
「将来のためにお金を貯めたいけど、何から始めたらいいかわからない…」
「税金を払うだけでいっぱいいっぱい…」
個人事業主として独立開業し生活資金を稼げるようになっても
将来のライフイベントへの備えや老後のための資金形成はまだまだ…という人も多いかと思います。
実は今の収入が多くなくても、お金を守り、育てる仕組みは少しずつ作れます!
この記事では、個人事業主として活動している若手クリエイターに向けて、
節税を踏まえた初めてでも取り組みやすい資産形成の方法を3ステップで解説します!
ステップ①:まずは「守る」ことから始めよう
資産形成というといきなり投資や株を連想しがちですよね…。
でも最初にやるべきことはリスクに備えること(守り)です!
生活防衛資金をつくろう
会社員と違い、個人事業主には「毎月固定の給料」がありません。
だからこそ収入が少ない月や案件が飛んだとき・病気に備えて、
最低3〜6ヶ月分の生活費を貯めておくことが重要です。
例)月の生活費が15万円の場合:
→ 最低45万〜90万円は「使わない貯金」として確保
このお金は使ってしまわないように確保しつつ
いざというときに引き出せるよう普段自分が使わない普通預金の口座に預けておきましょう!
ステップ②:節税しながら貯める
次にやるべきは、税金を減らしながら将来のために貯める仕組みを使うこと。
フリーランスには節税しながら資産形成できる制度があるんです。
小規模企業共済
- 国が用意している「フリーランスの退職金制度」
- 月額1,000円〜70,000円の範囲で自由に積み立てできる
- 支払った金額すべてが「所得控除」になるので、節税になる!
- 掛金減額や廃業以外の理由で20年以内に解約すると元本割れする
- 将来解約してお金をもらうときに課税される(税制優遇はある)
個人事業を廃業していない状態でも任意のタイミングで解約できますが
途中で掛金を減額した場合や20年以内に任意解約したときには元本割れ、
つまり支払った総額よりも返ってくる金額が少なくなります…。
iDeCo(個人型確定拠出年金)
- リスクの低い商品の中から自分で投資先を選べる「将来の年金積立制度」
- 投資で増えたお金は非課税
- 月額5,000円〜最大68,000円の範囲で自由に積み立てできる
- 支払った金額すべてが「所得控除」になるので、節税になる!
- 20代のうちから始めると複利効果でもらえるお金が大きく増えるかも!
- 原則60歳まで引き出せない
- 将来解約してお金をもらうときに課税される(税制優遇はある)
将来の年金を積み立てる制度なので、
60歳までお金を引き出せないのが強いデメリットですね…。
ただ、小規模企業共済と違ってiDeCoは証券会社を通して自分で投資商品を選ぶので、
リアルタイムで投資成果を確認でき、分かりやすくモチベーションにもなりやすいです!
投資商品を選ぶ際はトリッキーなものを避け、
手数料が安く長期運用が想定されている投資信託(インデックスファンド)がおすすめ!
「〇〇証券 iDeCo おすすめ 投資信託」でネット検索してみると人気の商品名が出てきます。
節税効果
どちらも掛金全額が所得控除になるので、
具体的には以下のような節税効果があります!
例)年間24万円(月2万円)の掛金を払う場合
→ 所得が300万円なら、約5万円の節税効果(所得税+住民税)
ただ、長期間お金を引き出さないことが想定されている制度なので、
「生活防衛資金ができてから始める」のがおすすめです!
また、少額でも良いので毎月継続できる金額ではじめましょう!
ステップ③:「余裕資金」で資産を増やす
生活費の備えがあり、節税しながら積み立てもしている。
この状態になったら、いよいよお金を「育てる」フェーズへ。
新NISA(少額投資非課税制度)の活用
2024年から新NISAが始まり、個人事業主にもかなり有利な制度になっています!
✅ 新NISAのポイント
- 年間360万円まで非課税で投資できる(つみたて投資枠+成長投資枠)
- 運用益・売却益がずっと非課税
- 途中で引き出してもOK(ライフスタイルに合わせやすい)
✅ 投資初心者におすすめの始め方
- 「つみたてNISA枠」で月1万円から、インデックスファンドを積立
- SBI証券や楽天証券の口座を開設(スマホでOK)
20代からはじめると、毎月1〜2万円でも10年後・20年後には大きな資産に育つ可能性があります。
例)月2万円の掛金を払う場合(年平均利回り3%)
→ 2万円*12ヶ月*20年で480万円の掛金に対して、650万円程度の金額に!
資産形成の3ステップまとめ
ステップ | 内容 | ポイント |
---|---|---|
① 守る | 生活防衛資金の確保 | 収入ゼロの月でも慌てない |
② 節税しながら貯める | 小規模企業共済・iDeCo | 将来+節税 |
③ 増やす | NISAで長期投資 | コツコツ投資でお金を育てる |
よくある質問Q&A
Q. 資産形成って、収入が少なくても始めたほうがいいの?
A. はい、少額からでもスタートすべきです!
「お金に働いてもらう」という感覚を早く持ち実践すると、将来に大きな差がつきます。
Q. 投資って怖くないですか?
A. 怖くない方法を選べば大丈夫!
いきなり個別株はNG。全世界株式等のインデックスファンドを毎月コツコツ積み立てるのが基本。
Q. 全部やるのは難しいです…
A. まずは「生活防衛資金を貯める」ところからでOK!
慣れてきたら、小規模企業共済やNISAなどにステップアップしていきましょう。
最後に:資産形成は「仕組みづくり」がすべて!
多くの人にとって資産形成するためには
「収入の多さ」より「仕組づくり」の方が大事。
稼げるようになってから…と思っていると、ついつい後回しに…。
やっぱりお金が入ると欲しいものを買っちゃったりしますからね…。
だからこそ今の自分にできる小さな一歩を、ぜひ始めてみてください!
事業のお悩み、税務相談、自分に合った将来の資産形成相談できる専門家がほしいという方は、
ぜひ顧問契約を検討してみてください!