【クリエイター向け】高単価案件が怖く感じる時に、心のブロックをどう外すか

クリエイターのお仕事全般
スポンサーリンク

こんにちは!

公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!

 

お仕事の売上を伸ばしていくために手っ取り早い方法は、

高単価の案件を受けることや、新たに受ける案件の報酬を値上げしていくことです。

 

でも、実際はそんなシンプルに考えられる人って少なくて、

「高単価の案件があったのに、責任の重さに怖くなって挑戦できなかった」

「値上げしたいけど、いつも申し訳なさが勝ってしまう…」

こういう悩みが出てきてしまいますよね。

 

ただ、こういうときに弱気になってしまうのって、

スキル不足ではなく、お金に対する心のブロックが原因であることがすごく多いです。

 

そこでこの記事では、高単価案件が怖くなる理由や、そのブロックを外す考え方を、

分かりやすくまとめてみました!

 

これから事業を拡大していきたいと思っているクリエイターさん、

ぜひ読んでみてくださいね!

 

スポンサーリンク

「高単価案件が怖い」のは普通のこと

「高単価案件を受けるのが怖い…」と感じてしまうのは、珍しいことじゃありません。

この怖さには、いくつかの心理的な理由があります。

 

たとえば、

  • 責任が重くなるように感じる
  • 失敗したらどうしようと考えてしまう
  • 「自分なんかが…」という自己評価の低さが顔を出す
  • 金額に見合うパフォーマンスを出せる自信がない
  • 何かあったときに、大きなトラブルになることを想像してしまう

こういう思考が無意識に頭の中をめぐり、恐怖心が出てきてしまうのです。

 

とくに若手クリエイターさんの多くは、

自分の価値をお金に置き換えるという経験に慣れていないことが多く、

単価が上がるほど不安やプレッシャーも比例して大きくなりがち。

 

でもこれは、「勇気が足りない」とか「向いていない」という話ではなく、

初めてのステージに立つときに自然と生まれる反応が出ているだけ。

「今はまだ慣れてないだけ」と思えば、少し気が楽になりますよ!

 

◆おすすめ記事

【追加報酬は悪じゃない】クリエイターが持つべき考え方と正しく伝える交渉のコツ
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!お仕事のご依頼は基本的にうれしいこと。でも、個人事業主としてお仕事をしていると、こんな場面ありませんか?「当初の依頼より作業量が増えているのに、報酬はそのまま」「修正回数が想定よ...
【報酬はいいけど…】やりたい仕事とちょっと違う案件と向き合う、クリエイターの判断軸
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!「この案件、報酬はいい。でも…なんか違う。」「拘束時間が長くて、自分の作品づくりが後回しになってる気がする…」そんなふうに感じたこと、ありませんか?特に駆け出し〜中堅のクリエイタ...

 

3つの思い込みがお金に対する心のブロックをつくる

じつはわたしも、独立当初はお金に対する心のブロックが強く、

「自分なんかがこんなに報酬をもらっていいのかな…」と強い不安を抱えていました。

 

ただ、顧問契約をいただいてるお客様に話を聞いてみても、

多くの方が同じようなことを経験していて、その原因は思い込みにあるように感じてます。

 

そこで、わたしやお客様の体験を踏まえて、

心のブロックをつくる3つの思い込みと、それを克服する考え方をまとめてみました👇

 

①「高単価だと些細なミスも許されない」という思い込み

高単価案件を受けるときって、

「些細なミスも絶対に許されない」というプレッシャーを感じやすいですよね。

 

でも人間である以上、どんなに気を付けていても多少のミスは起こる可能性がありますし、

ミスがあったとしてもきちんとフォローできれば問題ありません。

 

また、クリエイターさんのお仕事はちょっと特殊で、

お客様が求めているのは完成度そのものより、

  • あなたのセンス・表現
  • 過去の実績やスタイル
  • 対応の丁寧さ・安心感

といった点であることが少なくありません。

 

だからこそ単価が高いからといって完璧主義に陥ったり、自分のスタイルを曲げたりする必要はなく、

自分らしく丁寧に仕事をすることを心掛けていれば大丈夫です!

 

②「自分が高単価をもらうのはふさわしくない」という思い込み

とくに独立から数年間はまだ手探りでお仕事をしている人が多く、

「こんな高単価な案件ふさわしくない」とつい自分を低く評価してしまうことが少なくありません。

 

でも、お客様からいただく報酬は、

あなたがいままで作り上げてきたブランドに対する対価でもあるんです。

 

自分なりのやり方でコツコツとスキルを積み上げ、

独自の世界観を持っているからこそ、その報酬を払いたいと思ってくれるお客様の目に触れた。

これ、客観的に考えたら正当な評価ですよね。

 

「この金額が妥当」という基準が見えづらいからこそ不安になりますが、

お客様に納得いただいてもらう報酬であれば、ふさわしくないなんてことはありません!

