「値決めは経営」
ビジネスを営む人にとっては神に近い存在の稲盛和夫氏による格言です。
個人事務所ではあるものの、私も自らメニューを考え事業を営んでますので毎日のように痛感してます。
時間の切り売りの限界
事務所を運営していくにあたり、目指すべき方向は高粗利戦略です。
これは当たり前のように見えますが、規模が大きい事務所にはなかなか難しい話。
大きな事務所であればあるほど抱えるスタッフが多くなることで人件費が嵩み、オフィス賃料等の固定費が高くなってしまうので、利益率が低くとも高収益であれば案件を獲得せざるを得ません。
しかし、私のように一人で仕事をしているような場合にはどうしても1日当たりの作業時間に限界があります。
生きるためにも、多くの時間を費やす事で多額の報酬を得るという低粗利戦略は避けなくてはなりません。
それもあってクラウド会計を導入したり、基本的に電話を使わずチャット対応といったことをやっている訳ですが、まだまだ改善の余地ばかり。
根本的な仕事の仕方を変革するべくGASの勉強を始めたり、サービス内容を充実させるためにFPの勉強を始めたりしている訳ですが、速効性があるものでは無いので当然ですね…。
仕事量自体はまだまだ余裕があるのですが、仕事の仕方自体は変革しなくてはなりません。
値決めしたらそこからブレてはいけない
何より強く感じているのはこれです。
特に、確定申告プランのお客様に対するサービス提供の限界が若干曖昧になっていました。
手間がかからない相談だとしても、その対応に要する時間は本来顧問先のお客様のための時間です。
顧問先のお客様が「こっちの契約と同じようなことしてるじゃん」と感じてしまえば元も子もありません。
また、こちらも完全なる善意で対応できている間はストレスもありませんが、少しでも「やってやってる感」を感じてしまうようであれば最悪…。
そのため、料金プランを改定してこちらが提供できるサービス内容を明瞭化しました。
これはお客様にサービス内容を認知してもらうという目的もありますが、一番の目的は自分自身が実施すべき業務内容を明確に区分することです。
仮にスタッフを雇ったとしたら、予め決めたサービス内容をトップである私が守らなければ大きな不信感を抱くでしょう。
やり過ぎの場合にはそのスタッフの時間をも奪うことになり、究極的にはブラック事務所になってしまいます。
無機質なサービス提供をするつもりはありませんが、お客様と合意した契約に基づいたサービス提供をより強く意識していきます。
◆余談
今日は我が家のお犬様が初めてのペットホテル宿泊!クレートでちゃんと寝れるかな…!?
アズールレーンを初めて数日経ちますが、ようやく少しずつ日課を覚えてきました。装備や編成、各機体の役割などはまだまだ不明…。
今日はお仕事関連で辻堂に。相変わらずこっちは空が広い!