こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
展示会や即売会のあとに打ち上げをするクリエイターさんから、こんな質問をよくいただきます。
「仲間との打ち上げ代って経費にできますか?」
「同業者との懇親会はどう処理すればいいですか?」
結論から言うと、誰と・何のために行った飲食かによって、経費になるかどうかが変わります。
「打ち上げだから経費になる」というわけではないので、判断の基準を整理しておきましょう!
経費になるかどうかのポイントは目的と相手
税務上、経費になるかどうかのポイントは、
その支出が、売上を得るための事業活動に必要かどうか
これがすべてです。
そのため、飲食費であっても「仕事のための出費」と認められるなら経費になります。
具体的には、こういうケースは経費で処理してOK👇
- イベントの打ち合わせ兼打ち上げ(参加者が関係者)
- 共作している相手との制作会議を兼ねた食事
- 打ち合わせ後のフォロー目的の食事(領収書あり)
- 同業者との懇親会
は逆に、プライベートのイベントや、家族や身内だけで楽しむための飲み会は、
「仕事との関連性がない」飲食費として扱うので、経費にすることはできません。
領収書と「誰と、何のために」をメモしておこう
お仕事関連の飲食代として実態があるのは前提として、
交際費・会議費を処理するうえで大事なのは、「説明できる証拠と記録」があるかという点。
たとえば、こんな証拠・記録を残しましょう👇
- 店名、日付、金額の入った領収書(明らかに高額じゃなければレシートでOK)
- 誰と一緒だったかのメモ(○○さんと打ち合わせ、など)
- どういう話をしたかのメモ(今後の合同制作について、など)
こうした情報を会計ソフトに仕訳登録するときの備考欄や、作業日報などに残しておくと、
税務調査のときに突っ込まれた質問をしても、客観的な証拠で証明できるようになります。
「高額」「高頻度」は要注意
たとえ仕事目的だったとしても、飲食費が多すぎると経費性を疑われることがあります。
よくあるのは、こんなケース👇
- 毎週のように飲み会してる
- 1回あたりの飲食費が2〜3万円超え
- 参加者が不明・内容が曖昧
また、「同業者と意見交換しながらご飯食べてます」といっても、
毎日のようにチェーン店での飲食代や、スーパーのお買い物を経費にしていると、
やっぱり感覚的に「それ、ほんとうに仕事のために必要なの?」って思っちゃいますよね。
税務調査も人によって行われるわけですから、
プライベートっぽい取引があまりにも多く経費に計上されていると、帳簿全体の信用性を疑われます。
だからこそ、きちんと自信をもって「これは仕事のために必要でした」といえるものを、
経費として処理するようにしましょう!
Q&A:飲食代に関するあるあるなお悩み
Q. フリーランス仲間との打ち上げ、毎回記録するの大変です…
A. 気持ちわかりますが、メモレベルの一言だけでも記録を残しておきましょう。
例:「展示会打ち上げ(○○さん、制作の打ち合わせ兼)」など。
Q. 料理研究系のクリエイターなら、食事も経費になりますか?
A. 経費になる場合もあります。
たとえば、以下のような目的であれば経費性が認められやすいです。
- レビュー記事用の飲食
- 企画用のリサーチとしての飲食
あくまで実態をもとに判断しましょう!
まとめ:「誰と」「何のために」が経費判断のカギ
- 打ち上げも「仕事の一環」なら経費になる余地アリ
- 記録(誰と・何のために)を残しておくのが重要
- 頻度・金額が大きすぎると、経費否認のリスクも
飲み会や打ち上げはアイデアを共有したり、次の仕事につながる場にもなります。
だからこそ、ちゃんと証拠を整えて、「仕事としての支出」と自信を持って言えるようにしておきましょう。

