こんにちは、公認会計士・税理士の三橋裕樹です!
顧問として関与させて頂いてるお客様と話をしていると、交渉力を付けるために売上を上げることの大事さを痛感します。
売上を上げるとお客様を選べる
売上を上げれば、自分と合わない相手からの注文があった場合でも断る選択肢が生まれますので、そういう意味ではお客様を選ぶことができます。
選べる、なんて言うと聞こえが悪いかも知れませんが、
独立してまで自分と合わない相手とビジネスをしたいかと言うとそんなことないですよね。
理想を言えばお互い尊敬できる相手と仕事をして、お互いに反映を目指していきたいものです。
しかしながら、開業間もない時、経営が傾いた時のように一刻も早く売上が欲しい時はそんな事を言ってられません。
「ピンチを脱するため、今年いっぱい我慢しよう」
自分ではこの一年だけと思っていても、一度締結した案件を切ることも心理的になかなかハードな話ですので、
やはり売上を伸ばして、こちらの交渉力を高めるのがベターでしょう。
特定の販売先への依存度を下げる
案件を切らないまでも、特定の販売先への依存度を下げるだけでも交渉力は大きく変わってきます。
例えば、年間1,000万円の売上のうち、500万円が特定の販売先に対するものであったとしたら。
多少その得意先に無理を言われても、失注するくらいであれば受け入れてしまいますよね…。
一方で、50万円くらいの得意先であれば、「うちのやり方が気に入らないなら結構です」と断ることもできるでしょう。
実際に断るかどうかはともかく、「別にこの案件が失注しても次頑張れば良いか」くらいに思えれば交渉の場における心理的な余裕もまた違うものになります。
ポリシーに合わない相手がいるとブレる
また、合わない相手と仕事をし続けていると自分のポリシーがだんだんブレていきます。
大した話に聞こえないかも知れませんが、自分のビジネスを守るうえでポリシーって結構大事です。
個人でやってるような場合は尚更。
例えば税務の面で言うと、「厳正な税務指導を徹底するぞ!」というポリシーを持っていたとします。
それでも、いつもブラックな話ばかり持ちかけてくる人が一人でもお客様になってしまうと、他のお客様にも「これくらい大丈夫か」と自分のポリシーがどんどんブレていってしまいます。
ポリシーに反するということは、自分がやりたいと思っている事、やるべきと思っている事に反する行動を取るということ。
本心に背いてビジネスを続けても疲弊してしまうだけです。
売上をドンドン上げて、強い交渉力を持てるようにしましょう!
◆編集後記
酸味の強いコーヒーは苦手なのでずっと敬遠していたのですが、今日初めてパプアニューギニアの豆を使ったコーヒーを飲みました。少しフルーティで意外といけます。