手元資金は結局のところいくらあれば良い?最低保有資金水準の目安。

融資・経営支援

こんにちは、公認会計士・税理士の三橋裕樹です!

どの事業主であっても資金調達を検討する時があると思うのですが、結局のところ資金調達の要否を考えるうえで、いくら持っておく必要があるのでしょうか…。

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目安①:月商3か月分

一つ目の目安として採用されているのが、月商3か月分という考え方。

年間売上を12で割って、平均月次売上の3か月分くらいはお金を持っておくことが良しとされています。

この3か月という数値自体に明確な根拠はないですが、日経新聞の記事で一般的な水準として紹介されているので馴染みがある方も多いでしょう。

四半期分の売上が丸々吹っ飛んだとしても、企業としてある程度生存できるだけのお金を確保するという意味で、非常にシンプルかつ使いやすい指標ではないかと思います!

目安②:運転資金分

目安①はとても分かりやすい指標ですが、債権の回収サイト、債務の支払サイト等を考慮していないため、営むビジネスによっては不適切な指標になることがあります。

そこで、二つ目の目安として考えられるのが運転資金分の手元資金を用意するという考え方です。

運転資金というのは、事業活動を行ううえで必要となるお金のことを言うのですが、以下の式を使えば簡便的に算出できます!

売上債権 + 棚卸資産(在庫) - 仕入債務

ザックリ説明しますね。

売上債権は、売ったけどまだお金が入金されていない債権のこと。

棚卸資産(在庫)は、売るために買ったけどまだお金が入ってこない資産のこと。

仕入債務は、買ったけどまだ支払われていない債務のこと。

つまり、売上債権・棚卸資産(在庫)がお金に変わるまでに時間がかかる一方で、仕入債務を払うためにお金が出ていくまでには猶予があることになりますので、営業活動を継続していくためには額分くらいのお金を持っておきましょうという指標です。

この指標は回収・支払サイトが自然と加味されるので事業者の感覚にも馴染みやすいかも知れません。

  • 回収よりも、支払が先 ⇒ 売上債権の方が大きくなるため、その分のお金が必要
  • 回収よりも、支払が後 ⇒ 仕入債務の方が大きくなるため、その分のお金が不要

個人的にもこちらをオススメしてます。

必要に応じて個々の事情を加味

上記で示した目安は、あくまで簡便的に必要最低資金を算出するための考え方です。

借入金が多額で返済金額が大きくなっていたり、赤字続きの場合にはその分だけ出ていくお金が多額になっていきますので調整が必要なのは言うまでもありません…。

それでも、簡便的に月次決算を行い、これらの目安で算定された必要資金と実際の保有資金の比較を毎月行えば資金調達の要否も早期に見極められます。

事業を行ううえで資金を確保することは何よりも大事なので、モニタリングの指標としてぜひ活用するようにしましょう!

 

◆余談

クールビズですが、久しぶりにカッチリした格好で仕事をしました!

気持ちが引き締まるのを実感する一方で、肩に余計な力が入っていたのか夕方頃には頭痛が….。TPOをわきまえつつ、スーツを着る機会を更に減らしていきたいですね。

あと、コロナ太りでお腹がキツくなっていたのがショックでした…!運動せねば!