こんにちは、公認会計士・税理士の三橋裕樹です!
社会人になると必然的に本を読む機会が増えますよね!
本を一冊読むにしても意外と時間がかかるので、多忙な人こそできることなら「速読」を意識したいものです。
ただ、そういう話をしていると絶対に出てくる話が「本とじっくり格闘してこそ意味がある」という意見…。
個人的には使い分ければ良いのではと思っています!
専門書と小説はまた違う
例えばですが、小説は世界観にどっぷり浸ってこそ面白さが味わえると思うので、無機質にページをめくっていくのは個人的にあまりオススメしません。
面白くてのめり込んで、気付いたらアッという間に読み終わっていたなんてことはあっても、「今日中に3冊読むぞ!」と急ぎながら読むものではないということです。
(ミステリー系の小説だと「だからあの時こういう表現で書かれてたんだ!」とページを見返すこともあったりしますよね。)
一方でビジネス書はバシバシ読み捨てるような勢いで読んでも良いモノだと思っています。
小説のように一言一句表現を気にして書かれているものはそんなに多くないですし、極端なことを言えば数ページにわたるブロックであっても要約した内容さえ分かれば読み飛ばしても良いことになります。
そのため、自分がたっぷり時間をかけるべきかサクっと一周するかどうかは自分で決めるものであって、誰かの意見に左右される必要はないでしょう。
必要な箇所まで読み進めなければ意味がない
何より、本と格闘することを意識するあまり、必要な箇所に辿りつけないようであれば意味がありません。
私が学生時代に陥っていたのはコレです。
難しい専門書を手に取り、その内容を全て理解しようとして1日10ページくらいしか進まない毎日。
300ページの本を読み切るには30日かける必要がありますが、もちろんそんなことを毎日続ける気力もなく、途中で挫折し、しかも結局のところ内容を何も覚えていないという悲惨な結果に。
こうなってしまっては何も身に付きませんし、何より本を読むことへの抵抗ばかり増していきます。
書いてある内容についてザックリとした理解をするのが先
これを避けるために、私は以下のような手順で本を読んでいます。
- 本の帯を読む
- まえがき、あとがきを読む
- 目次を読む
- 数分以内で一周
- 普通のペースで一周
1~3までやるだけで、「この本にはこういう事が書いてあるのか」ということが分かり、その次に1ページ当たり数秒くらいのペースで本を一周すると、書いてあることがより具体的にイメージできるようになります。
これらを準備運動として取り入れたうえで最初からゆっくり読み始めると、何も考えずに本文を最初から読むよりも遥かに頭に内容が入ってくるようになるかと思います。(少なくとも私はそうです!)
あくまで例ですが、目的地に自転車で行く時も行き当たりばったり道を選択して進むよりも、一度ナビで最短ルートを見てから走り始めた方がだいたい速く着きますよね。
つまり、上述の手順は本を読むにあたってのルートづくりをしているようなもの!
もし時間がない場合であっても、4をやった時に「ここだけは読みたい」という目星を付けられますので、最悪そのブロックにだけ時間を割けば目的を果たしたことになります。
このようにやっていけば、全く手をつけていない本がどんどん溜まっていくという悪循環を解消できますので、参考にしてみてください!
◆編集後記
先日、とある専門家のサービスを受けたのですが、事前の説明なしにいきなり始まったのでモヤモヤが凄かったです…。事前コミュニケーションの大切さを痛感した次第です…。