こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「え、住民税こんなに高かったっけ?」「なんか急にドーンと来るんだけど…」
毎年6月あたりになると、そんな声がクリエイターさんから多く聞こえてきます。
でもそれ、あなたの感覚がズレてるわけじゃなくて、仕組み的に”重く感じる理由”がちゃんとあるんです。
この記事ではその理由と、ちょっとでもラクにするための対策をクリエイターさん向けにお伝えします!
住民税が”重く”感じるのはなぜ?
結論から言うと、以下3つの要素が絡んでます👇
① 後払い&まとめて請求スタイル
住民税は「前年の所得」に対して課される税金。
しかも払うのは年4回(6月・8月・10月・翌年1月)。ズレてるし、回数が多い…。
つまり、今の収入が下がってても、去年の稼ぎに応じて税額が来るってこと。
お仕事が伸び悩んでしまうと、一気に負担感が強くなります。
② 国保や所得税と比べて”自動引き落とし”じゃない
所得税は確定申告時に払うし、国保は毎月の請求でじわじわ来ます。
でも住民税は年に数回まとめて数ヶ月分ドーンと請求が来る。
これが「なんかすごく重い…」って感じる一番の理由かも。
③ 成長した=収入が増えた証でもある
住民税は「所得に対して10%前後」なので、去年稼げた人ほど高くなる仕組み。
→確定申告書の右上、「㉚課税される所得金額」*10%の金額が、その年払う住民税のイメージ。
つまり「うわ…住民税高っ…」って感じたってことは、
それだけ去年がんばった証拠でもあります。
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少しでもラクにする3つの対策
「仕組みはわかったけど、支払うのツライ…」って人に向けて、現実的な工夫を紹介します👇
① 1月〜3月の時点で”住民税貯金”を始める
最初の住民税の請求が来るのは6月。
つまり1月の時点で「去年の所得ほぼ確定→ある程度の住民税は予測できる」状態になります。
このタイミングで、6月以降の分割納付に向けて貯金スタートしておくと超ラク。
② 「分割納付」をフル活用しよう
住民税は年4回の分割が基本です。
一括払いがキツい人は、迷わず分割納付にしておくのがおすすめ。
それぞれの納付期日までに払えばペナルティがないので、実質無利息でお金を借りてるようなものです。
③ 所得控除で”住民税そのもの”を減らす
実は住民税も、ふるさと納税や医療費控除、扶養控除などの所得控除で減らせます。
「収入はそんなに変わってないのに、住民税だけ上がった」ってときは、控除の中身をチェック!
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住民税は”稼いだ証”。でも備えも大事!
住民税が重く感じるのは、稼げるようになってきた証。
でも同時に、「ちゃんと仕組みを知って、備えること」がクリエイターには大切です。
仕組みを知っていれば、「6月までに〇円貯めよう」と準備ができますし、
住民税を低くするために、ふるさと納税・医療費控除をきちんと受けようという気持ちになれます。
この記事を読んで、正体不明の税金じゃなくなっただけで大きな一歩!
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まとめ │ 住民税はキツいけど、仕組みをしれば対策できる!
- 後払い&一括でくるから”重く”感じやすい
- 分割納付・住民税貯金・控除対策で少しラクに
- 高くなった=成長の証でもある◎
「知ってるかどうか」で気持ちも支払いも変わります。
ムリせず備えて、次の年も安心して乗り越えていきましょう!