【2.5次元ミュージカルのチケット代は経費になる?】クリエイターの推し活と仕事の境界線

クリエイターの税金・申告関係
スポンサーリンク

こんにちは!

公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

 

「2.5次元舞台のチケット、創作の参考になるし…経費にしてもいいよね?」

「でも、推し活って言われたら否定できない…」

こんな風に、仕事と趣味の境界線があいまいになること、ありませんか?

 

この記事では、2.5次元ミュージカルのチケット代が経費になるケース・ならないケースについて、

クリエイターさん向けにわかりやすくお話していきます!

 

スポンサーリンク

まず確認!経費になるかどうかの基本ルール

税務上、経費になるかどうかのポイントは、

その支出が、売上を得るために必要あるかどうかです!

 

たとえば、こんな支出👇

  • 動画制作のネタ探しとして観に行って、実際に動画に反映した
  • 演出を参考に、舞台系マンガを描いている
  • 観劇レポを書いて、広告収益を得ている

こういった明確な「仕事目的」がある場合、

チケット代も「必要経費」として認められる可能性が高いです!

 

◆おすすめ記事

【映画やドラマ鑑賞は経費?】クリエイターが“創作インプット”として扱うときの注意点
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!イラスト、漫画、音楽、シナリオ制作…。創作活動をしていると、映画やドラマを観ることも「作品づくりのためのインプット」になること、ありますよね。「じゃあその“鑑賞代”、経費にできる...
【現地取材と観光の線引き】クリエイターの“旅インプット”を経費にするときの判断ポイント
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!作品づくりのために、「実際の街を歩いてみたい」「現地の空気を感じたい」そう思って旅に出るクリエイターさん、多いと思います。「でも、その費用って経費にできるのかな?」一方で、「ただ...

 

こんなクリエイターさんなら経費OKの可能性大

具体的には、こういうクリエイターさんは、

舞台観劇が「仕事の一環」と見なされやすいです👇

  • 舞台俳優・声優・表現系パフォーマー
  • 演出家・舞台脚本家・照明技術者
  • 考察系ブロガー・YouTuber・ポッドキャスター
  • 観劇レポやレビューで収益を得ている人
  • マンガ・イラスト制作で舞台描写を取り入れている人
  • 舞台イベントの楽曲制作をしている人

 

たとえば、舞台に出演している俳優さんが、

他の演者の演技や演出を研究する目的で観に行くのは、ごく自然なこと!

 

同じように、マンガ家さんやイラストレーターさんが、

「舞台のシーンを描くうえで実際の照明や動きを観察したい」

という目的で観劇するのも、「お仕事に直結するインプット」になりますよね。

 

さらに、SNSやブログで観劇レポートを書いて実際に広告収益を得ている場合や、

そのレビューが仕事獲得のポートフォリオになっているなら、

「売上を上げるために必要な支出」と言えるので、経費になる可能性が高いと考えます!

 

つまり、観に行った内容を「見える形で創作や発信に落とし込んで、売上を上げている」なら、

経費として認められるための客観的な証拠を残しやすいです。

 

◆おすすめ記事

【ペット漫画を描いたら?】飼育費は経費にできる?クリエイターが気をつけたい判断ポイント
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!「うちのペットを題材にした漫画書いてる!」「作品の世界観にも影響してるし、飼育費って経費になる?」そんな疑問を持つクリエイターさん、意外と多いです。この記事では、ペットを題材にし...
【フィギュア代は経費?】YouTuber・漫画家・イラストレーター向けに税理士が解説!
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!「このフィギュア、仕事に関係してるけど経費にできる?」ゲーム配信者さんや漫画家さん、イラストレーターさんといった、創作活動をしているクリエイターさんから多く寄せられる質問です。こ...

 

逆に経費にしにくいケースは?

