こんにちは、公認会計士・税理士の三橋裕樹です!
基礎期を終えるとようやく本番。
公認会計士試験の特徴の一つである科目の多さと、学習範囲の広さがジワジワと牙をむき始めます…!
自分のペースを保てるかどうかがカギになります!
※私はTACの公認会計士講座(web講義)を自宅で受講していたため、同じ境遇の方は特に参考になると思います!
科目別の勉強方法
今回もツラツラと書いていきます。
基礎期で書いたとおり、私が公認会計士講座に申し込みをした時にはすでに基礎マスターがかなり進んでいたため、毎日必死に講義消化を心掛けていました。
それでも上級期が始まった頃に基礎マスター講義を完全に消化しきれていなかったので、少し遅れて上級期の勉強を開始してます…。
【財務会計論(計算)】
財務会計論(計算)については、基本的に基礎期と変わりません。
上級期になると他の講義が一気に増えるので、最低でも2日に1コマ消化するイメージでやっていました。
ただ、計算は継続してやらないとすぐに実力が落ちるので、講義を受けない日に前日の復習をして、講義を受けた日はその復習というのが個人的には良かったです。
財務会計論は短答式、論文式のどちらにおいても主要な科目になりますので、答練を受けるまでに基礎力を固めるのがベストですね!
【財務会計論(理論)】
財務会計論(理論)の講義は個人的に一番辛かったです…。
講義で言っていることは理解できるのに、アウトプットできない。
これが個人的に一番モヤモヤした部分ですね…。
ただ、覚えるところを覚えれば点数が安定する科目なので、計算と同じく注力したいところです。
基本的には、最低1日1コマ消化してその日のうちに復習。また翌日に復習して講義も受けるというサイクルを回せるとベストです。
復習方法として私が全力でオススメするのがTAC市販の短答問題集!
これはベーシック、アドバンストとありますが、どちらも非常に有用です。
監査論、企業法についても同様なのですが、講義で学んだ箇所をその日のうちに解くことで、記憶の定着に驚くほど差が出ますよ!
理論科目についてはどれだけ文言や背景を理解しているかが勝負になるので、細かい表現で騙されないようにすることは本当に大事です。
テキストの復習箇所としては、主に対立する考え方をまとめている表を重点的に潰して、あとは文字が下線等で強調されているところを積極的に覚えましょう。
これができれば一気に点数が安定するので、早いうちからどんどんアウトプットしていくことをオススメします!
ちなみにアドバンスト問題集はこちらです!
【管理会計論】
管理会計論は上級期に入ると後回しにしがちな科目ではありますよね。。。
それでも講義を一週間に2~3コマ。復習も同じペースでやっていくことが大事です。
管理会計論については、本番でも点数が乱高下しやすい科目なので深入りせずに基礎問題で満点を取ることが本当に大事です。
【監査論】
基礎期から上級期に移行する際に一番ギャップが大きいのが監査論です。
この科目は実務を経験してない受験生にとって苦手科目とされがちで、勉強をするときも実務でどのようなケースが想定されるのかをイメージしながら理解を深めていくことが大切!
講義消化のペーストしては、財務会計論(会計)を受けていない日に消化するのが良いのかなと思います。つまり最低でも2日に1コマですね!
また、アウトプットについては財務会計論(理論)と同様で、TAC市販の短答問題集をオススメします。
監査基準委員会報告書の参照については、短答式が終わったあとからでも十分間に合うので、この時点ではスルーしましょう。
【企業法】
企業法に関しては、基礎期から変わることはありません。
講義を1日1コマ受けて復習というサイクルの繰り返しです。
企業法もアウトプットには、ぜひTAC市販の短答問題集を使いましょう!
もちろんTACからは別の問題集が提供されますが、それと合わせてどんどんアウトプットの機会を増やすことが必要です。
また、ポケット六法については基礎期と同じようにいつも持ち歩いてスキマ時間に眺めることをオススメします。
アウトプットを意識した勉強が大事!
当たり前ではありますが、いくらインプットしても問題を解けなければ何の意味もありません。
答練が始まるまでは、自分で教材を用意してどんどんアウトプットの機会をつくっていきましょう!
上級期の勉強方法まとめ
・理論科目はTAC市販の短答問題集をアウトプット教材として使う
・講義の消化ペースを安定させることが大事
・計算問題はテキスト、トレーニングレベルの問題を安定させる