こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「電子帳簿保存法」って言われても、正直ピンとこない…。
そんなクリエイターさん、多いと思います。
でも、片手間な対応をしていると、後からもっと大きな手間がふりかかってしまうかもしれません。
この記事では、クリエイターにとっての電子帳簿保存法の基本と、
今やっておきたい対応をわかりやすく解説します!
電子帳簿保存法って、結局なに?
電子帳簿保存法とは、領収書や請求書をデータで保存するときのルールを決めた法律です。
たとえば、こんなケースが当てはまります。
- 取引先からPDFで請求書を受け取った
- ネットショップの領収書をスクショで保存した
- メールで送られてきた契約書をそのままパソコンに保存した
これらをただ保存するだけじゃダメで、
一定の要件を満たした形で保存しなければいけない、というのがポイントです。
なぜ「今」やるべきなの?
「あとでまとめてやればいいや」と思っていると…
- 保存ルールを満たしていないデータが山積みになる
- 後から探しても必要なデータが見つからない
- いざ税務調査がきたときに対応できず、ペナルティを受けるリスクがある
つまり、今から少しずつ整えておかないと、後で何倍もの手間やリスクになるんです。
クリエイターが今やるべき3ステップ
1. 取引データを整理する
まずは、過去1年分くらいを目安に、データ保存している領収書・請求書を一覧にまとめてみましょう。
できれば「日付」「金額」「取引先」「内容」がわかるようにしておくとベストです。
2. 保存ルールを整える
電子帳簿保存法では、タイムスタンプや訂正・削除履歴の確保が求められる場合もあります。
これをクリエイターがいきなり完璧にやるのは大変…。
なので、
- データのファイル名を「日付_取引先_金額」のように統一する
- フォルダ分けしてわかりやすくする
まずはこの2つから始めるのがおすすめです!
3. これからの取引は「即・整理」を習慣に
新しい領収書や請求書は、受け取ったらその日のうちに整理・保存するようにしましょう。
後回しにすると、どんどんカオスになっていきます…!
習慣化してしまえば、整理の手間も最小限ですみます。
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よくある質問(Q&A)
Q. 紙の領収書も電子保存しないとダメ?
いいえ、紙のまま保存していればOKです。
ただし、スキャンしてデータ化する場合は、電子帳簿保存法に沿った保存が必要になります。
Q. フリーソフトでも対応できる?
できますが、タイムスタンプ付与や履歴管理ができるか要チェックです。
クラウド会計ソフトを使うのも一つの手です!
まとめ │ 電子帳簿保存法対応はできることだけ対応!
- 電子帳簿保存法はクリエイターにも無関係じゃない
- 片手間対応は、後のリスクと手間を大きくする
- 今から「整理」と「習慣化」で未来の自分を守ろう!
少しずつ整えていけば大丈夫。
あなたのペースで、できることから始めましょう!