こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
フリーランスとして活動していると、どうしても不安になるのが「お金の管理」。
特に、安定しない売上の中でどれくらい手元資金を残しておくべきかは、多くの人が悩むポイントですよね。
今回は、イラストレーター・作曲家・漫画家・動画クリエイターなど、
個人で活動するクリエイターの方に向けて、事業用資金の目安や考え方をわかりやすく解説します!
【基本】まずは月商の3ヶ月分を目安に資金管理しよう
まず最初におすすめしたいのが、「月商の3ヶ月分」を手元に残しておくという考え方!
たとえば…
年間の売上が600万円と仮定
600万円 ÷ 12ヶ月 × 3 = 150万円
この150万円を「最低限の安心ライン」として、残しておくと良いという考えです。
この「3ヶ月分」というのは、売上がゼロでも約3ヶ月は生活・仕事が続けられるという意味で、
多くの経営本や金融機関でも紹介されている基準です。
特に収入が不安定なクリエイターにとっては、
急な仕事の減少やトラブルがあっても対応できるようにしておきたいですね!
【応用編】運転資金ベースでの資金管理ってなに?
少しビジネス寄りの考え方になりますが、「運転資金ベース」で考える方法もあります。
これは、仕事を続けるのに必要な「日々のお金」の流れをベースにして考える方法です。
たとえば、以下のような計算式で求められます👇
売上未入金(請求済)+ 在庫 − 支払予定の経費
ただ、在庫を持たないという方は、基本的に使わなくてOK。
まずはシンプルに月商3ヶ月分を目安に資金管理を始めるのが現実的でおすすめです!
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【実践編】手元資金をモニタリングする3つのステップ
- 毎月の売上・経費をざっくり集計
- 銀行口座の残高と照らし合わせて「今何ヶ月分あるか?」を確認
- 減ってきたら、無理のない範囲で支出を見直す or 売上アップを検討
Googleスプレッドシートなどで簡単な表を作って管理すると、資金の「見える化」ができますよ!
まとめ:資金に余裕があるとクリエイター活動も安定する!
- まずは月商の3ヶ月分を手元に残すのが基本!
- 仕事が減っても「3ヶ月分」あれば気持ちにも余裕が出る
- 売上管理・経費管理を月1回するだけでも安心感が違う!
資金に余裕があれば、新しいスキルを学ぶ時間や休む余裕も生まれます。
創作に集中できる環境づくりのためにも、まずは「安心できる資金残高」を意識してみてくださいね!
\ 資金管理やモニタリングが不安な方へ /
「お金、いつも感覚でしか見てないかも…」
「将来のために、ちゃんと管理してみたい!」
そんな方は、税理士との継続的なサポートで仕組み化するのが安心です!