こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
レシートの取りまとめや、会計ソフトへの取引登録を行っているとき、
「仕事には必要な出費だったけど、どこまで経費になるかわからない」
「取引の登録方法があってるかわからない」
そういうお悩みって都度都度出てきますよね。
春~夏であれば、「また年末が近づいてきてから確認しよう」って思って飛ばせるのに、
年末が目前に迫ってくると、「そろそろどうにかしないと…」って焦ってしまう。
そんな人に向けて、会計・税務でわからないことが出てきた場合の解決方法3選を
やさしく整理してみました!
自分の力で帳簿付けはしているものの、
判断に自信が持てないクリエイターさん、必見です!
① まずはザックリとした考え方をネットで調べる
最初におすすめするのは、きっと皆さんもすでにやってる方法。
まずはザックリとした考え方を知るために、ネットで検索して概要を調べてみましょう。
「そんなことはもうやってるよ」と思うかもしれませんが、
調べるときにちょっとしたポイントがあります👇
- 税理士事務所、税理士法人が発信している内容か
- ほかの税理士も同様の情報を発信しているか
- 自分は説明されている前提に当てはまるか
税理士であるわたしもネットで情報を調べることはありますが、
意外と個人ブロガーの方が税務情報を発信していることって少なくありません。
もちろん、なかには「んんん?」と思うような情報も…。
ただ、上に書いたポイントを意識して調べても、
「この前提は自分に合ってるし、ほかの税理士も同じ発信をしてる」と思えるなら、
十中八九正しい処理ができると思います。
ちなみに、ChatGPTのような生成AIに聞いてみるのもアリではあるんですが、
間違ってる回答を返してくることも珍しくないので、過信は禁物…!
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② 電話相談センターで一般的な考え方を聞いてみる
ネットで調べても情報が出てこない場合におすすめなのが、
国税局職員の方が電話で回答してくれる、電話相談センターです!
具体的な手順はこんな感じ👇
- 最寄の税務署に電話
- 自動音声が流れるので「1」を押す
- 国税局電話相談センターに転送される
- 要件にあった番号を押す
- 担当職員が電話応対してくれる
上記手順の4.では
以下から内容に合った番号を選択をしましょう。
| 番号 | 要件 |
| 1 | 個人の年金、給与、事業、住宅ローン控除など所得税関係 |
| 2 | 年末調整や源泉所得税、支払調書関係 |
| 3 | 個人の土地、建物、株式の売却や相続税・贈与税関係 |
| 4 | 法人税全般 |
| 5 | 消費税、印紙税関係 |
| 6 | 上記以外、番号が分からない時 |
音声案内中に番号を入力しても大丈夫なので
これをみて電話すればササッと担当の方とお話できます。
ちなみにどの税務署に電話しても電話相談センターへ転送してくれるので、
最寄の税務署に直接用事があるわけじゃないなら、番号がすぐ分かる税務署に電話すればOK!
ただ、職員の方は電話でヒアリングした情報をもとに「一般的にはこうです」という回答をくれるので、
本来は伝えるべき情報を伝えてなかった場合や、置かれている状況によっては、
結果的に間違った回答になる可能性があることは注意しておきましょう。
それでも無料で相談させてくれるのは本当にありがたいことですよね!
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③ 税理士に個別具体的な内容を相談する
ネットで調べても、電話相談センターで回答を聞いても、
どうするべきか判断がつかないことって、実務ではよくあります。
そういう場合にやっぱりおすすめなのは、
税理士に個別具体的な内容を相談してみること!
「顧問契約までは考えてないけど、1〜2時間だけ相談の時間がほしい」
そんなニーズに応えるスポット相談も、多くの税理士事務所で用意されています。
わたし自身もクリエイターさんのスポット相談を受けることがありますが、
実際に多い相談内容は、こういったもの👇
- 「プライベートっぽく見える経費は、どういう証拠を残すべき?」
- 「実際のところ、ほかのお客様はどこまで証拠を残してる?」
- 「今のタイミングで法人成りするのってどう思う?」
- 「赤字なんだけど、申告しなきゃダメ?」
「これ聞いたら怒られるかも…」と不安になる方もいるかもしれませんが、
「明確に脱税思考がある」ようなケースでなければ、ほとんどの税理士はやさしく対応してくれます!
ぜひ、うまく活用して不安なく確定申告を乗り切りましょう!
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Q&A:会計・税務に関するあるあるなお悩み
Q. SNSやYoutubeで得た知識って、実際使える?
A. 発信している人がどういう立場の人か考えて、信用できそうであれば活用しましょう!
バズりや再生回数狙いで、少し過激な発信をしている人も少なくありません。
Q. スポット相談使えば顧問契約はいらなくない?
A. そういうお客様も実際に多くいらっしゃいます!
ただ、顧問契約の場合は、お客様が気付いていなかった問題点の把握や節税ポイントを見つけたり、
スポット相談よりも一歩踏み込んだ提案をさせていただくことが多いです。
まとめ │ 会計・税務の悩みは調べ方を知って、早めに解決!
- まずはネットでザックリと考え方を知ってみる
- 一般的な考え方は、電話相談センターで質問するのがおすすめ
- それでも迷ったら税理士にスポットで相談してみよう
\ 自分に合った情報が見つからず判断に迷うときも /
「調べても調べても、判断に自信が持てない…」
そんなときも、クリエイター特化の税理士が、あなたの状況に合わせてアドバイスします!
