こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「会計ソフトと通帳の金額がズレてる…!」
「クレカの明細、取り込んだはずなのに合わない…」
freeeやマネーフォワードなどのクラウド会計を使っていると、
「自動で連携されてるはずなのに、なぜか帳簿がズレてる」という場面、けっこうよくあります。
そのまま放置すると、確定申告で大混乱…。
というわけで、この記事では、「帳簿がズレる主な原因」と「すぐできるチェックポイント」を
クリエイターさん向けにやさしく解説していきます!
よくある「ズレ」のパターン
まず、帳簿ズレでよくあるパターンをいくつか紹介します👇
① 口座残高と会計ソフトの残高が違う
通帳やネットバンキングで見た残高と、ソフト上の「現金・預金」がズレてるパターン。
② 同じ取引が2重に登録されている
手入力と自動連携が両方あると、同じ支出が2回分計上されることがあります。
③ クレカの引き落としが「支出」として二重に
カード利用時点+引き落とし時点で2回計上しちゃうミス。
◆おすすめ記事


原因①:手入力と連携のダブル登録
「請求書を出したから、売上を手入力してた」
「でも、あとから自動連携で入金データも入ってきた」
こういうケースでは、売上の手入力+自動登録の二重計上が起こりやすいです。
ほかにも、レシートをアプリで読み取って経費登録したり、手入力したものの、
実はその支払いに使ったクレカを会計システムに同期している場合も二重登録が起きやすいです。
解決策としては、どちらか一方を削除(or 無効化)するのがポイント。
連携データを優先して残すのがスムーズなことが多いですよ。
◆おすすめ記事

原因②:同期のタイミングズレ
これはとってもシンプルなズレで、特別な操作はいりません。
たとえば銀行の入金が「今日あった」けど、
会計ソフトの同期は昨日の時点で止まってる…そんなこともよくあります。
会計ソフトの「手動同期」ボタンを押して、最新データに更新してみてください。
意外とこれでサクッと直ることも多いです。
原因③:クレジットカードの処理ミス
クレカって、「使ったとき」と「引き落とされたとき」のタイミングが違いますよね。
なのに、両方を支出として計上しちゃうと、帳簿がズレてしまいます。
正しい流れはこんな感じ👇
- カード利用 →「通信費」などの経費として計上(未払金)
- 銀行口座からの引き落とし →「未払金の返済」として処理
引き落としは支出じゃなくて、預金口座からクレカへの資金移動です。ここ、地味にミスしやすい!
◆おすすめ記事

Q&A:会計システムへの登録に関するあるあるなお悩み
Q. 自動連携だけで完璧に帳簿つけられる?
A. 売上の入金、経費の支払いを事業用の口座・カードにまとめられれば連携だけで9割カバーできます。
ただ、それでもたまに手入力や修正が必要な場面もあります。
Q. 明らかにズレてるけど、どこから直せばいいか分からない…
A. まずは「通帳の残高」と「会計ソフトの残高」を見比べて、
その差額が「どの取引に由来しているか」を一つずつ探ってみましょう。
過年度から「現金残高がめちゃ多い」ってときは、応急処置として差額を「事業主貸」勘定で処理するのもアリ。
◆おすすめ記事

まとめ │ ズレたまま放置すると、後で大変…!
- よくあるズレは「二重登録」「同期ズレ」「カード処理ミス」
- まずは残高チェック→手動同期→二重計上の有無を確認
- クレカは取引時に「支出」+引き落とし日に「資金移動」の2ステップ
「なんかズレてる気がするけど、面倒でそのままにしちゃった…」
そんな小さな違和感を放置しないのが、確定申告の成功ルールです!