一方で、以下のようなパターンは「ただの娯楽」と見なされやすいです👇

  • 自身の作品ジャンルや表現スタイルと無関係の舞台を見ている
  • 観劇理由が「気分転換」や「推しに会いたい」だけ
  • 舞台に関する感想やアウトプットをSNS・ブログなどで発信していない

 

たとえば、普段はペットをテーマにした漫画を描いているけれど、

全く関連のないスポーツものの2.5次元ミュージカルを「単純に観たかったから」観に行った。

 

しかもそのことを仕事にも活かさず、研究材料としてのレポートもなく、

収益を生むような発信はしていない…

 

こんな場合は、仕事との結びつきが弱いと判断されやすいです。

 

もちろん、気分転換のためにお金を使うのはとっても大切なこと。

「気分転換=悪い出費」では決してありません。

 

でも、税務上は「その支出がどれだけ事業に必要だったか?」を説明できることが求められます!

 

つまり、

  • 仕事の一部として観た(インプットの位置づけ)
  • その内容をアウトプットした(レビューや創作に活用)

といった「仕事とのつながり」があるかが、経費にできるかどうかのカギなんです。

 

◆おすすめ記事

【経費と私用の境界があいまい…】クリエイターが注意したい「グレーゾーンな科目」3選
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!経費の入力をしているとき、「これって仕事用?私用?どっち…?」って迷ったこと、ありませんか?とくに、クリエイターさんにとって使い道が混ざりやすい支出、けっこう多いですよね。この記...
【モデル・俳優は全部経費?】クリエイターにも関係ある美容・衣装費の考え方
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!「モデル・俳優業をやれば、美容代や洋服代を経費にできるって聞いた」「副業として俳優をやれば、クリエイターでも経費にできるらしい」そんな話を聞いたことがあるクリエイターさん、いるか...

 

じゃあ、どう証明すればいい?

経費として認めてもらうには、領収証や支払履歴が残っているだけでなく、

「事業との関係」を形に残すことがコツです!

 

たとえば👇

  • 舞台の感想、考察、研究内容をブログ・SNSに投稿する
  • 観劇日や目的をメモしておく
  • 実際にどんな仕事に使ったか(例:構図の参考、雰囲気の描写、楽曲制作)をメモ

 

こういった「見える形でのアウトプット」があると、

あとから「これは仕事のための支出でした」と説明しやすくなります!

 

◆おすすめ記事

【推し活×お仕事】クリエイターが“オタク趣味”を仕事に生かすヒント
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!「このアニメがなかったら、今の自分いないかも…」「あのライブで元気もらって、今日も描けた」そんなふうに、“推し活”が日々の原動力になっている人、きっと多いんじゃないでしょうか?で...

 

Q&A:参考資料に関するあるあるなお悩み

Q. 自腹で買ったBlu-rayやグッズも経費にできる?

A. 作品の研究用・資料用という実態があれば、経費になる余地はあります!

ただし、観賞用・趣味の延長に見えるとグレーになるので、使い方と目的を明確にするのが大事!

 

Q. レシートやチケットが電子だった場合はどうすればいい?

A. スクショやPDFで保存しておきましょう!

可能なら、その公演のURLやSNS投稿とセットで残しておくと安心です!

 

Q. 交通費やグッズ代も経費になる?

A. 観劇に直接必要だった交通費はOKの可能性が高いです!

グッズ代はかなり微妙ですが、「資料用」「撮影用」「背景素材として活用」などの実態があるならOK!

 

まとめ │ 経費になるかは「目的」、「実態」、「証拠」がカギ!

  • 2.5次元ミュージカルでも、仕事目的なら経費になる余地あり
  • 記録や発信があると、経費の根拠を示しやすい
  • 仕事に使っている実態があるなら、経費にしてOK

経費を増やしたいときでも、きちんとその実態をもとに判断するようにしましょう!

 

\ 推し活と経費のボーダーライン、あいまいなときは /

「チケット代は経費にできる?」「どこまで主張できる?」

そんなお悩みも、クリエイター特化の税理士がやさしくサポートします!

お問い合わせはコチラ!