【経費と私用の境界があいまい…】クリエイターが注意したい”グレーゾーン科目”3選

クリエイターの税金
スポンサーリンク

こんにちは!

公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

 

経費の入力をしているとき、

「これって仕事用?私用?どっち…?」と迷ったこと、ありませんか?

 

とくに、クリエイターにとって”使い道が混ざりやすい”支出はけっこう多いもの。

今回はその中でも、特に混同しやすい勘定科目3つを取り上げて、やさしく解説します。

 

スポンサーリンク

①「消耗品費」は何でも入れちゃダメ!

10万円未満の道具や備品、文具などを入れがちな「消耗品費」。

でも実は、私用の雑貨や文具をなんとなく混ぜてしまいやすい科目なんです。

 

たとえば…

  • おしゃれなペン立て(本当に仕事用?)
  • 自宅用の文房具をまとめ買い(仕事分と混ざってない?)
  • キッチンで使うアイテム(創作に関係ある?)
  • ホームセンターでのお買い物全般(ほとんど私用かも?)

あいまいな支出が多いと、税務調査でも指摘されやすいので注意!

 

領収証についている明細を切り落として捨ててる人もいますが、

「買ったものが分からない」ので経費の根拠がなく、否認される可能性があります!

 

◆おすすめ記事

【経費の分類】消耗品費と事務用品費の違いは?クリエイターが分ける必要ある?
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です。「ノートや文房具って、これ“消耗品費”?“事務用品費”?」「会計ソフトに両方あって迷う…」こんな疑問を持っている方、多いと思います。特にフリーランスのイラストレーターや作曲家、漫...

 

②「通信費」はプライベートと分けづらい

スマホやネット代を経費に入れる人、多いですよね。

でもここも、事業利用と私用の割合をちゃんと考える必要があります。

 

たとえば、

  • スマホを1台で兼用しているなら「◯割だけ経費」にする
  • YouTubeやSNSの閲覧が趣味の域を出ないなら、私用扱い
  • 仕事のやり取りはすべてPCでやってるなら、私用扱い

 

税務署に「本当に事業用?」と聞かれたとき、

堂々と「このくらい使ってます」と言えるようにしておくのが安心です!

 

◆おすすめ記事

【家賃・スマホ・光熱費は経費になる?】フリーランスが押さえるべき“家事按分”完全ガイド
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!「在宅で仕事してるけど、家賃って経費にできるの?」「スマホ代や光熱費ってどう処理するの?」個人事業主として活動していると、こんな疑問が出てきませんか?そんな時に覚えておきたいのが...
【作業部屋の家賃、何割が経費?】クリエイターの自宅兼事務所の家事按分ルール
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!「仕事は全部自宅でやってるけど、家賃って経費にしていいの?」「何割までならOK?」そんな疑問をよく聞きます。今回は、自宅兼仕事場の"家賃や光熱費"を経費にするための基本ルールを、...

 

③「会議費」は”打ち合わせ風ランチ”に注意!

「これは打ち合わせだったし、会議費で!」と入れたくなるランチ、ありますよね。

もちろん、プライベートな要素が強すぎるとNGです。

 

たとえば、

  • 打ち合わせ相手が家族・友人だけだった
  • 仕事の話をしたのは5分だけだった
  • レシートに「お誕生日ケーキ」がある
  • 推し活の話ばかりしていた

こんな場合は、会議費や交際費ではなく「私用」と見なされることも。

誰と・どんな目的で・どのくらいの時間話したか、メモしておくようにしましょう!

 

◆おすすめ記事

【クリエイター業向け!】スーパーで買った食材は経費になる?税理士が判断ポイントを解説!
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!作曲家・漫画家・イラストレーター・翻訳家など、日々クリエイティブに活動されているフリーランスの皆さま。日常的に買っている「食材代」って、経費になるのか気になったことありませんか?...
【なんでも交際費にしてない?】クリエイターが知っておきたい交際費と会議費の違い
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!「打ち上げの飲み会も」「業界知人とのカフェ代や外食も」……とりあえず「交際費」で登録していませんか?実はそれ、節税の面でも損をしているかもしれません。この記事では、交際費と会議費...

 

Q&A|よくある疑問

Q. レシートを取っておけば経費になる?

A. レシートは大切な証拠ですが、それだけでは不十分な場合も。

「使った目的」や「仕事との関係性」もセットで説明できると安心です。

 

Q. 私費がちょっと混ざっちゃったら全部NG?

A.一部なら按分(あんぶん)してOKな場合もあります。

ただし、合理的な基準が必要。ざっくり50:50などは避けた方が無難です。

 

まとめ │ 経費と私用が混ざりやすい勘定科目は慎重に

  • 「消耗品費・通信費・会議費」はグレーゾーンになりやすい
  • 使用目的や割合を意識して、根拠を残しておくのが安心
  • 私費が混ざるときは、按分や区分けも検討を

「これくらいならバレないかも…」と思う気持ちも分かりますが、

あとあと困らないために、いまからちょっとだけ丁寧に整えておきましょう!

 

\ 経費のグレーゾーン、あやふやなままにしてませんか? /

「これって経費で落ちる?」「按分の基準がよく分からない…」

そんなお悩みも、クリエイター特化の税理士がやさしく整理をお手伝いします!

税務顧問はコチラ!