こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
作曲家・漫画家・イラストレーター・翻訳家など、
日々クリエイティブに活動されているフリーランスの皆さま。
日常的に買っている「食材代」って、経費になるのか気になったことありませんか?
結論から言うと、一部のケースでは食材も経費にできます。
ただし、明確なルールと判断基準があるため注意が必要です。
この記事では、「どんなケースなら経費にできる?」「注意すべき点は?」をわかりやすく解説していきます!
食材代が経費になる基本条件とは?
食材費が経費になるためには、以下のような業務との明確な関連性が必要です。
- 料理系のコンテンツ制作(YouTube、レシピブログ、料理漫画など)
- 商品撮影やプロモーションに使う
- イベントや講座で使用する材料
これらの場合、「作品や事業の一部」として必要な支出と判断されれば経費として認められます。
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経費にならないパターン
一方で、次のようなケースでは基本的に経費として認められません。
- 自分の食事・家族の食事など日常の生活費
- 業務と無関係な買い物(ただの買い置きなど)
- 領収書に商品名の記載がなく、証明が困難な場合
税務調査の現場では、生活費と事業費の区別があいまいなものは否認されやすいです。
仮に料理系のコンテンツ制作をしている方でも、
毎日3食分のレシートが入りこんでいたら指摘を受ける可能性は大です…!
よくある質問:料理配信・漫画制作ならどこまでOK?
たとえば以下のようなケースでは、目的が明確なら経費にできる可能性が高いです。
- 料理配信を行っていて、配信用のレシピ開発に使った食材
- 料理漫画を描いていて、試作のために購入した食材
- 料理講座やイベントのための買い出し
ただし、全額経費にせず、プライベート分を除外することが重要!(按分割合50%等)
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記帳・証明のポイント
- スーパーのレシートはしっかり保管する
- 可能であれば経費として使った商品にマーカーで印をつけておく
- レシートの裏やメモ帳に「レシピ撮影用」など用途を書いておく
これらをしておくだけで、税務署に対する説明力が格段に上がります!
「事業に必要だった」と説明できることが大切!
税金の世界では、「なんとなく必要だった」はNG。
その支出が「事業としてなぜ必要だったのか?」を、いつでも説明できるようにしておきましょう。
特に食材など生活費と近い支出は、税務署のチェックも厳しめ…
これは交際費や現地視察のための飛行機代とかも同じことがいえます!
まとめ:食材費は事業に直結していれば経費OK!ただし証明が命
- 料理・撮影・配信・講座など「事業に使う目的が明確」なら経費OK
- プライベートとの区別がつかない支出はNG
- レシート・記録で証明できるようにしておく
迷ったときは、「自分が税務署の職員だったら納得できるか?」で判断するのもおすすめです。
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