こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
「これ、経費にしても大丈夫かな…?」
そんなふうに不安になった経験、クリエイターさんなら一度はあるはず。
衣装代、打ち上げ費、資料の購入、SNSの広告、電車代…
どこまでがOKで、どこからがNGなのか、線引きって本当に難しいですよね。
もちろん最終的には、税理士と相談しながら判断するのが一番確実。
でも、相談する前に「こういう視点で考えてみる」と判断しやすくなるポイントがあるんです!
この記事では、経費のグレーゾーンで悩んだときに使える3つの視点を
クリエイターさん向けにやさしく紹介します!
視点①|“仕事に必要だったか?”の説明ができるか
経費にするための大原則は、この2つ👇
- 事業に必要な支出であること
- 収益性のある事業に関連してること
なので、「なんとなく買った」や「気分転換のついで」だと、もちろん経費にできないですし、
「Youtube用に動画を撮れば、なんでも経費にできる」っていう話もかなりグレー。
ちょっと判断が難しい出費でも、たとえば、
- 衣装:仕事用の撮影で使用した → OKの可能性高
- カフェ代:毎日のルーティンで作業してる → 按分すればOKの余地あり
- 漫画:作品制作の参考資料として購入 → 目的が明確ならOKになりやすい
こんな感じで、「なぜ必要だったか」を一言で言えるかを、自分に問いかけてみるのがおすすめ!
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視点②|“金額のバランス”と“頻度”を考えてみる
たとえ必要な支出だったとしても、
「ちょっと多すぎない?」と思われる金額は注意が必要!
たとえば、
- 参考資料としての雑誌購入 → 自分が読める範囲の量なら問題なし
- 打ち合わせを兼ねた飲食代 → 毎週高級店だと疑問視されやすい
- SNS用のPR投稿費 → 明細があれば説明しやすい
「常識的に見て、業務として違和感がないか」という視点も、税務ではかなり大切!
たまにあるのが、「お世話になってるから」という理由でブランド物のバッグを交際費として贈るケース。
実務上あり得るとしても、経費にするのはかなり注意が必要です…!
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視点③|“記録”が残っているかどうか
最後に大事なのが、「ちゃんと説明できる記録があるかどうか」!
グレーな支出ほど、
- レシート(いつ、どこで、いくら)
- メモ(何の目的で、どんな仕事と関係あるか)
- スクショ(SNS投稿に使用した証拠など)
といった記録・証拠を残しておくようにしましょう。
支払いの事実があって、その出費を実際にお仕事で使った証拠があるなら、
後から自分自身で判断しやすいし、税理士や税務調査にも説明しやすくなります!
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Q&A:経費の判断に関するあるあるなお悩み
Q. 「グレーな支出」はどこまでOKなんですか?
A. 「仕事に関係あるかどうか」をしっかり説明できれば、OKになることも多いです!
ただし、金額が大きすぎたり、プライベートと混ざっていると否認されることも…!
Q. 相談するタイミングはいつがいい?
A. 迷ったら、早めのタイミングがおすすめ!
1年分まとめて相談より、都度確認してもらう方が漏れや判断ミスも減らせますよ!
まとめ │ 業務への必要性、常識的な視点、記録がカギになる
- 「なぜ必要だったか」を説明できる視点を持とう
- 頻度や金額のバランスも意識しておくと
- グレーな支出ほど、メモや証拠の記録が味方になる
必要なところだけ税理士に相談できる「スポット相談」も、ぜひ検討してみてくださいね!