こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
個人事業主として活動していると、こんな場面ありませんか?
「これって経費にしていいのかな?」
「他の人はどうしてるんだろう…?」
特に、エンタメ系や創作系のお仕事だと
「仕事とプライベートの境界線」があいまいなことも多くて、迷いますよね。
この記事では、そんなときに自分自身を守るための”判断の軸”について、
クリエイター向けにやさしく解説します!
経費かどうかの判断って、白黒はっきりしないことも多い
たとえばこんな出費、どう思いますか?
- 作品の雰囲気、世界観に合う私服の購入
- 創作のインスピレーションを得るための映画鑑賞
- 制作の合間に行ったカフェ代
一見プライベートっぽく見える…。
でも、クリエイター業であれば、ちゃんと「仕事としての理由」がある場合もありますよね。
税務的にも、必ずしも「これはOK」「これはNG」と一刀両断にできるものばかりではありません。
だからこそ、自分なりの”軸”を持っておくことがすごく大切なんです!
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「何のための支出か?」が判断のヒント
ここで1つ、質問してみます。
「このお金、何のために使いましたか?」
この問いを自分に投げかけてみると、意外とスッキリ判断できることもあります。
- 自分の趣味として使ったのか?
- それとも、誰かに”届けるため”の準備だったのか?
この回答に仕事の要素が入ってこないなら、それはきっと経費じゃありません。
逆に、たとえば「新作イラストの世界観に合う洋服を資料用に購入した」なら、
れっきとした“事業のための投資”と考えられますよね。
証拠をちゃんと残しておくことも、自分を守る手段
「これは仕事のためだ!」と自分で思っていても、
第三者から見てそう見えなければ、経費として認められないこともあります。
だから、出費の理由や使い方を記録しておくのがおすすめです。
たとえばこんな感じ👇
- 領収書にメモを書き添える
- SNSや作品ページのスクショを残しておく
- その出費と関連する仕事を明記しておく
これだけで、万が一税務調査で質問されたときにも「説明できる自分」でいられますよ!
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「誰かにどう思われるか」より、「自分が説明できるか」
経費判断で悩むとき、つい「他の人はどうしてるんだろう?」と気になってしまいがち。
「〇〇 経費」で、まずはネット検索しますよね。
でも、事業内容や活動のスタイルは、人によって本当にさまざまです。
大事なのは、「自分で説明できるかどうか」。
誰かと比べなくて大丈夫。
あなたが「これは仕事のために必要だった」と、ちゃんと納得して説明できるなら、それでOKです!
Q&A|よくある「これ経費?」な相談
Q. 仕事でも使う私服って経費にできる?
A. 完全に「仕事用」と言い切れる撮影衣装や衣装提供などであれば、経費になるケースがほとんど!
ただし日常使いしているものは基本的にプライベート扱いになるので注意が必要です。
Q. カフェで作業したときのコーヒー代は?
A. 作業場所として使っていた場合は「会議費」として経費計上できることが多いです!
できれば、日時や作業内容をメモで残しておきましょう。
Q. 映画やライブのチケット代は?
A. 「作品づくりのインスピレーションとして必要だった」「レビュー記事を書くために鑑賞した」など、明確な事業目的があるなら経費計上の余地があります!
ただし、それをお仕事に使ったという証拠や説明が大事!
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まとめ │ 経費にできるかどうか、不安になったときは
- まず「誰のため・何のための支出か?」を考える
- 理由をメモや資料で”見える化”しておく
- 他人よりも、自分自身にちゃんと説明できるかが大事
経費にできるかどうかは、グレーな部分も多いからこそ、”自分を守るルール”を1つ持っておくと安心です!