会社を設立するなら決算期を何月にすべき?検討すべき2つのポイント

融資・経営支援

こんにちは!
クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

会社を設立するなら
事前に考えておくべくことがたくさんあります。

  • 会社名
  • 事業内容
  • 資本金
  • 株主、役員構成
  • 本店の所在地

などなど。

そして意外と盲点になりやすいのが
決算期をいつにするか。

名前を知っている会社だと
12月、3月あたりが多いですけど、

日本で会社を設立するなら
決算期を自由に決めることができます。

もちろん7月とか10月でもOK。

でも自由に決めて良いと言われると
よけいに迷ってしまいますよね…。

なので今回は決算期を決めるときのポイントを
2つほど紹介します!

 

こんな記事も書いたので
ぜひ参考にしてください!

クリエイター業も例外なし!個人事業主から法人成りするときに考えておきたいポイントと注意点!
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節税対策を取りやすい月を選ぶ

業種によっては
繁忙期がある程度決まってたりしますよね。

そのような場合には
繁忙期を避けて決算期を設定しましょう!

繁忙期といえば稼ぎ時。

だからこそ記帳・決算・申告よりも
ビジネスに集中した方がリソースが無駄になりませんし

そんな忙しいなかで
事務作業をやってもミスを連発する可能性が高いです…。

 

また、繁忙期と決算期を重ねると
売上が予想よりも急上昇したときに
節税策を取る時間的余裕がまったくありません。

これはちょっともったいない…。

なので具体的には
繁忙期の2~3か月前

もしくは

繁忙期の2~3か月後

このどちらかを選択しましょう!

繁忙期よりも前に
決算を迎えるメリットは以下のとおり。

  • 下半期に節税策を取るための時間的余裕が十分ある
  • 納税でお金が減っても、繁忙期で回収可能

 

これに対して繁忙期よりも後に
決算を迎えるメリットは以下のとおり。

  • 増えたお金で節税策を取りつつ、納税に備えられる
  • 申告書上で資金残高が増えるので融資面で有利

 

どの業種にも当てはまる訳じゃないですけど
参考にしてみてください!

12月・3月決算は極力避けるべき

また強いこだわりがなければ
12月・3月決算はやめておきましょう。

12月、3月決算の会社が多いので
世間的には1月~2月、4月~5月が確定申告シーズンということ。

つまり多くの税理士事務所も
そのシーズンは確定申告で余裕がない時期なので

新規のお客様と契約することに対して
なかなか消極的だったりします。

(個人事業主の確定申告対応もありますので…)

税理士事務所としては
8月頃がオフシーズンなので

その時期を狙うのも良いかも知れませんね!

 

◆余談

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