こんにちは、三橋裕樹です!
個人事業主の確定申告シーズンが近付くにつれて増えるのが、
「来年から自分一人でできるように教えてくれますか?」というお問い合わせ。
私個人としては、日々の記帳や確定申告に十分時間を割けるのであれば
自分でやった方が良いと思っていますし、
日々定型的な取引しか発生しないようなお客様には、
お客様自身でも対応できるように説明するようにしています!
ただ、それでも記帳・確定申告を一人でやるためには、
それなりに必要なことも。
簿記3級の勉強はすべき
まず確定申告以前に日々の記帳が何よりも大事です。
取引が発生する都度、
資産・負債・収益・費用のそれぞれがどのように動くのか。
このイメージがないと正しく仕訳をするのが
なかなか難しい…!
「会計知識0でも使える!」と話題のクラウド会計もありますが、
完全に0知識から税理士に頼らず使い始めた人で、きちんと仕訳できている人を見たことがありません。
なので、このブログでも何回か書いてあるとおり、
自分で記帳するなら簿記3級レベルの知識は身に着けましょう!
かなりハードルが高く感じるかも知れませんが、
実のところそこまで大変じゃありません。
私も大学入学時に使っていた資格予備校のTACから発売されている市販テキストを
1~2週間、毎日2時間くらい勉強するだけで基本は理解できますし、値段も1,100円とお買い得。
もちろんこれで全て網羅できるなんてことはありませんが、
複式簿記の考え方や、財務諸表の仕組みを理解するだけで分からないことがあっても調べやすくなるので、
今後自分で記帳したいという意思があるなら、
一度学習してみることを強くオススメします!
確定申告はe-Taxもオススメ
記帳がしっかりできたら、いよいよ確定申告!
私はfreeeを使って記帳をしているので確定申告もfreeeで行うことがほとんどですが、
そうじゃない場合はe-Taxを使うようにしています。
e-Taxは国税庁が用意してくれている確定申告システムなんですが、
確定申告書の様式に沿って数字等の入力を促してくれるので、申告書のつながりが分かりやすいです。
これに対して、freeeは会計システムのデータを申告書に同期してくれるので楽ですが、
会計数字の修正を行うと、それが自動で反映されなかったりするので少しテクニカルかも…。
なお、確定申告は本を読んで学習するよりも、
実際に作成しながら学んだ方が圧倒的に理解が捗ります。
自分で確定申告書も作成する場合には、記帳は年明けすぐ終わらせてしまい、
十分な時間を持って、ひとつひとつ調べながら確定申告書を作るようにしましょう。
参考サイト:確定申告の基礎知識
特に確定申告で必要となる
- 社会保険料の金額
- 生命保険料の金額
- 地震保険料の金額
- ふるさと納税等の寄付金
- 扶養親族の金額
- 医療費の金額
こういったことはしっかり集計できるように、
年内のうちから準備しておくことが大事です!
注意:間違ってても教えてもらえない
記帳に関しても、確定申告に関しても
自分でやるときの注意点があります。
それは、間違っていても誰も教えてくれないということ。
すごい分かりやすい例で言うと、
現金がマイナスになっている状態で確定申告をしている人って結構います。
でも簿記の知識がないと「そういうもんか」と思って申告してしまうでしょうし、
場合によっては気付いてすらいないかも知れません。
税務署も申告時に「間違ってますよー」と教えてくれることは基本的にないので、
仕方ないといえば仕方ないのですが…。
事業を続けていくのであれば今後毎年確定申告が必要となるので、
慣れないうちは税理士に見てもらうのもアリかなと思います。
いずれは自分で全部やりたい!という人も、
うまく税理士を活用していきましょう!
◆編集後記
今日は初めて三角チョコパイのティラミス味を食べました。
三角チョコパイ、あんまり好きじゃなかったんですが、ティラミス味のやつはオレオクッキー?が入っていて、とても美味しかったです!