こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「VPNサービスを契約したけど、経費になりますか?」
「ウイルス対策ソフトを毎年更新してるけど、これも経費になる?」
そんなお悩みを持つクリエイターさんもいますよね!
そこでこの記事では、VPN・セキュリティソフトなどの経費判断ポイントを
クリエイターさん向けにやさしく解説していきます!
基本は「業務に使っているかどうか」が基準
税務上、経費になるかどうかのポイントは、
その支出が、売上を得るための事業活動に必要あるかどうかです!
- 仕事のためのパソコンで使っているソフト → 経費にできる可能性あり
- プライベート用のパソコンで使っているソフト → 経費にはできない
そのため、VPNやセキュリティソフトの場合、
以下のようなケースであれば経費として認められやすいです。
- 外出先やカフェでの作業が多く、VPNを使って通信を保護している
- 業務PCにウイルス対策ソフトを導入している
- クライアントとのやり取りに使う情報を保護する目的で契約している
つまり、仕事上の情報漏洩やデータ管理のための支出であれば、基本的に経費処理して問題なし!
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自宅用のPCに入れてる場合は経費にできない?
「自宅で使ってるPCに入れてる場合は、経費にできない?」というご質問もよくありますが、
そのPCを仕事に使っているなら、もちろん経費にできます!
経費の考え方で大事なのは「用途」。自宅用のPCだからダメ、というルールはありません。
大事なのは、そのソフトやサービスをどれだけ仕事のために使っているかです。
ただし、家庭内でほかの人も同じPCを使っていたり、
ゲーム・娯楽目的が多い場合は、家事按分(あんぶん)処理が必要になります。
たとえば、こんな感じ👇
- 平日は仕事用、休日は家族が使用 → 70%を経費に
- 1週間の使用時間が70時間で、そのうち40時間は仕事 → 57%を経費に
ポイントは、「使用頻度」「時間」などをもとに、「割合をざっくりでも示せる状態」にしておくこと!
さらに按分割合の根拠として、以下のようなものを残せると完璧です。
- PCの利用時間をメモ(例:平日8時間は仕事、夜は娯楽)
- 業務で使ったVPN接続ログや、ソフト利用履歴をスクショで残す
ちょっと面倒に感じてしまうかもしれませんが、
できる範囲で記録やメモを残すようにしましょう!
ちなみに、複数台に使えるセキュリティソフトのような場合は、
お仕事に使っている端末台数に相当する金額分のみ経費にすることができます。
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月額課金・年額契約も問題なし
VPNやセキュリティソフトは買い切りタイプ・サブスクタイプ(月額・年額)とありますが、
仕事用として契約していれば、いずれも関係なく経費にできます!
具体的にはこんな感じ👇
- 月額1,200円のVPN・セキュリティソフト:「通信費」
- 年額9,800円のVPN・セキュリティソフト:「通信費」
- 買い切り型、18,000円のVPN・セキュリティソフト:「消耗品費」
途中解約やプラン変更をした場合も、
基本は「支払ったときに経費」として処理すれば問題ありません。
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Q&A:セキュリティソフトに関するあるあるなお悩み
Q. スマホのセキュリティソフトも経費になる?
A. 仕事に使っているスマホ用であれば、経費にできます!
Q. VPNって本当に必要なの?
A. セキュリティ強化の観点から、外出先やカフェでWi-Fiを使用することがある方には特におすすめです!
まとめ │ VPNやセキュリティソフトも「仕事用」なら経費に!
- 情報漏洩防止や業務用PCでの使用であれば、VPN・セキュリティソフトも経費になる
- プライベートでも使う端末用であれば、家事按分で一部を経費に
- サブスク型、買い切り型で勘定科目は変わるけど、どちらも経費になる
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