フリーランスが怪しい節税スキームに引っかかる、心理的な理由を税理士が解説

クリエイターの税金・申告関係
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こんにちは!

公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

 

「これ、やっておかないと損ですよ」

「賢い人は、とっくにこの節税策を実践してます!」

SNSやネット広告でそんな言葉を見かけたとき、少しドキッとしたことはありませんか?

 

税金の話は難しく感じてしまうことが多く、自分が正しく処理できているか自信が持てない。

だからこそ、「正解を知っている人」の言葉に引き寄せられてしまう…。

 

これ、弱さでも無知でもなくて、誰にでも起こりうる人間として自然な反応なんです。

 

今回は、フリーランスさんが怪しい節税スキームに引っかかってしまう心理的な理由を、

税理士目線で解説していきます!

 

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税金は「損してるかも」という不安を生みやすい

フリーランスとして活動していると、税金まわりの不安はつきませんよね。

「ちゃんと経費を漏れなく集計できてるかな?」

「確定申告のやり方、本当に合ってるのかな?」

「もっと節税できるんじゃないかな?」

こういった漠然とした不安って、知識があっても完全には消えないんです。

 

税法は毎年改正されるし、グレーゾーンも多い。

だからこそ「自分は正しくできている」と自信を持って言い切れる人って実際全然いません。

 

そしてこの「損してるかもしれない」という感覚から解放されたい気持ちが強くなると、

「正解をバシッと教えてくれるすごい人」を探し始めるんです。

 

「正解を持っている人」を求める心理

これは税金に限った話じゃないですよね。

複雑でわかりにくい壁が目の前にあらわれると、人は「答えを持っているすごい人」に頼りたくなります。

正直に言えば、わたしもそう。

 

自分で判断するコストが高いと感じ、誰かに委ねることで不安を解消しようとする。

それ自体は全然悪いことじゃないんですが、問題はそこにつけ込むスキームが存在することです。

 

税金の話でいえば、

  • 現状の不安を根本から解消できる刺激的な発信をしてる
  • フォロワーが多い
  • 自信満々に語っている
  • 「これで税金がこんなに減った」という体験談がある

こういった要素が揃うと、内容の正確さよりも「この人なら信頼できそう」という感覚が先に来てしまう。

 

そして一度「この人は正しい」と思い込むと、その後の情報も無批判に受け入れやすくなります。

「第一印象が9割」なんて言われるように、最初の信頼ってかなり強力で、場合によっては危ないんです…!

 

インフルエンサー商法が機能する理由

わたしもSNSで何度も目にしたことありますが、

「国税OBが教える節税術」

「税理士が絶対に教えない裏技」

こういったフレーズがなぜ刺さるかというと、

「自分だけが知れる情報がある」という感覚を与えるからです。

 

不安を抱えた人に「あなたは損をしている、でも私が解決策を知っている」と伝えるスキームは、

いざ自分が困っているときにやられてみると、ビックリするくらい刺さってしまう。

 

そして実際に引っかかってしまった人の多くが、

後から「なんであんなものを信じたんだろう」と言います。

 

でもそれは当然で、不安が高まった状態では、人は判断力が下がりやすい。

「早く解決したい」という焦りが、冷静な判断を邪魔するんです。

 

「信じてしまった」のは、あなたのせいじゃない

「自業自得だよね」と簡単に切り捨てることもできるのかもしれませんが、

節税スキームに引っかかってしまった人は「不安を利用されただけ」とも言えて、

その不安自体はとても自然なものだと思うんです。

 

税金が複雑である以上、全員が完全に自力で判断できるわけがないと考えてますし、

生活コストがこれだけ高くなっているなかで、「藁にもすがりたい」という人がいるのも当たり前。

ただ、だからこそ「自分なりの判断軸」を持っておくことが大事です。

 

判断軸といっても難しいものじゃなくて、たとえばこういうこと👇

  • リスクを一切説明しない提案は疑う
  • 「みんなやってる」は根拠にならない
  • うまい話には必ず裏がある、と一度立ち止まる
  • 信頼できる専門家に確認してから動く

この4つを頭に入れておけだけでも、怪しい情報に飲まれる可能性をグッと減らせます。

ただ、これだけのことで自分と大切な家族を守れるかもしれないんです。

 

まとめ:不安を利用されないために、判断軸を持とう

  • 税金まわりの不安は、フリーランスなら誰でも持っている自然なもの
  • その不安につけ込む構造が、節税スキーム商法の正体
  • 「信じてしまった」のは、人間として自然な反応
  • 大事なのは自分なりの判断軸を持つこと

税務やお金のことを一緒に考えてくれる人は心強いパートナーですが、

誰かに委ねるときは「この人は本当に自分の利益を考えてくれているか」を一度考えてみましょう。

 

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