【サブスク、どこまで経費にできる?】クリエイターが“仕事と趣味”を分ける按分のコツ

クリエイターの税金・申告関係
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こんにちは!

公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

 

Adobe、Spotify、Netflix、ChatGPT…

いまや、クリエイターさんにとって、サブスクは欠かせないツール!

 

でも、ふとしたときに「これって経費で落としていいのかな?」って

不安になったこと、ありませんか?

 

この記事では、サブスクを“仕事と趣味”に分けて処理するコツ(=按分)を、

クリエイターさん向けにやさしく解説します!

 

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原則:プライベート利用は経費にできない

まずは大前提!

もちろん、「完全にプライベートな使い方」しかしていないサブスクは経費にはできません!

 

たとえば、Netflixで趣味として映画やドラマを観ているだけなら、

プライベートな支出として扱われます。

「食費」「日用品」と同じで、仕事と関係がないと判断されるからですね!

 

でも逆に言えば、「一部でも業務に使っている」なら、

“その分だけ”経費にできる可能性があるんです!

 

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ケース別|サブスクを“仕事用割合”で経費にする例

仕事とプライベートの両方で使っているものは、「家事按分(かじあんぶん)」という方法で、

自分で計算して決めた割合に応じて、一部を経費処理してOK!

 

ここでは、クリエイターさんがよく使っているサブスクのケースをいくつかご紹介します👇

(あくまで例なので、実態をもとに按分割合を決めましょう!)

 

● Adobe Creative Cloud(Photoshop・Premiereなど)

制作メインで使っているなら8〜10割を経費にしてOK!

趣味の加工に少し使う程度なら、10〜20%を除外するのもアリ。

 

● Spotify / Apple Music などの音楽サブスク

作業中にBGMとして使っている時間に応じて5割程度を経費に!

休日のプライベートな時間にメインで使ってるなら割合はもっと低くなります。

 

● Netflix / Amazon Prime Video

映像制作の参考・資料として視聴しているなら、6割~8割程度を経費に!

完全なプライベートでの視聴だけだとNG。

 

● ChatGPT / AIツール系

台本作成・構成チェック、業務管理目的などに使っているなら全額経費にできることも!

家族で共用のアカウントを使ってる場合などは、その分割合を減らしましょう!

 

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“なんとなく按分”はNG。根拠を残しておこう

ついついやってしまいがちなのが、「5割くらい仕事かな〜?」と

なんとなく按分するだけの方法。

 

でもこれ、その割合を説明できる根拠がないってことなので、

税務調査で指摘されて経費から否認される可能性もあります…!

 

だからこそ、按分するなら、使い方のメモや割合の根拠をざっくりでも残しておくのがおすすめ!

たとえば、以下のようなメモがあると安心です👇

平日5日間、1日6時間の作業中ずっとBGMとして使用。
休日も2〜3時間ほど使用しているため、仕事7割・プライベート3割で按分。

 

会計ソフトに仕訳登録するときの「摘要欄」などにメモを入れておくだけでもOKです!

 

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Q&A:サブスクに関するあるあるなお悩み

Q. サブスクを年払いにしてるけど、経費にできる?

A. もちろん、年払いでもOK!

支払ったその日から、1年以内にアカウント権限が失効するような場合には、

「短期前払費用」として、支払ったタイミングで1年分の金額を経費に入れてOK!

 

Q. 見積もりで按分していいの?使用時間を記録してない…

A. ざっくりとした比率でもOKですが、「どうしてその割合にしたか」はメモしておくと安心!

 

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まとめ|「仕事で使ったぶんだけ経費に」が基本ルール

  • サブスクは、私的利用との“割合”を分けて処理できる
  • 使用割合の根拠をざっくりでもメモしておくと安心
  • なんとなく按分より、「どう使ってるか」の説明が大事!

使い方ベースで柔軟に按分割合を判断するクセを付けましょうね!

 

\ 経費にできるか不安なサブスク、ありませんか? /

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