顧問税理士とのやり取りをSNSに載せるのはアリ?

税務関連

こんにちは、三橋裕樹です!

顧問税理士とのやり取りを
SNS上に載せるのはアリか、ナシか。

「胸を張って言えないことはお客様と話すな!」

そう言えばそれまでなんですが、
税理士とのやり取りを無断でSNSに載せるのは控えた方が良いと考えてます。

税務判断はケースごとに分かれる

昨日Twitterでも盛り上がってましたが、

「〇〇を経費にしてもらった」
「××をやれば税金安くできる」

こういった話は注目を集めやすいものです。

業界は違うけど同じ出費がある場合、
「あ、それも経費にできるんだ」と受け止める人が出てくるでしょうし、

実際に「〇〇さんの投稿を見て経費に入れました!」という人もいるかも知れません。

ただ皆さん知ってのとおり、
税務判断はお客様それぞれの置かれてる状況により大きく異なります。

漫画家さんの漫画や
作曲家さんの音源といったように、

基本的には営む業種が前提にあって
そのうえで個々の状況を踏まえて判断する、というのがあるべき考え方でしょう。

税理士の説明はどこまで厳密か

他の税理士先生が
お客様とどのようにお打ち合わせしているかは不明ですが、

どこまで厳密に説明をするかというのは、
なかなか悩ましい問題です。

世間的には専門用語を使わないようにする
というのが説明するうえで求められることですが、

「税法的にどうなん?」
「基準見るとAって解釈できそうなんですけど」

というお客様もいるわけで…。

その場合はこちらも詳しく説明することになりますし、

反対に税金が苦手なお客様に
「〇〇って経費になりますか?」と聞かれてるときは

究極をいえば Yes or No しか求められていないわけです。

(参考として考え方を補足説明しますが)

そのような背景があるなかで
会話の一部を切り取ってSNS上にアップされると、

「ちょっと困ったさんだな…」というのが正直な印象です。

国税も見てる

私のような個人でも簡単に情報を発信できる便利な時代ですが、
だからこそ国税もネット上での情報収集を欠かすワケがありません。

SNS上で炎上するような話であれば、

わざわざ自分からアプローチしなくても
タイムライン上に勝手に出てきますから、当然キャッチアップしてるでしょう。

主張の正当性を発信することは
悪いことではありませんが、

首が締まる可能性が高いことを
あえて発信する必要もないのかなと感じます。

顧問税理士の意図しないところで
税務リスクを高められた場合は、

契約解除もありえるので
SNS上にやり取りを載せる場合は注意しましょう。

 

◆編集後記

最近話題のClubhouse。

お世話になっている社労士先生から招待頂きアカウント作成できました!

まだ使い方が全然分かってませんが、物は試し。ボチボチやってみます。