【法人化は失敗だった?】クリエイターの法人成りでよくある後悔と対策

クリエイターの税金・申告関係
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こんにちは!

公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

 

「売上も増えてきたし、そろそろ法人化かなと思って…」

「節税になるって聞いて、法人を作ったけど…」

 

そんなふうに法人を立ち上げたものの、

「なんか思ってたのと違う…」という声もよく聞きます。

 

この記事では、法人化(=法人成り)してから後悔しやすいパターンや、

「うまくいかなかったな」と感じたときの対策について、クリエイターさん向けにやさしくお伝えします!

 

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よくある「法人化の失敗パターン」って?

まずは、よくあるこんなケース👇

  • ① 売上がそれほど伸びていないのに法人化してしまった
  • ② 手間やコストが想像以上にかかって、気持ちが折れた
  • ③ 節税できると思っていたけど、結果的に税負担が増えた

 

とくに、「売上が1,000万円超えたから、キリ良いし法人化しよう」と勢いで法人に事業を移したものの、

思うように売上が伸びず、「手続きの面倒さ・固定コストの増加」ばかり目立って、

「失敗した…」と嘆いてる社長さん、本当に多いです。

 

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「失敗パターン」がしんどく感じる理由

法人化すると、個人のときにはなかった義務が出てきます👇

  • 年金・保険など社会保険の加入(強制)
  • 法人住民税(赤字でも最低7万円)
  • 決算申告や各種届出の提出義務
  • 代表者=自分なのに、自由にお金を引き出せない

 

これに加えて、今までは自分ひとりで記帳・申告ができてたのに、

  • 顧問税理士が必要になった
  • 管理が複雑になった
  • 何かと手続が必要

といった理由で、会社を持ったストレスを感じる方も少なくありません。

 

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法人での活動がしんどくなるタイミングとは?

法人化したあとに「失敗だったかも…」と思いやすいのは、こんなとき👇

  • 仕事量が減って、会社の維持コストが重く感じるとき
  • 仕事に対して、役員報酬を低くせざるを無い期間が長く続いているとき
  • 「会社だからちゃんとしなきゃ」と自分を追い詰めてしまったとき

 

つまり、法人化したことで「お金」「法的な義務」といった自分を縛るものが増えて、

自由度が下がったように感じると、つらく感じることが多くなるように思います。

 

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じゃあ、法人化はしない方がよかった?

じゃあ法人化しない方が良かったのかというと、

必ずしもそうとは限りません。

 

法人化自体が間違いだったわけではなく、

「タイミング」がズレただけだったり、「準備」が足りなかっただけというケースが結構多いです。

 

とくに、収入の変動が激しいクリエイターさんであれば、

業種によっては使える特例もありますし、単年で判断するのはちょっとリスキーな側面も。

 

もしできれば、「今すぐ」じゃなくても法人化を考えているなら、

一度税理士にスポット相談等をすることで、今後の方針を整理するのが本当におすすめ!

 

また、もし法人にしたあとでも、

  • 顧問契約を見直してコストを抑える
  • 必要な業務だけ税理士にお願いして、自分でできる範囲は整える
  • 役員報酬や事業計画を見直して、無理のない運営にする
  • お金が底を尽きるまえに融資を受けて、体制をどうにか整える

など、リカバリーの選択肢はあります。

 

法人化するときは、勢いだけで焦らないこと。

そして、法人を設立したあとも、信用できる専門家やパートナーを見つけて、

無理なく事業活動を続けられるようにしていきましょう!

 

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Q&A:法人化に関するあるあるなお悩み

Q. 法人にして後悔している場合、個人事業に戻せる?

A. はい、「解散・廃業」という形で個人事業に戻すことも可能です!

ただし、費用や手続きは発生するので、事前にしっかり相談を!

 

Q. 法人化のコストってどれくらいかかる?

A. 設立費用は株式会社なら20~25万円、合同会社なら6万円~10万円程度。

さらに、その後の税理士報酬(顧問・申告)は、年間40~60万円ほどかかることが多いです。

 

Q. 法人成りのタイミングを見直すとき、どこを見ればいい?

A. 一つの目安は、確定申告書の右上にある所得が900万円を安定して超えるくらい!

売上・利益・働き方のスタイル(外注あり・拡大予定など)を見ながら、税理士と相談して判断すると安心!

 

まとめ │ 法人化はうまくやらないと「しんどい」

  • 売上や働き方に合わない法人化は、コスト・管理の負担が重くなりがち
  • 「失敗だったかも…」と感じても、見直せるポイントはたくさんある
  • 悩んだときこそ、税理士と一緒に「いまの自分に合った形」を考えよう

思った通りにいかなくても、少しずつ軌道修正して事業を整えていきましょう!

 

\ 法人成り、うまくいってない気がする…? /

「ちょっとしんどい」「法人にした意味が分からなくなってきた…」

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