こんにちは!
公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!
目のケア用品の経費判断について、クリエイターさんからよく質問をいただきます。
「イラストや漫画を毎日何時間も描いているせいで眼精疲労がひどいから、アイケア用品を経費にしたい」
「目の状態が良いとパフォーマンスが上がるから、アイケア用品も経費にできる?」
結論から言うと、健康維持・疲労回復目的では経費になりませんが、
例外的に経費にできるケースもあるのでクリエイターさん向けにわかりやすく整理します。
健康維持目的は経費にならない
大前提として、経費になるかどうかは、
「その出費が売上を得るための事業活動に必要だったかどうか」で決まります。
この点、健康維持やパフォーマンスアップのための出費は、
個人事業のお仕事をしてなくても必要になるものなので、原則として経費になりません…。
たとえば、こんな支出はNG👇
- アイマッサージャーのようなマッサージ器具
- 目薬、サプリ、プロテイン
- 整体・マッサージの施術代
- ジムの会費・フィットネス系アプリの利用料
たとえ「仕事のための体調管理」として使っていても、
私生活との関連性が強いと判断されることが多いため、経費として処理するのは難しいのが実情です…。
「この仕事してなかったら、こんなに目を酷使してない!」という気持ちは分かるんですけど、
こればっかりは、そういうものだと思うしかありません…。
例外的に経費にできるケース
とはいえ、すべてNGというわけではありません。
こんなケースであれば、アイマッサージャーが経費として認められる余地もあります👇
ガジェット・美容系レビューとして収益化している場合
YouTubeやブログでアイマッサージャーをレビューして広告収益や案件につなげているなら、
「コンテンツ制作のための費用」として説明できます。
「自分のケア目的」ではなく「商品を紹介して収益を得る」という使い方がポイントです。
複数製品を比較レビューしている場合
1商品だけでなく複数のアイケア製品を比較・検証するコンテンツを制作しているなら、
経費としての説明がより強くなります。
ただしこれらのケースは「レビューコンテンツとして収益化している実態があること」が前提です。
「将来レビューするかもしれない」という段階では難しいので注意してください。
また、経費に認められるケースはかなり限定的と考えられるので、
「健康目的ではなく、明確に売上とのつながりを説明できるか?」を踏まえて、慎重に判断するようにしましょう。
経費にならなくても、目のケアは大事
経費にはならなくても、眼精疲労のケアはクリエイターとして長く活動するうえで本当に重要な自己投資です。
目の疲れは「しんどい」だけでなく、こういった影響につながります👇
- 集中力が切れる
- 細かい作業の精度が落ちる
- なんとなく気分が重くなる
- 頭痛、吐き気につながる
わたし自身もアイマッサージャーを愛用していますが、数分使うだけで目の奥の重さがかなり楽になります。
経費にはならなくても、仕事のパフォーマンスを維持するための投資として持っておく価値はあると思います。
また、アイマッサージャー自体は経費にならなくても、
目に優しい作業環境をつくるための支出は経費にできるものもあります👇
- ブルーライトカットメガネ(仕事専用として使っているなら経費にできる余地あり)
- モニターライト・デスクライト
- 高解像度モニタ
- アームレスト・フットレスト
「目のケアグッズ」としてではなく「作業環境の整備」として経費にできるアイテムを探してみると、
じつは経費にできる支出が見つかるかもしれません。
Q&A:アイマッサージャーと経費のよくある疑問
Q. フットマッサージャーや肩こりグッズも同じ考え方ですか?
A. 同じ考えで、健康維持・疲労回復目的のマッサージ器具は基本的に経費になりません。
ただしガジェット系レビューコンテンツとして収益化しているなら、同様に経費にできる余地があります。
Q. 眼科への通院費用は経費になりますか?
A. 経費になりませんが、医療費は「医療費控除」の対象になります。
確定申告のときに医療費控除として申告する形になるので、領収証を保管しておきましょう。
Q. 目薬は経費になりますか?
A. 基本的には経費になりません。目薬は健康維持のための支出として生活費扱いになります。
ただし眼科で処方された目薬は医療費控除の対象になるので、領収書を保存しておいてください。
まとめ:アイマッサージャーを経費にするときのポイント
- 健康維持・疲労回復目的では経費にならない
- ガジェット・美容系レビューとして収益化しているなら経費にできる余地がある
- 経費にならなくても、目のケアはクリエイターにとって重要な自己投資
- モニターライトやアームレストなど、作業環境整備は経費になる
- 眼科への通院費は医療費控除の対象
「目を使う仕事だから経費になるはず」という考え方だけでは認められませんが、
作業環境の整備として経費にできるアイテムは多いので、そちらで節税を考えてみましょう。

