こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「これ、どう見ても仕事で使ってる支出だし、領収書とか見られないよね?」
そんなふうに考えたこと、ありませんか?
たしかに、業種的に明らかに必要そうな支出ってありますよね。
たとえば、音楽家なら楽器や機材、カメラマンならレンズや三脚など。
でも実際の税務調査では、そういう支出も「チェック対象になる」ことがあるんです。
今回はその理由と、チェックされる場合のパターンについてお話しします!
① 「経費っぽい」支出でも確認されるのが前提
税務調査では、税額に影響を与える支出(=高額な経費)ほど、調査官の目が向きやすくなります。
たとえば以下のようなケース👇
- 事業で使ってそうだけど、生活費と混ざりやすい(例:家電量販店での買い物)
- 領収書の記載内容がふんわりしていて、用途が特定しにくい
- 毎年似たような支出が繰り返されていて、金額も大きい
これらはたとえ「職業的に必要そう」に見えても、調査の際にはちゃんと中身を見られることが多いです。
② チェックされやすいお店や支出の傾向
具体的にはこんなパターンが要注意👇
- 家電量販店やAmazonなど、生活用品も売ってる店舗
- 交際費・雑費など、目的がふんわりしやすい科目
- クレカ明細に「同じ店で高額な買い物」が連続してる
こういう場合は、金額や内容にかかわらず、
「どんな目的で買ったのか?」を聞かれる前提で準備しておくと安心です。
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③ 「見られなかった=大丈夫だった」と思い込まない
中には「調査でそこは見られなかったから大丈夫だった」と税務調査された人から聞くこともありますけど、
それはたまたま重点項目に選ばれなかっただけという可能性もあります。
たとえば、売上規模が大きく、外注費が目立っていた場合、そちらの確認に時間がかかった…なんてことも。
でもいってしまえば、それは運が良かっただけ。
友達や知人のケースを信じて、プライベートなものまで経費に入れた場合。
税務調査で指摘を受けても、その人は責任を取ってくれません…。
だからこそ、普段から後ろめたい支出は経費にしない、記録は残しておくという姿勢が大切です!
まとめ|「必要そうに見える支出」も、備えは大事!
- 業種的に必要でも、金額や店舗によってはチェック対象になる
- 領収書の用途があいまいなものは、メモや記録で補完を
- 税務調査で聞かれても焦らないように、日ごろの説明準備を!
「必要そうだから大丈夫」はNGワード!
ちゃんと説明できる準備をして、安心してお仕事を続けていきましょうね。