こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
税理士に相談してみようと思ったとき、
「この支出も経費にしてくれるかも!」って期待する人、実は少なくありません…。
特に個人事業主になりたての頃は、
- 「この領収書って全部落ちるのかな?」
- 「クリエイター特化ってことは、なんでも通してくれる?」
みたいな希望を抱きやすいんですが、結論から言うと、”全部”は無理なんです…。
この記事では、クリエイター特化の税理士でも“全部経費”にできない理由を、やさしく説明します!
「仕事に関係ある支出しか経費にできない」これは大前提!
顧問税理士がいても、その税理士が業界に詳しくても、税金の基本ルールはみんな同じです。
たとえば、
- 作曲家がサントラを買う
- ゲームプログラマが他社のゲームを研究用に買う
- 漫画家が資料としてマンガを読む
こういうのは「仕事に関係してる」って説明ができるからOK!
でも…
- ただ自分の趣味で買っただけ
- 仕事には無関係な美容グッズ
- 完全プライベートの旅行
これはさすがに経費にはできません…。
税理士がどれだけフレンドリーでも、業界に理解があっても
魔法の杖ではないってことは認識しておく必要があります…。
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「あの税理士はゆるい」「この事務所は厳しい」って話もあるけど…?
たしかに契約する税理士事務所によって、経費の幅や厳しさに違いがあることも事実。
でもそれは、
- 事務所によって細かく確認してくれる
- アシスタントさんが機械的に処理してる
- 所長税理士が節税にかなり積極的
こういうことが背景にあったりします。
あとは、売上の金額がかなり多い時には、
数百円の経費について、中身をしっかり確認してないってこともあったりするのは否めません…。
でも、根本的には「仕事に必要だったか?」が判断基準なんですよね。
だから、どの税理士でも「これは経費です!」って言える範囲はだいたい同じと思った方がベターです。
じゃあ業界特化の税理士に頼む意味ってある?
もちろんあります!
「その支出が本当に必要だったか」を理解してもらいやすいという点では、業界特化は超強いです。
たとえば、
- 防音室(アビテックス)ってそもそも何?
- Vtuberの機材費、どう処理するの?
- 同人イベントの出展費、経費になる?
こういう相談、業界にあまり興味がない税理士だとチンプンカンプンなことも実際あります…。
もちろんきちんと説明すれば理解してもらえると思いますが、
何かあるたびに説明を求められてしまうと、ストレスたまってしまいますよね…。
そして、税理士の役目って経費の判断だけじゃありません。
税務面では特例を使えるかどうかも判断が必要ですし、
削れる経費はあるか、今後どういうリスクがありそうか、そういった事業に関するお話をすることもあります。
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税理士=パートナー。お金の見方を一緒に考える人
税理士は、「節税さえしてくれればOK」な人ではなくて、
あなたが安心して活動を続けていくための“味方”です。
だからこそ、お互いに信頼関係を築きながら、
正しい申告・正しい経費でやっていける関係が理想。
「全部経費にしてよ!」というスタンスよりも、
「こういう支出、ちゃんと説明できるように整理しとこう」って姿勢のほうが、結果的に得します。
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まとめ │ 特化型の税理士は、事業のよきパートナー
- 税理士がついても、経費になるかどうかのルールは変わらない
- 「業界特化」は判断の精度や提案の幅が広がる点でメリット大
- 節税=魔法じゃなく、ちゃんと説明できる支出の整理がカギ!
「経費になるかどうか」で迷ったときは、ひとりで抱えず、ぜひ相談してくださいね!
\ 経費処理が不安なら、クリエイター専門の税理士にご相談を!/
Vtuber活動・ゲーム制作・作曲・イラスト制作など、
業界あるあるなお悩みも、クリエイター特化の税理士が寄り添ってサポートします!