ヤマハの防音室(アビテックス)は何年で減価償却すべき?償却年数の考え方

税務関連

こんにちは、三橋裕樹です!

新型コロナウイルスの影響で
外出自粛を余儀なくされて、

自宅で練習するべく
ヤマハのアビテックスを導入された音楽家さんもいるのではないでしょうか?

今回はそんな方に向けた記事です!

経費?固定資産?

そもそもの話になりますが、
アビテックスの購入にかかった費用は全額その年の経費にできるんでしょうか?

答えはNo!

アビテックスは小さな間取りのモノを中古で買っても、
据付費込みで700,000円以上するので、青色申告であっても全額損金に入れることはできません…。

(青色申告の場合、300,000円未満であれば全額経費にできます。)

なので自動車等と同様に、減価償却をして数年にわたって経費化する必要があります!

何年で償却すべき?

そこで気になるのが、
何年で減価償却するのかという点。

結論から話すと、
新品なら3年ではないかと考えます。

 

理由を説明していきますね!

まず、アビテックスは部屋の中でパネルを組み合わせて防音室を作るものなので、
大掛かりな改修工事等が発生するわけではありません。

そのため、「建物」というより、
建物の中に設置する「建物附属設備」の方が実態に合っているでしょう。

 

次に「建物附属設備」とした場合に、
どのような種類に該当するか。

国税庁の法令解釈通達によると、
以下のような記載があります。

 

アビテックスは部屋の中に組み立てて設営する防音室であり、
当然移転することも可能(ヤマハのHPにも明記されてます)なため、

この「可動間仕切り」に該当することになります。

 

そのうえで、「可動間仕切り」の償却年数は
以下画像のとおり2つに分かれてます。

 

3年で償却するためには
「簡易なもの」に区分される必要がありますが、

国税庁の法令会社通達によると
「その材質及び構造が簡易で、容易に撤去することができる」必要があるとのこと。

ここで、島村楽器さんのHPで公開されている
アビテックスの設営工事に立ち会った記事を見てみてください。

参考記事:【防音】ヤマハ「アビテックス」の組立に伺いました!設置までの流れをご覧ください!

ザックリした工程としては、
土台を組んで、パネルを組み合わせて完成。

これを見たら、
「その材質及び構造が簡易で、容易に撤去することができる」ものに該当することが分かりますよね。

以上より、アビテックスは3年で償却すべき資産であると考えます!

(なお、償却方法は定額法です)

中古の場合は2年

ただアビテックスはなかなか高いので、
中古で買うという人も多いかと思います。

その場合は
以下の計算式で償却年数を計算します。

(1) 法定耐用年数(3年)を経過しているモノ
   法定耐用年数 × 20%
(2) 法定耐用年数(3年)をまだ経過してないモノ
   (法定耐用年数 - 経過年数)+ 経過年数 × 20%

(1)、(2)のいずれであっても、
1年未満の端数は切捨て、計算の結果2年未満なら2年で償却

なんだか面倒そうに感じるかも知れませんが、
1年しか使われてないモノであっても、

(2)による計算の結果、
2.4年となり、端数切捨てで結局ミニマムの2年になるので、

中古の場合は2年と覚えておけば大丈夫です!

償却年数の検討はなかなか難しいですが、
少し間違うだけでその年に経費にできる金額が大きく変わりやすいので注意しましょうね!

 

◆編集後記

今日は穴場のカフェを見つけたのでそこに行ってきました。

CAFE NIKO

一見すると何のお店か分からない佇まいなんですが、扉を開けると店内はオシャレなカフェ!

珈琲も美味しかったです。こういうお店が近くにあるのは嬉しいですね!