こんにちは、公認会計士・税理士の三橋裕樹です!
新型コロナウイルス感染症対策の一環として、様々な業態で在宅勤務化が進んでいます。
緊急事態宣言は解除された7月においても、週に2~3日出社するもののあとは在宅という勤務形態を採用している企業が多いのではないでしょうか。
在宅勤務は気楽に仕事ができる反面、意識して自制しないとついついサボってしまいがちであることや、出社・退社という切り替えのタイミングがないことで長時間労働化しやすいというデメリットがあります。
特に長時間労働はワークライフバランスを語るうえで大敵ともいえる存在であり、「なんとなく」夜遅くまで仕事をし続けているとプライベートな時間を確保することが難しくなり、精神的にも作業効率的にも負のスパイラルに陥ってしまいます。
そこで今回は、在宅勤務している方が簡単に取り入れられる長時間労働防止策や作業効率の向上策を紹介します。
タイムリミットを決める
在宅勤務中にやってしまいがちなのが、成果物が完成するまで仕事を続けること。
一見素晴らしいことのように見えますが、これこそ長時間労働が蔓延化する大きな要因の一つです。
長時間労働を避けるためには、まずタイムリミットを決め、その時間に間に合うように成果物を完成させなくてはなりません。
社会人であればパーキンソンの法則という言葉を耳にしたことがあるかも知れませんが、人間というのはどうやら与えられた時間やお金をすべて使い切る傾向があるそうです。
つまり、成果物を完成させるための時間が明確にされていない場合には、際限なく時間を費やしてしまうことになります。これではワークライフバランスなど取れるハズもありません。
そのため、在宅勤務により出社・退社に要する時間が浮いたとしても、従来以上に執務時間を増やすことはNGです。従来と同程度の執務時間で、成果物を完成させることを自分に課しましょう。
火事場の馬鹿力とはよくいったもので、納期ギリギリの時の集中力は凄まじいものです。
常にそのパフォーマンスを発揮することは難しいですが、タイムリミットを決めることで集中力を高めるようにしましょう。
習い事やデート等、予定を予め入れる
いきなりですが、憧れの異性と仕事終わりにデートする約束を取り付けた場合、何が何でもその時間までに仕事を終わらせますよね。絶好のチャンスを仕事に奪われる訳にはいきません。
私の場合はコンサート等でしたが、仕事終わりに自分のテンションがあがる予定を入れているとその日のパフォーマンスは飛躍的に向上します。
多忙にも関わらず多趣味で人生を謳歌しているビジネスマンを見たことはないでしょうか。
私の周りにも多くいますが、そういう人たちはまず自分の予定をスケジューリングしたうえで、仕事をコントロールします。
上述のパーキンソンの法則みたいな話ですが、「18時から友達と映画を観に行く」という予定を立てた場合には、打ち合わせが入ったとしても17時30分までには終わるよう進行するでしょう。
一方、「打ち合わせが終わって時間が余ったら映画観に行こう」という風に仕事を優先してしまうと、映画の時間を気にせず打ち合わせを続行してしまう可能性が高いです。
そのため、多少忙しくても「これやりたいなー」という習い事や趣味がある場合には、まずその時間を優先的に確保するようにしましょう。
◆余談
本日のお打ち合わせ後、雑談レベルで「ほとんどの人は税理士を選ぶ基準が分からない」という話を社長から頂きました。以前、顧問税理士に関する記事で書きましたが、結局のところは合う合わないに尽きると思います…。
最近、自然の景色を作業している際に見るようにしています。この記事は夜に書いていますが、こんな感じで波を見ながら編集しています。精神的な癒しというのが目的ですが、集中力が高まる効果もあるようです。