【打ち上げって経費になる?】クリエイターのための飲食費ルールと判断ポイント

クリエイターの税金・申告関係
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こんにちは!

公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

 

展示会や即売会のあとに打ち上げをしたり、

仲間と「創作の話をしながらご飯を食べる」ことって、よくありますよね。

 

でも、その支出って経費にできるの?と聞かれると、

判断に迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

 

この記事では、「打ち上げ」や「懇親会」が経費になる・ならないのルール

クリエイターさん向けにやさしく整理してみました!

 

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① 「打ち上げ=経費OK」ではない。ポイントは“目的と相手”

まず大前提として、飲食費は原則「仕事のための出費」ならOK!

なので、以下のようなケースは経費になる可能性が高いです👇

  • イベントの打ち合わせ兼打ち上げ(参加者が関係者)
  • 共作している相手との制作会議を兼ねた食事
  • 打ち合わせ後のフォロー目的の食事(領収書あり)
  • 同業者との懇親会

 

これとは逆に、プライベートのイベントや、家族や身内だけで楽しむための飲み会は、

「お仕事との関連性がない」飲食費として扱うので、経費にするのはNGです。

 

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② 領収書と「誰と、何のために」をメモしておこう

お仕事関連の飲食代として実態があるのは前提として、

交際費・会議費の処理で大事なのは、「説明できる証拠と記録」があるかどうかです!

 

たとえば、こんな証拠・記録を残しましょう👇

  • 店名、日付、金額の入った領収書(レシートOK)
  • 誰と一緒だったかのメモ(○○さんと打ち合わせ)
  • どういう話をしたかのメモ(今後の合同制作について etc.)

こうした情報を会計ソフトに仕訳登録するときの備考欄や、

自分の作業日報などに残しておくと、税務調査のときにも安心!

 

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③ 「毎回・高額・頻繁すぎ」は注意!バランスが大事

たとえ仕事目的だったとしても、飲食費ばかりが多すぎると“経費性を疑われる”ことがあります。

よくあるのは、こんなケース👇

  • 毎週のように飲み会してる
  • 1回あたりの飲食費が2〜3万円超え
  • 参加者が不明・内容が曖昧

 

こんな場合は「本当に業務のため?」と見られることがあるので、

きちんと自分が自信をもって「これは必要経費です!」といえる、ほどよいバランスを意識しましょう!

 

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Q&A:飲食代に関するあるあるなお悩み

Q. フリーランス仲間との打ち上げ、毎回記録するの大変です…

A. 気持ちわかります!でも、メモレベルでもいいので一言記録しておくだけでも説得力がありますよ。

例:「展示会打ち上げ(○○さん、制作の打ち合わせ兼)」など。

 

Q. 料理研究系のクリエイターなら、食事も経費になりますか?

A. 経費になる場合もあります!

たとえば、

  • レビュー記事用の飲食
  • 企画用のリサーチとしての飲食

などは「目的と証拠」が揃っていればOKなことも。あくまで実態をもとに判断しましょう!

 

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まとめ │ 飲食費の経費判断は、「誰と」「何のために」がカギ!

  • 打ち上げも「仕事の一環」なら経費になる余地アリ
  • 記録(誰と・何のために)を残しておくのが重要
  • 頻度・金額が大きすぎると、経費否認のリスクも

飲み会や打ち上げは、ただ楽しいだけじゃなくて、

クリエイター同士がアイデアを共有したり、次の仕事につながる場にもなります。

だからこそ、ちゃんと証拠を整えて、「仕事としての支出」と自信を持って言えるようにしておきましょう。

 

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