 

③「高いお金を受け取るのは悪いこと」という思い込み

自分で明確に意識をしていなくても、

「お金持ちは、なにかきっと悪いことをして稼いでる」

「お金をたくさん稼ごうとするのは、相手を搾取しているのと同じ」

こういう思考が根付いてる人って、ほんとうに少なくありません。

 

じつは私も少し前までずっとこの思考が抜けなくて、

予定していたよりハードな仕事であっても、「追加報酬なんて、なんかセコい…」って思ってました。

 

でも、冷静に考えると実際はまったく逆で、

  • 適正な価格をもらうからこそ、長期的にも無理なく丁寧な仕事ができる
  • 互いのストレスが減り、長期的な関係が築きやすくなる
  • 「安く引き受けすぎて疲れ果てる」という悪循環を防げる
  • 「競合他社よりも少しでも安く」という考えは業界全体を衰退させる

というように、高単価は「悪」どころか、

双方が気持ちよく、長期的に仕事を続けていくために大事なことなんです。

 

あなたが悪いことをしているわけでなければ、

ひとつひとつのお仕事に正当な報酬をもらうことに罪悪感を抱く必要はありません!

 

◆おすすめ記事

【クリエイター向け】お金の話ってどう切り出す?価格交渉のコツと伝え方のヒント
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です。イラストや作曲、動画編集など、クリエイターとして活動していると、避けて通れないのが「お金の話」。でも正直、「いくらになります」って言いづらい…って感じたこと、ありませんか?この記...
【価格設定が怖い…】駆け出し個人事業主・クリエイターが値付けで迷わなくなる3つの視点
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!「この価格、相手に高いって思われないかな…」「値段をつけるたびに、自分の価値を試されてる気がする…」そんなふうに、価格設定に不安やストレスを感じているクリエイターさん、多いと思い...

 

自分の仕事の対価は、自分が決めていい

すべてのクリエイターさんに忘れないでほしいのが

自分のお仕事の報酬は、自分が決めていいということ。

 

あなたが積み上げてきた技術、世界観、経験、人柄、制作にかけてきた時間、

それらは「ほかの人と同じ」とはいえない価値です。

 

だからこそ、

  • 「この金額なら丁寧に仕事に向き合える」
  • 「この単価ならまた次も受けていいと思える」

という自分にとって納得できる基準で値決めしてOK!

 

もしその金額で依頼が来たなら、その価値を感じてくれたクライアントがそこにいるということ。

もし高いと思われても、それは「合わなかっただけ」で、あなたの価値が低いわけではありません。

 

さらに、単価をずっと固定する必要なくて、

  • 経験を積んだら少しずつ上げる
  • 提供できる価値が変わったら調整する
  • お客様の評価も踏まえて調整する
  • 繁忙期は少し高めに設定

こんなふうに、色々変えて試してみると「これくらいがちょうどいい」がいずれ見つかります。

自分が無理せず、楽しくお仕事を続けられるラインを探してみましょう!

 

◆おすすめ記事

【値付けしたあとの不安】「高すぎたかも…」に押しつぶされそうなクリエイターの心の整え方
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!イラスト・作曲・動画制作…自分で仕事を請けて、自分で「値段」を決めるのって、本当にむずかしいですよね。そして、いざ「この金額でお願いします」と伝えたあと、「あれ…高すぎたかも…」...
【価格設定に迷ったら】クリエイターが時間単価から考える適正価格の見つけ方
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!「この案件、いくらで引き受けよう…」「安すぎたかも…」「高く言ったら断られるかな…」そんなふうに、価格設定で迷うって、クリエイターあるあるですよね。そこでこの記事では、時間単価を...

 

Q&A:報酬に関するあるあるなお悩み

Q. 高単価の仕事をプレッシャーに感じたら断るのもアリ?

A. もちろんアリです!

「少しキツいかな?」と思うお仕事をこなすことで成長できるタイミングもありますが、

心の余裕があまりないときや、自分にとってキャパを超えるような案件はきちんと断りましょう!

 

Q. 値上げ後に「今まで通りの報酬でやってほしい」と言われたときは?

A. たとえば「修正要望を2回まで」「納期は〇週間先」など、サービスを一部限定しましょう!

今までの関係値があったとしても、一方的に損をする状況は長期的に継続することができなくなります。

 

◆おすすめ記事

【安く見積もられるのがしんどい】ちゃんと価値をわかってくれる人に届けよう
こんにちは!公認会計士・クリエイター特化税理士の三橋裕樹です!個人事業主として活動していると、こんな経験ありませんか? がんばって作ったのに「高い」と言われる 値切り交渉されてモヤモヤする 「この金額は出せない」と言われて落ち込むでも、それ...

 

まとめ │ お金に対する心のブロックは、いずれ外れていく

  • 高単価が怖いのは、お金に対する心のブロックが反応しているだけ
  • 適正な報酬をもらうことはビジネスとして当たり前のこと
  • 自分のお仕事の報酬は、自分が決めていい

 

\ 報酬の決め方に迷ったときも /

「何を基準に報酬を決めればいいかわからない…」

そんなお悩みも、クリエイター特化の税理士があなたの状況に合わせてアドバイスします!

お問い合わせはコチラ!