こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です。
イラストや作曲、動画編集など、クリエイターとして活動していると、避けて通れないのが「お金の話」。
でも正直、「いくらになります」って言いづらい…って感じたこと、ありませんか?
この記事では、報酬の伝え方、断られたときの心の持ち方、安く見られないためのコツを
クリエイターさん向けに分かりやすくまとめてみました!
「報酬額を伝える」のが怖い理由
報酬をお客様に伝えるときに怖いって気持ち、よく分かります。
こういうこと、思っちゃいますよね。
- 断られたらどうしよう…
- 高いって思われたら嫌だな…
- 自信がないから言いにくい…
でも、ここを“自分を守るステップ”として乗り越えられたら、
活動の安定にもつながっていきますし、何より自分自身が納得感を持ってお仕事続けられるようになります。
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価格交渉、まずは”伝えるタイミング”が大事
価格交渉をするときに大事なのはタイミング!
価格の話は、なるべく早めに切り出すのがベスト。
「どんな内容で」「どこまで対応するか」を明確にしたうえで
(値引きをしない)通常の報酬額を伝えると、トラブルも予防できます。
たとえば、こんな感じ👇
「Aパターンだと◯万円、Bパターンまで含めると◯万円になります」
「修正は2回まで含まれていて、それ以降は追加料金になります」
このとき、「こんなこと言ったら嫌がられるかな…」って不安になりがちですが、
むしろ”しっかり値決めをしてるんだな”って思ってもらえることのほうが多いです!
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価格を伝えるときのコツ3つ
報酬額を提示するとき、3つのコツを意識してみましょう!
① 値段とセットで”価値”を伝える
いきなり「◯万円です」と言われても、その価値が分からないと、適正な金額か判断がつきません。
「〜な内容で、こんな効果が期待できます」と説明すると納得感が出やすいですよ!
② 料金表やテンプレを作っておく
都度言葉にしなくて良くなりますし、お客様も理解がスムーズでラク。
ポートフォリオと一緒に見せるため、交渉・営業用のプレゼン資料を作っておくのもアリ!
③ 曖昧な言い方を避ける
「だいたい1〜2万円くらいで…」だと、あとからもめる原因になります。
交渉の場ではしっかり値段を言い切りましょう。
もし変動する可能性があるなら、こういうことを伝えておくとお客様も受け入れやすくなりますよ👇
「〇〇のようなケースが発生すると、追加報酬が発生します」
「追加報酬が発生する場合、〇〇円が上乗せとなる見込です。」
値段を伝えたあと、「高い」と言われたら?
「思ってたより高い」と言われると、ちょっと心がざわつきますよね。
でもこれは、“自分の価値が否定された”わけじゃないんです。
単にその人の予算と合わなかっただけ。
別の人からは「思ったより安かった!」って言われるかもしれません。
また、当初伝えた報酬額で高いと言われても
- お客様の反応を受け入れたうえで、競合との違いやサービス内容を説明する
- どのくらいの予算感で考えてるかヒアリングする
- (できる範囲なら)一部の作業やアフターフォローを減らすことで提示額を下げる
このような感じで寄り添うことができれば、成約できる可能性があります。
大事なのは、値段を下げるよりも、「価値を伝え直す」ことと、
「お客様の要望に応じて、柔軟に対応できそうな部分を見つける」こと。
価格って、「相場」より「信頼と納得」で決まることも多いんです。
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Q&A|価格交渉まわりのよくある疑問
Q. 相手の反応が怖くて、いつも安くしてしまう…
A. 値下げよりも「できる範囲」と「提供できる価値」で調整してみましょう!
Q. 無料依頼を断れません…
A. 断る=悪じゃない!「今回は有償でお願いしています」とサラッと伝えてOK!
Q. はじめての依頼、相場もよく分かりません
A. 他のクリエイターの料金例を参考にしつつ、自分の工数・時間を見積もって決めてOK!
まとめ │ “価格交渉”は、自分の仕事を守る手段です
- 値段の話は「なるべく早く・はっきり」伝えるのが吉
- 自信がなくても、まずはテンプレ化&価値の説明から
- 「高い」=否定じゃない。予算が合わないだけの可能性も
あなたの作品や時間には、ちゃんと価値があります。
「どう伝えるか」を少しずつ工夫すれば、お金の話も怖くなくなってきますよ。