こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
クリエイターさんにとって、
PCや外付けHDDに入っているデータはまさに「命」。
だからこそ、トラブルが起きたときにデータ復旧ソフトや復旧サービスを利用することもあると思います。
そこでこの記事では、データ復旧ソフトや復元サービスの経費判断について、
クリエイターさん向けにわかりやすく整理していきます!
基本は「仕事で必要な支出かどうか」
大前提として、経費になるかどうかは、
「その出費が売上を上げるために必要だったかどうか」で決まります!
- 仕事で必要なデータ復旧するため → 経費になる可能性が高い
- 私用データ(ゲーム・写真・趣味目的) → 経費にはできない
つまり、仕事で使うイラスト・楽曲データや映像ファイル、
納品用の原稿などを守るために導入したのであれば、経費として認められる可能性が高いということです。
逆に、趣味のゲームセーブデータや私的な写真アルバムを復旧するためであれば、
残念ながら経費にはできません…。
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データ復旧ソフト・サービスの具体例
実際にどんなケースがあるのか、少し具体的に見てみましょう👇
復旧ソフトの購入
数千円〜数万円のソフトを購入して、自力で復元作業を行うケース。
たとえば「うっかり削除したファイルを取り戻す」「HDDが認識しなくなったときに復旧する」
といった場面で使われます。
経費処理としては、「消耗品費」に計上しましょう。
専門業者への依頼
自分ではどうにもならないトラブルで、復旧サービス会社に依頼するケース。
数万円〜数十万円と高額になることもありますが、制作データが消えてしまったときは、
この支出自体が「仕事を継続するために不可欠」と判断されやすいです。
経費処理としては、「外注費」や「修繕費」に計上しましょう。
バックアップ用ソフト
トラブルが起きてからではなく、あらかじめ備えてソフト導入したり、サブスク契約するケース。
「クラウドのフォルダに自動保存」「定期的な差分バックアップ」など、
事故防止の仕組みを整えるために購入したものも、仕事データを守る目的なら経費にできます。
買い切りソフトの場合は「消耗品費」、サブスクタイプなら、「通信費」に計上しましょう。
このように、利用するサービスやソフトの種類はさまざまですが、
共通しているのは「業務データを保護・復旧する目的で使っているかどうか」です。
その目的がはっきりしていれば、ほぼ問題なく経費として計上できると考えてOK!
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注意したいのは「私用と混ざるケース」
データ復旧ソフトやサービスを使うとき、
実はよくあるのが「仕事データと私用データが同じストレージに入っている」というパターン。
たとえば、
- 外付けHDDに、仕事用の制作データと旅行の写真アルバムが一緒に保存されていた
- PC全体を復旧したけど、業務関連のフォルダは全体の半分程度しかなかった
こういった場合、家事按分(かじあんぶん)という方法で、
「仕事で使った割合」を算出し、その割合に応じて一部を経費にすることができます。
具体例な例を出すと、こんな感じ👇
- データ全体のうち約6割が仕事用 → 復旧費用の60%を経費に計上
- 業務データと私用データが半々くらい → 費用の50%を経費にする
使用頻度やファイルの中身から、現実的な割合をざっくり見積もるのがポイント!
もちろん、按分割合は完璧に数値化できなくても大丈夫ですが、
「どうして60%にしたのか?」など根拠を持つことが大切です。
そして、経費として認めてもらうためにも、按分割合の妥当性を担保するためにも、
- フォルダ構成や容量の比率を簡単に記録
- 会計ソフトの摘要欄に「仕事データ復旧、全体の60%を経費」と書く
こうした小さな記録を残しておけると、税務調査でもスムーズに説明できますよ!
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データ復旧ソフトって実際どうなの?
じつはわたしも数年前に、業務用のPCとは別で使ってたHDDのデータが吹っ飛んだので、
EaseUSの復元ソフトを使用したことがあります👇
素人のわたしが使ってもある程度のデータは復旧できたので、
実際かなり効果はあったと思います。
ただ、その時に「これだけはどうにか復旧したい…」と思っていたデータは壊れたままだったので、
観念してHDDメーカーの有償による復旧サービス(66,000円)をお願いし、見事に解決しました!
そのため、復旧したいデータの量や重要度に合わせて、
自分でやってみるか、専門的な業者に頼むか決めるのが良いかと考えます。
ちなみに今ではスマホのデータ復旧サービスを行っている会社もあるようで、
こちらのFIREBIRD社さんは評判もよさそうなので、お困りの方は検討してもいいかもしれません👇
Q&A:データ復旧に関するあるあるなお悩み
Q. スマホのデータ復旧費用も経費になる?
A. 仕事用に使っているスマホであれば経費になります!
ただ、復旧データのほぼすべてがプライベートの写真・動画などの場合は、
経費にするのはやめておきましょう…。
Q. 復旧できなかった場合でも経費にできる?
A. はい、目的が「業務データの復旧」なら結果に関係なく経費にできます!
まとめ │ データ復旧ソフト・サービスも経費になるかも
- 仕事のデータを復旧する目的なら、復旧ソフトや復旧サービスも経費になる
- 復旧ソフト、サービス、バックアップソフトなどで会計処理も変わる
- プライベートなデータが混ざる場合は、家事按分で一部を経費に