こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「医療費控除って、名前は聞いたことあるけどよくわからない…」
「確定申告のときに“あ、そういえば病院代かかったな”って思い出す」
こんなクリエイターさん、実は多いんです。
この記事では、そんな医療費控除の受け漏れを防ぐために、
やっておくと安心な「領収証の保管法と基本ルール」を、クリエイターさん向けにやさしくまとめていきます!
そもそも医療費控除ってなに?
ざっくり言うと、1年間でかかった医療費が一定額を超えたときに、税金が安くなる仕組みです。
自分自身の医療費はもちろん、同一生計の家族(配偶者や子どもなど)の分もOK。
しかも病院代や、処方されたお薬代だけじゃなく、
ドラッグストアで購入したお薬も対象になるので、集計すると意外と大きな金額になってることが多いです。
適用される条件や金額にはルールがありますが、
「合計で10万円を超えた分は、税金を安くできる」っていう感覚で覚えておけば大丈夫!
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医療費控除を受けるには、領収証の保管が必須!
医療費控除を受けるには、確定申告をするときに、医療費控除の明細書を作る必要があります!
集計の元となる領収証自体の提出は不要ですが、5年間の保管義務アリ。
そして、医療費控除をちゃんと受けるためのステップはコチラ👇
1. 病院や薬局の領収証をもらって保管
封筒やクリアファイルでOKなので、1年分まとめておくのがベストです。
家族がいる場合は、家族全員分の医療費をまとめておくと安心!
2. 確定申告のときに「医療費控除の明細書」を作成
e-Taxでも手入力で作れます。
名前・病院名・金額を入力するだけなので、領収証を見ながらコツコツやればOK!
国税庁のHPから医療費集計フォームをダウンロードして、それに入力すればラクですよ!
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「受け漏れ」を防ぐためのおすすめ保管スタイル
忙しいクリエイターさん向けに、おすすめの保管法を紹介します👇
・家族全員分、一カ所にまとめて保管
医療費控除を受けるとき、その年の医療費であれば領収証の日付は全く気にする必要がないので、
家族全員分をまとめて一カ所に保管するのがおすすめ!
・他の控除書類とまとめてファイルに保管する
秋ごろになると、社会保険料の控除証明書や、生命保険料の控除証明書など、
確定申告時に必要となる所得控除書類が郵送されてきますよね。
他にも、ふるさと納税をしたときには寄附金受領証明書が郵送されてくるので、
こういった「確定申告のためだけの資料」は全部まとめて一つのファイルに保管すると、忘れずに済みます!
・そもそも医療費の記録をエクセルでつける
先ほど紹介した医療費集計フォームに、定期的に集計していくのもアリ!
確定申告のときに慌てずに済みますよ!
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Q&A:医療費控除に関するあるあるなお悩み
Q. 領収証をなくしてしまった場合、医療費控除はあきらめるしかない?
A. 医療機関によっては再発行してくれることもあります。
また、定期的に健康保険から「医療費のお知らせ」として、
保険証を使った医療費の集計資料が届くので、そちらで代替してもOK!
Q. 皮膚科のスキンケア治療も対象になる?
A. 美容目的ではなく、医師の診療による治療(ニキビ治療など)であれば、対象になることがあります。
ただし、美容クリニックでの施術や化粧品購入は対象外…!
Q. 通院時の交通費も対象?
A. 対象になります!
でも、公共交通機関を使った場合のみOKで、基本的にはタクシー代は認められません。
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まとめ│医療費控除、うっかりスルーしないために
- 医療費控除を受けるには領収証の保管が大事!
- 家族全員分まとめて保管で受け忘れを防ごう
- 確定申告時は「医療費控除の明細書」作成を忘れずに
ちょっとした手間だけど、大きな手術をしたときには数万円の節税につながることも。
「確定申告のときの自分を助ける」と思って、今日から少しずつ、準備していきましょう!