こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「今年から個人事業主になったけど、住民税はしばらくかからないよね?」
と思っていたら、ある日いきなり10万円超えの請求が…
そんな衝撃を食らっている人、実は少なくなかったりします…。
この記事では、個人事業主として独立した”最初の年”に注意すべき住民税のポイントを
クリエイター向けにやさしく解説します!
① 初年度の住民税は”前年の所得”がベース
住民税は「今年の収入」ではなく、前年の所得をもとに金額が決まります。
つまり、独立した年の稼ぎが全然なくても、前の年に収入があったら課税されるということ。
たとえば今まで会社員だった人が2025年に独立した場合、
2024年に会社員としてもらっていたお給料をベースに、2025年6月ごろから住民税の納付書が届きます。
会社員だと、住民税ってお給料から天引きされるので存在を忘れがちですが、
会社を辞めると、住民税があなた自身に請求されることに…。
運が悪いと退職するときに誰も教えてくれず、
6月くらいにいきなり住民税の通知が届いて「え、なんで!?」とびっくりすることも…。
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② “ボーナス気分”で使いすぎると危険
個人事業主のメリットは、売上額がそのまま個人口座に入ってくること。
「自由に使えるお金が増えた!」とついつい感じやすいですよね。
でも実際は、住民税に限らず健康保険・年金など、
今まで会社があらかじめ天引きしてくれていたコストを全て自分で管理しなきゃいけません…。
「今月使いすぎちゃったけど、来月売上入ってくるし平気!」
と思ってたら、月末が期限の住民税をまだ払ってなかった!なんてことがないようにしましょう。
とくにクリエイター業は収入の変動が激しいことが多い職種。
収入が多く入ってきた月には、その一部を「生活防衛資金」として他の口座に確保しておくのが大事!
個人事業主ってよくよく計算してみると、一時的に手取りが増えたように見えても、
本当の”自由に使えるお金”は少なめ、というのはよくあるケースです。
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③ 自分で払うスタイルに慣れるチャンスと考えよう
独立初年度から住民税がかかるのは、ちょっとショックかもしれません。
でも、これはお金の流れを把握するチャンスでもあります!
- 手元資金の管理に慣れる
- 来年以降の納税スケジュールを想定できる
- 税金の「怖さ」じゃなく「仕組み」として理解できる
最初はびっくりしますけど、翌年以降は「この時期は〇〇の支払い」というのが体感で分かるように。
これが積み重なるとお金の管理もしやすくなっていくので、慣れていくようにしましょう!
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✅ まとめ|住民税は”去年の収入”で決まる!
- 会社を辞めても、去年の給料に対する住民税は自分に請求される
- 独立初年度は出費が多くなるので、資金繰りに注意
- 「払う前提」で準備しておくと、不安がグッと減る
独立は楽しい反面、思わぬ出費もつきもの。
最初に「住民税」の落とし穴を回避して、安心してスタートを切りましょう!