こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「これって経費になるのかな?」
フリーランスになったばかりの頃って、
いろんな支出に対してこんなふうに迷うこと、ありますよね。
実はこの「経費かも?」というアンテナが立つかどうかって、
帳簿を整える上でも、節税を考える上でも、すごく大事な視点なんです。
この記事では、「経費感覚」を育てるコツを、
クリエイター向けにやさしく紹介していきます!
「経費になるもの」って、どんなもの?
まずは大前提として、経費とは「売上につながる支出」のこと!
たとえば、
- 撮影のために買った衣装や小道具
- イラスト制作で使うソフトや液タブ
- 仕事のために使うスマホ・パソコン
こうした支出は、「仕事に使った」というストーリーがちゃんとあるので、
経費にできる可能性が高くなります。
逆に、「ただの趣味」「完全にプライベート」のものはNG。
なのでまずは、そのお金が「仕事に必要だった」と説明できるか?を軸にしてみましょう!
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経費のアンテナは、どうすれば立つ?
とはいえ、「説明できるかどうかって言われても…そもそも思いつかない」
という方も多いかもしれません。
経費感覚って、独立してすぐにパッと身につくものじゃなくて、
ちょっとした習慣で、だんだん育っていきます。
感覚を育てていくためのポイントはこの3つ👇
- ①「なんの目的で買うのか」を言葉にしてみる
- ② 過去の経費例からパターンを学ぶ
- ③「これって経費かも?」と思ったらメモする
1つずつ説明していきますね!
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①「なんの目的で買うの?」と自問してみる
買い物をするとき、
「これは仕事のどんなことに使う?」「仕事に何かしらのリターンがある?」
こんなことを考えてみてください。
たとえば:
- 新しいBGM素材 → 自主制作動画での使用目的
- 風景の写真集 → 漫画ネームの資料として
- 服や小物 → ポートフォリオ用の撮影に使う
こうやって「仕事との関連性」が思いつくなら、経費の可能性あり!
買ったものと仕事のつながりを自分で把握できてるかどうかがカギになります!
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② 過去の「これは経費にしてOKだった」経験をストック
一度でも「これは経費になるよ」と教えてもらった経験は、
そのまま「経費かどうかを判断する軸」になります。
たとえば税理士にスポット相談して、
過去に「これは経費になるよ」と言われたものがあるなら、
- そのときのレシート
- メモ書きや帳簿の内容
- どんな案件で使ったか
を振り返ってみましょう。
「あ、こういうのもいけるんだ!」
という気づきが、アンテナの感度を上げてくれます!
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③「これって経費かも?」のメモを習慣に
「仕事用といえば仕事用だけど、プライベートでもあるし…」
こんな感じですぐに判断がつかないこと、ありますよね。
そんなときは、レシートの裏に「仕事に関係してる要素」をメモして、
レシートを保管しているファイルと、別のファイルに分けておくのがおすすめ!
たとえば、こんな感じ👇
- 「○月○日、YouTube用撮影で使う衣装」
- 「背景小道具に使う予定で購入」
- 「〇〇案件の参考資料になりそう」
こういうメモがあるだけで、
あとから帳簿をつけるときや、税理士に相談するときに確認しやすくなります!
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Q&A:経費に関するあるあるなお悩み
Q. 結局使わなかったものって経費にできる?
A. 「使うつもりで買った」という理由が説明できるならOKになることも!
でもプライベートに流用してるとNGになることもあるので、記録は残しておきましょう!
Q. 趣味と仕事が混ざってる場合は?
A. 完全にプライベートじゃない場合でも、
「仕事で何割くらい使ったか」をざっくり家事按分することで、一部を経費にできることもあります!
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まとめ │ 経費の感覚は「気づく習慣」から育つ
- 「なんのための支出か」を自分の言葉で考えてみる
- 過去の例を思い出したり、メモしてストックしておく
- 悩んだら、とりあえず「仕事に関連した」メモを残す
「これって経費?」という視点を持てるようになると、お金の使い方も変わりますよ!